下衆なマニヤの有神論

小説を書き続け(途中絶筆したが)十云年、自分の力が如何程のものか試したい。

【趣味】映画見まくったらなんと、内容が繋がっていた!?

映画見まくっています。

先日の「許された子どもたち」

tora-kaibuntei.hateblo.jp

の次に「ハリエット」

harriet-movie.jp

そして先日アメリカの独立記念日に「ルース・エドガー」

luce-edgar.com

を見ました!

 

全て社会派映画であるということは共通してるんだが、ハリエットの感想を書いてる途中でルース・エドガーを見たら

とりあえず言っておきたいことが出てきてしまったので色んな奇跡を自慢しよう(笑)

 

本当に、自分でびっくりするほどそれぞれの作品に繋がる部分があって……

 

◆許されたこどもたちとルース・エドガー

犯罪を犯した(?)子供と家族の関係性の描き方がそれぞれあって比較せずにはいれず面白かった。

ルース・エドガーの方が謎を残してスリルのある作品になっているだけにエンタメ性は高いんだが

親の葛藤や決意みたいなところは許された子どもたちの方がリアルな気がする。

 

◆ハリエットとルース・エドガー

黒人で初めてお札に顔が印刷されるほどになった英雄ハリエット。

黒人の高校生が主役のルース・エドガーにはなんと「ハリエット先生」という準主役の黒人女性がいます!!

うおぉーすげぇー!

そして、優秀と褒めたたえられ期待されているルース・エドガー。すばらしい人物です。

黒人としてのありかた、アメリカでの生き方みたいなところを探るのもテーマになっており、共通してます。

 

感想をこれ以上言ったらネタバレになっていくので言いません。(別に書きたい)

んが!共通点はなかなかに多い。

 

◆ルース・エドガーの一番好きな日

なんど作中、好きな日を聞かれたルース・エドガーは「アメリカの独立記念日だ」と答えます。

くしくも一昨日!自分がルース・エドガーを見た日と同じです!

映画を見ながらテンション爆上げでした。

 

 

そんな感じで早く感想を書きまくりたいです。がんばろ。

【趣味】映画「許された子どもたち」鑑賞!

めずらしく自分が邦画を気になりてよりてみるに。
ということで単館映画系で話題の「許されたこどもたち」を鑑賞してきました!
f:id:tora_kaibuntei:20200703010346j:plain

http://www.yurusaretakodomotachi.com/
あらすじは、公式が全てです。もうきっちりあらすじを言い切ってくれていますのでそちらをどうぞ。

【鑑賞条件】
◆時間:平日正午
◆客層、男女比:年齢層は高め。男女比5:5くらい、20名くらい入っていた。



さて案の定のネタバレありで・・・・・・と思ったけど
ネタバレなしで言える感想を言っておきたい。


あらすじにもあるとおり、これは同級生を殺した「加害者」の物語である。
で、自分はそのへんの事件性とかは理解しつつも、なによりも感じたのが……

少年たちの爆発しそうなほどの若さ、熱さ!!
内に孕んだあやうさ!!

これ!!これです!!!
なんというか、もう自分がすっかり失ったものをそこに観たというか。
ふつうは見えない衝動や力が具現化されてて正直ものすごく羨ましくなった。
何かに対していらだちを覚えても、それを表出させる術はもう自分にはない。
激しい怒りもなければ突っかかるほどの度胸もない。
後先考えない無謀さも子供ながらのものだと思う。
作中の彼らは犯罪を犯したわけだが、そもそもの若さとエネルギーの爆発がまぶしいと自分は感じた。




そんで、以下からネタバレとかです。




※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

◆冒頭、血塗れの少年
頬に大きな切り傷を作った少年。流れ出る血が服を濡らし、呆然と歩いてくる。
そこに駆けつけた母親が抱きしめると、少年は幼児返りをしたように親指を吸う。
母親に抱かれる子供の安堵感と、子供を傷つけられまいと守るあまり依存する母親の完成だ。

◆不良少年4人
誰かが一所懸命作った(おそらく地域の学校かなにかが)さまざまなかかしが飾られるのを見た13歳の少年たちは
中でも一番弱い立場の緑夢(ぐりむ)にかかしを壊すよう命令するが、緑夢がよわよわキックを見舞ったことで嘲笑。
こうやるんだよ、とショーンとカミュがボコボコにしはじめるがいまいち本気が出ていない様子。
それを無言で見ている絆星(きら)。
そこに通りがかった小学生(障害がある??)と保護者に見られた瞬間、絆星が動き出し誰よりも荒々しくかかしを蹴り倒し、引き裂く。

このシーンは、絆星が自分の存在や力を誇示するような動作だと感じた。
なぜなら絆星に火がついたのは、見られてからだ。見られなければたぶんグダグダに終わっていた。
自分が危ない人間なんだ、一目置かれるべきなのだという認識が、荒々しい行動に掻き立てている感ある。

◆絆星役上村侑さん
すさまじい眼力!大人と子供のぎりぎりさとかがすごい!
これ言っていいのかわからないんだけど……柳楽優弥みある!
奇しくも柳楽さんも、社会派映画で話題になった方。
演技もすばらしいし、今後がすごく楽しみな俳優さんだ。

◆殺人
とにかく彼らは暇がいやなんだろう。
学校にも社会にも家庭にも不満があって、でも何が不満かというとそれを言葉にできない感じ。
同じクラスの樹(いつき)に割り箸でボウガンを作って持ってこさせ、早速遊び始めるが、ボウガンの矢を回収するのにもたつく緑夢に苛立つ絆星。
なんの考えもなく緑夢にボウガンを向ける。

これ、ここです。
この時の絆星は殺そうと思っている感じは全く無かったと思う。
向けてはいけないものを向けることで、自分の危うさを示したかったのではないか。
そして向けることで狼狽する仲間からの視線に満足していたのではないか。
しかし、そこに樹が出てくる。
樹はいつもつるんでいるメンツでもなく、映画のシーンとしては絆星たちから殴られたりなどがっつりいじめられてはいないが
それでも強引に呼び出されたりする姿はいじめと判断していい。
樹自身はめちゃくちゃイヤだっただろうが、怖いしボウガンづくりなどに従っていた感じがする。
そんな樹が緑夢を守るように立ちふさがったのだ。
絆星の内心の動揺が手に取るようにわかる。
(は? 何してくれてんだ。 お前出てくんなよ)
自分に抵抗などするわけがないと思っていた人間の予想外の行動で襲う突然の不安。しかしそれを悟られれば自分の立場も落ちる。
向けていたボウガンをおろすこともできない絆星は引き金を引いた。

決して殺したいほど憎かったわけではない。
ただ、自分のために絆星は引き金を引いた。それがどんな事になるかなど、考えもしていなかった。
そんな感じの殺人シーンだった。

なんというか、その「引き下がれないからやるしかない」感は自分はものすごく共感できる。(殺すとかではない)
そして、自分の心が揺さぶられる物語の一つの特徴だ。

◆殺したのに
本当に息絶えるまでをみることもなく、少年たちは逃げ出す。
帰宅した絆星は、居間で洗濯物をたたみ始めると 母親がうれしそうに微笑み、一緒にたたみ始める

母親の前ではいい子の絆星。ただそのいい子さも、露骨ではなくとても自然だ。
さっき同級生の命を奪ったのに、そこにいるのは至ってふつうの、家族思いの子供の姿。
そのギャップに、見ている自分はえらい気持ち悪さを感じた。
それはその姿があまりにも自然だったからだ。悪いことをしたと思っている様子もない。
善悪がないのではなく、絆星の中では現実と事件が切り離されている。
その後、母親は家にかえって来ていないという樹くん探しを他の親と一緒にし始める。
そうして、川で亡くなっている樹君が発見される。

◆警察
家にやってきた警察。絆星を前に、証言を迫る。
そうして自分がやったと認めた絆星。
やっと現実の事件と、それを直視しようとしなかった自分がつながった。
ここまでは、犯罪を犯した少年の更正物語でも進められそうな未来が見える。
罪を認め、きっちりと刑を受けてほしい。誰もがそう思っただろう。

◆世間
世間の興味を引いた事件ということもあり、捕まった絆星のいろいろが一気に暴かれていく。
特にネットでの声が大きく、実際の人の声ではなく文字で画面が埋め尽くされていくシーンは、人を糾弾する場面にしてはあまりにも淡々としている。
人の熱を感じないのにその字面は激しいものだ。
ただ、そのコメントにもなんとなく理解を示す自分もいる。
なんとも言えない気持ちになった。

◆母親
家にマスコミが来たり野次馬がきたりと激しいバッシングを受け、両親もホテルに避難することに。
その道中、車の中で母親が「●●くん(失念)と絆星は何も関係ありません!」みたいなのを言うと、女性刑事が怒りの表情で助手席から振り返った。
「樹くんです!」
「え?」
「今回の事件で亡くなったのは樹くんです。被害者の名前も知らないんですか!?」
と怒りと悔しさの混じった表情で言い放つ。
母親は、その樹君探しに行っていたのに、知りもしない。それどころか、自分の息子が犯人だと捕まっている状態なのに。
その後、あからさまなマウントを取りで「あなた、子どもはいるんですか」と母親が反撃。
「そんなの関係あるんですか」と聞く刑事に「あなたにはわからないんですよ、子どもを持つ親の気持ちなんて」と言い放つ母親。
そんなん知らんわ!と言いたくもなるが、過去、頬に傷が残るほどのいじめを受けて血みどろで帰ってきた絆星の姿を冒頭で見ている観客の中に
母親のその言葉を完全否定できる人がどのくらいいるんだろう。

明らかに見ている側は、被害者ではなく加害者の立場に寄った視点でこの映画を見ていると認識させられたシーンだった。

◆演出なのかな?
始め、出てくる飲み物にストローが刺さっていることがやたらと気になった。
それを口にしてチューチュー吸うわけだが、そこにそこはかとない幼児性を感じたのは自分だけなんかなぁ。勘違いかなぁ。
それをするのが子どもだけではなく、母親もだったのが印象に残っている。

◆罪を認めたのに
しかし、取り調べを受ける絆星を待っていたのは、大人の勝手な思惑だ。
「絆星がそんなことをするはずがありません」という母親。
「緑夢くんは、絆星くんが殺したって言ってる。このまま認めると、絆星くん一人だけに罪が着せられることになるんだよ」と言う四宮弁護士(女性)。

ちょっと、これは自分「おいおいおいおい」と心の中でめっちゃつっこんだ。
母親の気持ちは理解できるとして……弁護士は、そんな緑夢の名前出して大丈夫なんか?と。緑夢を保護する気持ちゼロやん。
ーーとシーンを思い返してたら、四宮弁護士と同席してた弁護士仲間がどん引きしてたな。
あの人完全に(それ言う!? 言っていいの!?)ていう雰囲気だったから、本当は言ったらだめなやつやったんやろな。
※ 案の定、のちに緑夢はそのことで絆星たちからボコボコにされる。

大人に「やってないよね?」と言われ「自分だけが罪を背負うんだよ」と言われ、絆星がどういう考えに至ったのかを思うとしんどいもいのがある。

◆判決
大きな裁判所とかではなく、裁判官もわかりやすく明確な言葉で絆星に説明とかをしている。
絆星の弁護側はまぁ、そりゃ弁護するよな。という感じでしっかりとお仕事をしている。とにかくやっとりません。
最後、被害者の親が陳述をしようとした時、絆星に退出が命じられて退出していく。
「なんで退出させるんですか!」と言う被害者父に「子どもが動揺したりしないようにです」みたいなのを言う裁判官を見ていて
(いやいやいや、動揺させればええやんけ)と思ってしまった自分はネットのあの書き込みと同じなんだろう。
その後被害者父が「きみは」みたいな感じで加害者に問いかける言葉を読み始めるが、そこに加害者はいない。
いるのは加害者の父母だけだ。読み始めてすぐに涙声になり、声が出せなくなる被害者父。
そりゃそうだよ、だって加害者を問いつめたくて書いてきたんだもの。それが相手に届きもしないってどんだけ悲しいことか。
その言葉を自身の背中に淡々と受ける絆星の母の表情は、あきらかに苛立ちと不満に満ちている。
「うちの子はやってません!」と今にも言い出しそうだった。

◆各夫婦の演技がすごい
加害者側夫婦。被害者側夫婦。どちらも演技がものすごい。
特に自分が苦しくなったのは、被害者の母親と父親。
声を殺してずっと泣いている母親は憎しみと苦悩に満ちていて、父親は悲しみと怒りを爆発させる。
最後の方に母親が淡々と言った「あなたは何を謝りたいの」という言葉が、少年にどれだけ突き刺さったか考える。

◆結局無罪
無罪になり、保護観察もなく、ふつうの生活に戻れることになった絆星とその家族。
ここまで見てると「胸くそ悪いわ、大人の都合で子どもの更正の機会を奪いやがった」という気持ちにもなるが……
問題はこの後だ。

◆私刑
無罪になったにも関わらず「やったんだろ」と責め立てるネット。世間と近所の空気。
家への投石や落書き、悪意のある張り紙。
無罪になったにも関わらずまともな生活はできない。
当然無罪なのでふつうに学校にも行くが、そこで同じクラスの男子とトラブルに。
クラスの男子の顔に樹の姿が重なり、殴りかかる絆星。
ほらもー!大人の思惑で「無いこと」にされた罪悪感の行く先が、トラウマみたいになっとるやないか!!!と思わずにはいられない。

そこで一つ疑問というか、思ったこと。
クラスでは別にいい子だったわけではない絆星グループ。
まともそうな子が多いクラスなのに、そこで絆星の素行の悪さが表出しなかったはずはない。
緑夢への露骨ないじめに関しても、誰も何も知らなかったわけでもない。
あれだけの粗々しさを見せる絆星を諫めたり、声を上げた人は誰もいなかったんだろうか。
そうなっていたら、母親がその素行の悪さを知ることもできたのになぁ。否定したとしても、それがあっての殺人であれば気持ちの持ち方も違うだろうに。
実際は殺人が起き、疑惑の生徒がいてもクラス変えもないわけで。
大人(母親など)が変わらない生活を望んだのかもしれないが、無理があるのでは……と感じた。

◆私刑(物理)
河原で知らない不良にボッコボコにされる絆星。
緑夢まで参加して絆星をボコる。
やめとけやめとけ。
結果的に入院するレベルのけがを負う。あんなに自分の強さを誇示しようとしていた絆星がずたぼろになる姿は、爽快でもあり辛くもある。

◆追い込まれて逃げる
まぁとにかくネットを中心とした誹謗中傷がすごい。
改めて裁判を求めると遺族が明確にすると、その訴状を受け取らないため、そして非難から逃れるための逃避行が始まる。
母親は「やってもいないのに、どうして私たちがこんな目に遭わないといけないの!」「逃げるなんていやよ!」と言っていたが、父親の説得と現実的に追い込まれていることもあり逃げることに。
住まいを変え、名前を変え学校にも行く絆星だが、何を思っていたのだろうか。
父親が「このまま、見つかるたびに逃げ続けるのか」などと言っていることから
事件が13歳、14歳になった誕生日を 映画終盤に住んでいた家で迎えたということは
11ヶ月以下の期間にすでに何回も引っ越していることになる。

◆新しい学校
あいさつ当番の委員長的男子。めっちゃわざとらしいいいキャラだなwww
前を通り過ぎたモモコ は無視するのに、その後に来たヨシアキ君(絆星)にはしっかりと名指しで挨拶をしている。
なお、そこに至るまで……絆星は、収集所に集まったゴミ袋を蹴りまくり蹴散らしている。
パーカーをかぶって、ポケットに手を突っ込んで荒々しくガンガン蹴りまくる。
うわあぁぁぁあああああ!!!
格好いいよーー!!! めちゃ青春じゃん!!!好きじゃーー格好いいよーー!!と思う自分。血がたぎる。
あれは、17歳以下に許された(許されない)神聖なアホ迷惑行為だよな。18歳以上はやっちゃだめなやつ。途端に寒くなる。
なお、現実に出会ったら映画の中でもいた出会いがしらのおっちゃんみたいになる。絶対。

◆いじめ
そんなカッケェ荒々しさを見せながら登校したら、モモコががっつり
いじめに遭っているのを目撃。
よくある展開なら「おいやめろよ!」みたいなことになりそうだが当然ならない!!!!!!!!!
おい、よしあき(絆星)さんを誰だと思ってんだよ、なんせ一人殺してんだぜ!という気持ちにもなる。
とにかく興味がない。どうでもいい。そんな感情がよく分かる表情、演出だった。

◆中学校とモモコ
逃避行で一気に遠い場所の遠いところに引っ越したのかと思ってたので(海の町っぽい印象を受けた)
皆がふつうに共通語をしゃべっているのに違和感を覚えていたんだが
意外と近いところに引っ越してたっぽいのが分かって驚いた。

ちょっとロリっぽい服を来ているモモコ。
中学校は徒歩通学が多く公立のようだったから、たぶん小学校から一緒の子もたくさんいたと思う。
その中でどうしていじめられることになったのか気になる。
演劇部の顧問と付き合っていたというのがクラスメイトから暴露されていたがその程度でいじめの対象になるんかな。
まぁいじめなんて、何がきっかけなのかなどほとんど意味を成さない議論なんだろうけども。

モモコのキャラクターはなんというか、今までリアルな人間が描かれてきた中で突然現れた創作のキャラクターっぽくて違和感を覚えてしまった。
ほとんど感情を外に出さないとか、14歳の割には心が強いとか、そのバックグラウンドを知らない限りは理解してあげられない。
世間と自分の過ちと信じるものと苦しみに雁字搦めになってもがいている登場人物の中で現れた、まるで答えを知っているような人物……。
そのモモコを考察すると以下だ。

ここからは予想でしかないが……モモコが演劇部の先生にセクハラをされていて、無理矢理キスされたとかは本当のことだったんじゃないか。
演劇部の先生は生徒からの信頼も厚く、逆に深い友達もいなかったモモコは本当の事を言っても信じてもらえないし、言えば言うほど孤立していく。
じゃあ何も言わなければ自分が傷つくこともないと否定もしなくなった結果、顧問の言い分は明確になっていく。
「無理矢理キスしたんじゃなくて付き合ってました。それどころか生徒に迫られたのは俺のほうです」くらいは言ってそうだ。モモコはもう疲れて否定もしない。
とはいえ学校も放置はできないので、先生は異動。そして残ったモモコにはねもはもない噂だけがついてまわる。

そんであのような子になりました、という。勝手な妄想で補完。

◆割り箸ボウガンを自作
このシーンすごいなと思った。
無かったことにされた自分の罪を確認するかのように、一心不乱に作成する。

◆そこに乱入するモモコ!
淡々とボウガン作りをアドバイス
すげーな、よくそんなアドバイスをよく知らん同級生にできるな。と思ったけど「ちょっと待て自分」と気づいた。
観客はそりゃ絆星の悪行を知っているからそう思うかもしれないが
モモコからしたら、ヨシアキ(絆星)くんはただ転入してきた男子生徒で、ちょっとワルいそいつの後をつけたらしょぼボウガン作ってた、というだけだ。
自分を知らないからこそ、相手に本音を漏らせるというモモコの気持ちも分かる。

◆よしあきくん
絆星の孤独と自分の孤独を重ねるようなモモコ。
もっと淡々としている子かと思ったら意外と絆星の後を付けたりとよくわからない。
あれはなんだ?恋なのか?逃げる者同士の嗅覚てきなもんなのか?
絆星の隠れ家で一緒にたばこを吸うシーンはなんかホッとしたな。
(あー絆星にも他人と居場所を共有するだけの心の場所はあったんだ)という安堵。
二人はなんとなく学校以外では一所にいるようになるけど……うーん感情がよくわからん。
あんな隠れ家に二人っきりでいたら、なんていうか……こう……フフ……下品なんですが……(略)ってならないですかね。
仮にも絆星は14歳なわけで……おそらく大人顔負けの「わるいこと」を他の子よりも見たりきいたりやったりしたかったのを考えると、そっち方向に熱がいかなかったのかも気になる。
(べつにそういうのを見せろいうわけではない)
彼らが性に対して意識が行かなかったと考えると途端に可愛く見えてくるのは自分だけだろうか。

◆ボクシング少女!!
いつものように赤いゴミ袋を蹴り上げ登校する絆星。
「なにしてるの」と声をかけてきたのは、めがね少女!
「なんだよ文句あんのかテメー」くらいの威圧で寄った絆星に対して、メガネ少女が腹?に一発拳をたたき込んだ!
なお早すぎて拳は見えていない!
腹を押さえて崩れ落ちる絆星。
そこまで絆星よりの目線だったはずの自分が「ざまぁー」と思ってしまったのにハッとした。

◆中学校「いじめの話し合い」
このシーンめっちゃ良かった!!!
なんていうか、ガチで話し合ってる感あってむずがゆさもありつつ、言っていることは意外と深くて聞き入ってしまった。
名前が出てきていない?ショートカットの女の子の意見や口調が好きだった。

そんな風に自分がホワホワしながら見てたら、突然「君はどう思うの、市川絆星くん!」と言う委員長男子!
どよめくクラス。「君は分かるよね、だってクラスメイトを殺してるもんね!」みたいなことを言いながらアキヨシが絆星だと暴露。
収集つかなくなるクラス。
絆星は無表情だ。見ている自分は(やめたれやめたれ)と思うわけだが、これも人によっては(いいぞやったれ)と思うのだろうか。
それが間違いなわけではないが、自分はどうしても絆星の心の底に寄り添いそうになる。

結局わーわーなってるクラスの中「市川絆星がいますって拡散するぞ!このボタン押したら拡散されるんだからな!」みたいなマウントを取る委員長男子。
うぇへへへwwww突然の小物感すげぇなwwww
でもなんかリアルなんだよなぁ。クラスのカーストトップで、自分への支持が嬉しい委員長男子。
「さすが!」ともてはやすクラスメイト。
なんでここで引いてる子一人もいないんだろう、と思ったけど、声に出さなくてもそりゃ殺人事件の犯人が同じクラスに転入してきたと思ったら衝撃だよな。
声がでかいやつらは否定的な人が多いだけで。
「ホーらボタン押しちゃうぞ~」とにやにやする委員長男子、煽る周囲。
そこで「やめなよ!」と叫ぶモモコ。モモコかっこいい!!
しかし委員長は「なんでだよ、こいつは人殺しなんだぞ!」とか説明する。
いや、これガチでモモコがいじめられてる対象なら、委員長男子も一瞥くれて「はぁ?」って言い捨てて無視しとけばいいんですよ(いじめの思考)
モモコにちゃんと対応している時点で、モモコはいじめられていなかったのではないかとすら思ってしまうのは歪んどるのでしょうか……。
で結局「付き合ってるんだ!」みたいなことも言われ、委員長男子のスマホを奪おうとするモモコともみ合いが始まる。
しかし押され転倒するモモコ。
それまで無表情で耐えていた絆星が立ち上がって、片手でいすを振り上げた。。
悲鳴があがるクラス、恐怖で動けない委員長男子。
優位にたったと思ってえらそうにしとったけども、結局暴力にはおびえるしかない委員長男子の浅さと子どもらしさがでる。
結果的に、このごたごたの中で絆星の情報は拡散されてしまう。

◆ 父ちゃん
家がばれたことで、遺族がやってきて訴状を渡される。遺族は、憎しみと苦しみでいっぱいいっぱい。
一方で、受け取る絆星の父親ももうボロボロだ。
こんなことになるたび学校が変わる絆星も絶対しんどいが、自分は父親の精神的苦痛を思うと滅茶苦茶しんどくなる。
比較的まともな精神をしていた父親が、逃げながら職を変え家族を養うことへのプレッシャーに耐えられなかったのは想像もつく。
結局妻と口論し、平手打ちをしてしまった父親は深夜に出て行ってしまう。
(このシーン、映画館のスクリーンが小さかったこともあり何が起こったのかちゃんと理解するのに時間がかかった)
これでより濃厚な絆で繋がった母子は、一層孤立していくことになるわけだ。

◆モモコとのひととき
あいかわらずいじめられているモモコは、牛乳を頭から掛けられてダッシュで逃げる。
逃げた先は絆星の家。学校に行っていない絆星はモモコに何かあったことを察して家へ入れる。
そんでお風呂を借りたモモコが借りた服は、ぶかぶかの絆星のヤンキージャージ!!
うおおおぉぉぉ彼ジャージじゃん!と思ったけど、これはかなり意外だった。
互いに依存するような濃厚な母子関係だが、そこに女子が入れるんや、と。
しかも息子の服を貸す程度の認識を持っている母親。めっちゃ意外。
女の子だから母親の簡単な服かなんかきせるのかと思ったけど。

そこから急速に近くなるモモコと絆星、そして母親の距離。母親めっちゃ嬉しそう。
3人でパイを焼く姿がとてもかわいい。
生地作りに中途半端に参加したせいで手を粉まみれにさせて行き場なさそうに手を開閉させる絆星。
絆星のへたくそさに「貸して」と言って参加するモモコ。
それを受け取ってこねこねする母親。
母親の笑顔を見てハッとする。この笑顔、冒頭で洗濯物を畳んだ絆星に見せた以来じゃないか……。
せつねぇ、たったこれだけのことが、この母親にとってどれだけの救いなんだろうか。
しかし一方で(いや、逃げてんじゃないよ! 遺族はそれどころじゃないよ!)という気持ちもある。

◆モモコの独白とキス
「みんな死んじゃえばいいのにって思ってた」
という告白があったわけだが、そこに至るまでの過去が前述した通りあまり分かっていないので
相変わらず自分の脳内で補完するといい感じに。
キスはモモコからやった割にはかわいい。
それを全く動じずに受ける絆星。かっけぇよ!!!!
ドゥフフ、拙者こういう接吻は不得手であるからして」みたいなのを言ってしまわないのがすげーよ!!!
経験ありなのかなどうなんかな!!前述してるけど謎さが増したわい!
硬派すぎてかっけぇ!!絆星さんシビあこ!!

◆母親の嘘
 樹を殺したときの帰宅時間は夜七時だった。
 しかし、弁護士に対して母親は六時に帰ってきたと嘘を吐く。そのことをずっと気にしていた絆星は「母さんも俺がやったと思ってるんだろ」と聞く。
 「絆星はやってない」(うろ覚え)と答える母親だが、たしかに絆星の言う通り「やってない」と信じているなら嘘を吐く必要などなかったはずだ。
 それでも嘘を吐いたのは、本当は絆星がやったということを分かっていたからだ。
 ただの愛情などではなく、その現実から目を背けていたことが露呈する。
 母親に愛されていることを感じながら、それでも信じられていないと思っていた絆星の気持ちはいかばかりだろう。

◆逃避行
モモコに「謝らないと」と言われ、自分を見つめ直して遺族に謝罪することを決心する絆星。
二人で早朝に町を出る。頭を寄せ合い電車で寝て「手、繋いでほしいんだけど」と言う絆星の露出した不安が孤独感をあおる。
この手つなぎねだりは見てて安堵する部分と、逆に今まで強さを誇示してた絆星の糸が切れて不安定に(よく言えばまともに)なったのを感じた。
なんか、この時の二人がすごくきらきらしてんだよな。
未来を感じるというか、ウマく行けば許されてふつうに生きられるんじゃないかという期待が二人からあふれ出ている。

◆起きたら絆星がいない!!
母親パニック!絆星の名を叫びながら探し回る!めちゃダッシュ
母ちゃん若々しくてかっこいい!

◆謝罪
遺族宅に到着するが、そこには様々な落書きがされている。
ポストからはみ出るほど詰められたチラシ(嫌がらせも入ってるだろう)。
それまで加害者の生活が一変したという目線で見ていた観客は久々に被害者のことを思い出す。
加害者が逃げている間、被害者遺族は謂われのない中傷やいやがらせなどにも耐えていた。
さっきまで、少年たちと一所に微かな未来を夢見ていた自分に襲い来る不安がすごい。

◆対面
朝早く、ピンポンすると父親が出てくる。
始めぽかんとした様子なのに、胸ぐらをつかんで第一声「帰れよ!」から始まるのが辛かった。
その顔を前に言いたかったことは、判決が出る前に紙に書いていたことがすべてのはずだ。
それを本人の耳に入れる機会も与えられず、認められず罪を償うこともなく逃げ回られてどれだけ苦しかっただろう。
あれほど憎いと思っていた顔を前にしたのに溢れてくるのは、どんな面下げて自宅の前に立ってやがんだという気持ちに違いない。
「謝りに来ました」
この言葉で涙と笑いが出てくる被害者父。そりゃそうだ……。もう自分の気持ちはどっちに向いてんのか分からなくなる。
その後家に上げられ、位牌を前に線香を上げる絆星。
14歳なのにちゃんとお線香しててすごい……(バカの感想)。家ではいい子だったわけだから、もしかしたら何かしらの機会で作法を知った可能性もあるよな。
手を合わせる絆星に向かって、被害者母が「あなたは何を謝りたいの?」と聞く。
 これ、真理ですよ。
 それまで加害者よりで見ていた自分もハッとする。
 だって、いつの間にか自分は絆星が許されることを望んでしまっていたからだ。モモコと束の間の幸せと思えるような姿を見せた少年に思いを重ねないわけはなかった。
 そんな自分に向けられた「あなたは何に謝っているの?」という言葉。
 そうだ、絆星は一度も樹に対して謝罪の気持ちを吐露したことはない。謝るのは樹や遺族のためではなく、自分のためだということが浸食するように心を覆っていく。

◆怒り
 自分の謝罪の気持ちを断られた絆星は苛立ち、モモコを振り返ることもなく歩き出す。
 もうこの態度が、すでに「謝罪は自分のためであった」ことを物語っている。
「俺は反省してるのに! わざわざ謝りに来てやったのに!」とでも言いだしそうだ。
 怒りが溢れ、樹の死亡現場にされている献花などを蹴散らす。
 そうして、たまたまボウガンで遊んでいた不良たち(半ぐれ)を見つけて殴りかかる。
 半殺しレベルでボコボコにするのを「やめて!死んじゃうよ!」と止めるモモコだが、完全に頭に血が上っている絆星は聞き入れない。

 さてここで自分は空気を読まず、知らない不良に対して絆星がそこまで激昂する理由を考えてみた(複合型の怒りかな?)
 ・自分の謝罪が受け入れられなかった単なる苛立ち
 ・ボウガンっていうアイテムを見たから→自分の人生を狂わせるきっかけになったアイテム
 ・過去の自分たちを見ているようでむかついた。
 という感じなのかなぁ。もっと深い感情を読み取れるようになりたい。

 そしてこういう喧嘩シーン全てで感じたのが、仲間があまりにも薄情であるということ。
 ボス格がボコボコにされてても、止めることもない。
 演出というのもあるとは思うけど、それが表現するのは「チームとしての不良」ではなく「ただの個々があつまった集団」という感じ。
 仲間を大事に思うという感情も見当たらない。うーん。人間関係の薄さというか、そういうのがあるんかな。

◆トドメ
 倒れた仲間を起き上がらせ、逃げようとするその背中にボウガンを向ける絆星。
 そこにモモコが割って入る。発射されたボウガンの矢は――!!
 ……っていう、どえらい冷や冷やしたシーンだった。
 このひやひや感、覚えがあると思ったら、はじめに樹へボウガンを向けたシーンで感じた恐怖と一緒だ。
 たった一人の少年が引き金を引いただけで、人の命が失われる。比率く瞬間をまた目の当たりにするのはとても恐ろしかった。

◆探し回る母親
 朝起きてから、夕方になるまで走り回って探し続ける。
 めっちゃアスリート!走り方もガチでかっこいい!
 そのガチさがガチすぎて、逆に母親のパニックが見えて良かった。

◆モモコを置いて逃げ出した絆星、走る母親
 ダッシュで河川敷を駆けていく。
 手に持ったボウガンを振り回し、乾燥した地面に転倒しても立ち止まらず駆け続ける。
 行き場の無い不安や怒りがそこに詰まっている。
 自分に対する怒り、遺族に対する怒り、死んだ樹に対する怒り、自分を裏切った元クラスメイトへの怒り、学校への怒り、現クラスメイトへの怒り、世間への怒り、親への怒り。
 そして自分が思ったのは「謝らないと」と謝罪を進めたモモコへの怒り。
 あんな言葉に乗らずに放っておけば良かったとでも思っていそうな身勝手な荒々しさ。
 せっかく新たな道筋が見えそうだったのに、すべてがぶち壊し。
 全てがむかつく、そんな感情が見えた気がした。

◆襲撃
 ネットで執拗に絆星一家を追っていた配信者が絆星の母親を襲撃。なお逮捕。
 夜に帰ってきた絆星は、家の敷地の中でぐったりと倒れる母親に駆け寄り抱きしめる。
 虐められ傷ついた幼少期の絆星を守った母親のように、今度は母親のことを心配する絆星。
 それは互いしか守る、守られる存在が無いという、より一層暗く底の無い沼だ。
 襲撃にあったことは一気にネットやマスコミに広まり、SNSなどでは襲撃した配信者を「よくやった」と褒めたたえる。
 二人の孤独はより深くなる。

◆終わり
 頭にガーゼを着け、痛々しいネットを被った母親とお茶をしにきている絆星。
 かなり爽やかな雰囲気にかわり、遠くの席にいた赤ちゃんに笑顔で手を振っている。
 頭が膨れて死ぬ夢を見たというのを楽しそうに語る絆星は、少し大人っぽくなった風貌とは違いあまりにも子供らしい。
 今までの騒動が嘘だったかのように穏やかな時間が流れている。
 やたらと「胸糞」と評価される終わりのようだが、本当にそうだろうか?(そうなのかもしれないけど)
 母親が襲撃され重傷を負ったことで私刑は完遂され、加害者だった家族は「世間の被害者」にもなった。
 結果的に世間の留飲が一気に下がったのではないだろうか。
 でないと、あそこまで穏やかに笑い合える状態までいけるはずがないと思う。
 ただ、彼らがすっきりきっぱりと過去を忘れているはずもなく、意識をしながらもそこを見ないように必死で生きていくんだろう。
 そして、住所が割れている限りは絶対に訴訟がある。逃げられるわけもない。

**********************************
★★★★☆ ほし、よっちゅ!

総評:「ぜんぜん許されてない」

本当に見て良かった。カメラワークとかも好きだった。
風景をきっちり撮っているからこそ理解できる心情というか、無駄に語らせないから情景や俳優の目や演技がしっかりしているんだろうなぁ。
何が正解かなど分からないとは言わない。もう正解は分かっている。
「ちゃんと罪を償わせてやれば良かったのに」という気持ちでいっぱい。
大人の勝手な思惑で、加害者も被害者もすべてが苦しむことになってしまったという大人のクズ作品だ。

SNSでは最終的に「胸糞」と思っている人が多い。
逆張りでもなんでもなく、自分は最後のシーンに爽やかさと前向きさを感じた。
それでもついて回る黒い影に、彼らが一生怯えながら生きないといけないことを考えると胸糞でもなんでもなくないか??

…とか書いてたら、自分はやたらと加害者側の肩を持っているのではないかと自問しはじめた。
くそ、やっぱり答えが出ねぇわ!!!

見てよかったですほんとに。

【趣味】音楽……運命の出会いと思ってん!

f:id:tora_kaibuntei:20200425000820j:plain

 

 

全然書かないまま1カ月が過ぎてしまいました。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

この自粛を求められる現状ですが、自分は基本リモートワークで週に何度か出勤を求められるという感じです。

とはいってもやはりSTAY HOMEが基本になります。

そうやって対応できる、させられる人はまだマシなんですよ。

 

物流やインフラ、飲食関連販売店舗、医療の方には本当に頭が下がる。

皆さんありがとございます。

自分にできることはできるだけ接触を避けて

真摯にそしておそらく不安を抱えながら仕事をされているそういった方に迷惑をかけないようにすることだけです。

さー自己軟禁してくぜー!

 

 

 

ということで、自己軟禁中にYouTube見ている。

皆様もそうだろうけど、無料で見てたら動画の前後などにCM挟まるの邪魔じゃないすか。

とはいえ会員になるとかもなく、当然CMは流れるし当然邪魔な存在と思って見ていた。

車――保険――英会話――毎度流れるそれをハイハイと思いながら飛ばしていた。

そんな時、突然CMで流れた曲にまず「耳が」釘付けになった。

 

youtu.be

 

アーティスト名:緑黄色社会

 

前奏もなく歌声がいきなりドンッと耳にぶちこまれた感。

別窓でやってた作業の手が思わず止まる。

歌詞の「べらんめぇ」の語感の良さ、その後もキャッチーなメロディーが続く。

で、結局見ちゃった。CMなのにフル?かほぼフル状態で流れてたMVにじっと見入ってしまった。

この曲のスピード感、展開もアニメっぽい雰囲気があって、何かのアニメの曲なんかな?と思って調べたけどこれはそうじゃなかった。

ただ、他の曲はアニメのエンディングだったりドラマの曲だったりしているようだ。

 

 

で、これを見たのがたぶん10日くらいまえ。

慌ててレコチョクのお気に入りアーティストに入れて、アルバム発売を今かと待ってて先日購入しました。

PCでダウンロードしてスマホに転送するんだが、なんか間違えてフォルダ名を「緑黄色生活」にしてる…なんでや…完全に「野菜生活」と混同しとるがな…

 

で、そんなトラブルもありながら(戒めのために修正してないんだけど)聴いてたんですが……

(説明のために形容するけど)方向性は明るい前向きな感じで「いきものがかり」とか系統のかんじ。

でもボーカルの女性の声はそれだけにとどまらない。

可愛らしい前向きさを感じる歌や、曲調もあれば、攻めるような熱さもある。

同じ方が歌ってるんだよな?と確認したくなるようなワイルドさ。

これはすごいっす。本当すごいっす!

 

 

テレビを見なくなって10年くらい経つけど、ここのところ定食屋や飲み屋などでしか新しいアーティストに出会うこともなくて

それがまさかYouTubeで新しい好みのアーティストに出会えるとは思わなかった。

これぞまさに自宅軟禁の功名!

 

めっちゃ好きなバンドに出会えた。幸せどす(笑)。

 

【日々のこと】自分語り

自分語りすまん。
まぁ自分のブログだからいいか。


自分は仕事で相手に合わせて対応を変えている。
部下でも上司でもフランクな方がいい人にはフランクに。真面目には真面目に。それは相手とスムーズにやり取りをする手段でもある。
ただ、このフランクってのは自分の精神を削っている自覚すらある努力の結果だった。
元来ボケ側で弄られることは慣れていても突っ込むことはしんどかった。
でも相手が求めるのが分かるから必死にツッコミどころを探して突っ込んでたら、相手は嬉しそうだった。
一方で上司にそれを繰り返すのは危ういわけで、それも精神を疲弊させる原因だった。しかし相手はそんなこと気づかない。きっと「とらの尾」の性根だと思われている。
そんななかで必死に業務に当たっていた。
上司が異動になったとき、解放されたと思ってすごくほっとした。

それから数年。
本日、元上司の部署に引き抜きにあった。大抜擢で昇進だがそもそも過酷なポストで人が続かない所だ。
現在の部署でやりたいこともまだたくさんある。

だが元上司は自分を望んだ。
たった数ヶ月一緒に仕事をしただけで、自分が必死のおべんちゃらを使っていたことにも気づかず、きっと「とらの尾」も楽しく仕事ができると信じているだろう。


自分で自分を追い込んだ…最悪じゃ…

【趣味】映画「メイドインアビス」観賞

f:id:tora_kaibuntei:20200130094350j:plain

興味はあったけどやっている劇場がなかなか無く機会に恵まれなかったのですが漸く見に行けました。

<観賞条件>
◆原作未読
◆アニメ未視聴
◆数年前?にキャラのラフ画みたいなの見た
◆「規制で乳首を書けない→男か女が分からなければ書いてもいいのでは」「子供なら乳首描いてもいい」
という究極の抜け道を発言してた気がする
◆うさ耳が生えているかわいいキャラがいる
「んなー」と鳴くけど男でも女でもない。おなかとか香ばしいにおいがする(?だったような)
◆かわいい絵柄にあわぬグロ展開があるのは知っている


以上!!!!


かわいい絵柄にあわぬグロ展開はまぁ、慣れたもんですわ。
つーことで機会を作って行ってきました!!
さぁどうなるでしょう!!



以下ネタバレあり感想です。
みながら思ったことを時系列で書いていいきます

なお、観賞していたのは圧倒的に女性が多かった!!!
しかもちょっとこ綺麗な感じの人も多かった。めっちゃびっくりした。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

◆ボクっこ出てきた
なんかわからんけどボクっこ出てきた。
これが主人公か。やたらゆるふわ系っぽいな。
でも少年とやたら思わせぶりなやりとり(キャラが、ではなくてストーリー上)してるから
このボクっこは女の子ではないと判断。
男の娘とお見受けした!さぁ見せてもらおう君の冒険を!!!

◆って主人公おまえちゃうんかーい!
いきなり終わったやんけ!なんや!
おまえは誰なんや!!

◆本編はじまた
パズーなみの体幹で、岩に張り付いた木の根っこみたいなんをするする降りてくるキャラたち。
なにかをしゃべっているがまったく何を言っているのかわからない。
聞こえないのではない。理解できていない。
とりあえず、うさ耳は「ナナチ」鉄の首輪ついた少年みたいな子は「デグ」女の子は「リコ」ということが判明。
よっしゃ、ここから回想になって、いろいろ説明になるんやな!と期待。

◆ナナチ一人称「おれ」なんや
 あんなにカワイイのに「おれ」。かわいい。おれカワです。

◆なんか花畑でもめる
花畑で、サイバーパンク的な人ともめる。
ここでデグ君がロボットなのではないか疑惑が浮上(どや)!
でもナナチもなんか空気読みみたいなの使えてるからあやしい!


◆何を目的にしているか、旅の目的がわからない
調査団が虫に寄生されているのを見て「助ける」と脳内で豪語するデグくん。
今までの少年マンガで何度も見てきたようなシーンだ・・・で結局、助けるんやろ?
助けんのかーーい!!!あきらめるんかーい!!!
「僕が守るべきものを見失うな!」と脳内で考えながら撤退!
逆にこれはかっこいいよ!すごく格好いい選択で、リアルだと思いました!

で、この映画を観る前に公式サイトであらすじをみたが、そこには「母親の後を追ってどうの」という感じのことが書かれていた。
ここから、その説明になるってかなり厳しいんじゃないかということを感じ始める。

◆オープニング??
このへんでオープニングだったかな?
このアビス?の階層の説明みたいなのが映ってるんだが
「文字は世界感に合わせて造語みたいなあのあるのに、数字はアラビア数字(123・・・)なんや」とすげー気になった

◆さらに下の層に向かう!
なんか「アビス」がどうとかいろいろ言うてる・・・なんなんやろアビス・・・
水が捌けたら道ができる!みたいなところをせっせとわたっていくキャラたち。かわいい。
水に潜って魚(?)を捕るデグくん。錆ないのか?
このタイミングで「ん?デグじゃなくてレグくん?」と気づく自分。
デグくん改めレグくんと魚をおいしそうに食べるリコちゃんかわいい。
それをうわぁ~という顔で見ているナナチがめっちゃかわいい。
食べてみたら旨いと気づき、それを○○(失念)にも食べさせてやりたいんだと言うナナチ。
その思いやりに感動し、抱きついて泣くレグくん。
自分「うむ・・・」
完全にわからない。この時点でこの作品が「続編」であることを完全に察知する。
続編でなければ、説明もなしにこんな大事そうなことサラリと流さないもんなぁ。
 自分あぁやってもうたなぁと乾いた嗤いが漏れる。

◆さらに下の層へ!
なんか敵がおるくさい緊張感出てくる。
でも結構堂々とそこに潜入していくキャラ。大丈夫なんか。
そいだらやたらかわいいプルシュカちゃん出てくる。名前ロシアっぽい。髪の色とか全体の色味がめっちゃかわいい!!!
はじめ、ただのトラブルメーカータイプが出てきたと思って面倒くさい視線を送ってしまった自分。
でも、プルシュカちゃんはガチで可愛かった。声もキャラ造形もかわいい。

◆ぱぱぁ~!
 プルシュカちゃんが「パパ」と発するたびに不穏な空気を醸す主人公グループ。
 なんや。ぱぱがなんなんや。と思っていたら…

◆ そいだらやたらイケボのボス出てきました!
ぼんどるど!」
 な、なんだボンドルド!そういえば初めの方でサイバーパンク野郎のときにもそんな名前言ってたような違うような、ちょいちょい出るなこの名前!
 明らかに空気が切羽詰まった雰囲気に変わる。
 ボンドルドはめっちゃ敬語ikeboの紳士的な感じで、うわー自分こういう敵めっちゃ好きじゃーと思ってテンションあがった。
でもナナチがあきらかにどえらいトラウマ抱えている。どうしたナナチ。なんだ。どういう関係なんだ。

◆プルシュカのぱぱ
 その鉄仮面ボンドルドに向かって「ぱぱ~っ」と駆け寄るプルシュカちゃん。
 抱き上げて「はい、プルシュカ」とか言っているボンドルド。めっちゃかわいい親子です。
 敵に子供がいるって珍しいパターンですよね。愛情を知っているわけだから。
 セックスして子供ができたわけではない気がするけど。これ。
 んでプルシュカに「彼らを部屋へ案内してください」と促す。大喜びで案内していくプルシュカ。
 普通にその後をついていく主人公たち。
 ・・・ん?普通についてくの?明らかな敵の施しなのに、そこに普通に行くの?

◆んで休む
 みんな普通にご飯食べて普通に寝ている・・・
 せめて一人だけは起きておくとかすればいいのに・・・起きていられない理由つけて寝かせることはできんかったんか・・・
 これから問題が起こる感めちゃくちゃ出しまくっとるな(という創作脳で見ている)

◆ ※ここいらへんから時系列をよく覚えてない
 ナナチが部屋を抜け出てボンドルドのところにいる(行った?)
 そこで頭をなでなでされたりしながら、なんか色々言われている。
 昔ここにいたっぽい感じの話。で、その研究結果のレアな個体だからここに残ってくださいみたいなん言われる。
 目の前には何かの赤い電灯みたいなのが点灯してたり消えたりしてるけど、それまでに「〇(失念)〇の<電灯?>が消えました。<失念>したのですね。素晴らしい!」みたいなのをボンドルドに一回言われていたので
 たぶんこの電灯が人の命的なものなんだろう。これだな!これ!と思いつつ背景も一所懸命見る自分。
 ナナチはボンドルドの研究の結果であり、研究の助手でもあり、という関係性なんかな?
 「わかったよ…戻る。でも、あいつらには手を出さないでくれ!」
 みたいなのを言ったら「おや…残念ですね」からの場面転換。敬語イケボの敵いいなぁ!

◆場面かわってリコちゃん
 起きたら独りぼっちで寝てた。二人がいないことに不安になり探すがいない。
 行ったらだめと言われていたところに足を踏み入れると、なんかボロボロになっていく。
 自分はトラブルメーカーが嫌いなので、自らそういうところに足を踏み込んでいくキャラはどうなんと思うんだが、話も進まないもんな。まぁいい。
 いやーしかし本当に行ったらあかんとこなんかい!!!すげーな!!!
 そこを助けてくれたのはプルシュカ。あ、なんか裏切りそうと思ってたけどこれは本当にいい子なんでは……

◆場面変わってレグくん
 拷問イスみたいなのに括り付けられている。
 手足の拘束はわかる。
 しかし、アイマスクで視界を遮り頭になんかつけて思考を奪ってるくさい感じと、股間にホース付けて排尿はどうなの、それはえっちすぎませんか。好物ですけど。
 特にアイマスクとよだれはえっちすぎます。好物ですけど。

◆えっちだなぁ(';')
 と思って見てたらいきなり腕切り取られた。
 あ、この子本当に全体的に機械なんだと確認(今更)
 中から赤い液体出てるけどあれなんだろうと思ってたら、ショックで排尿された奴を研究者が見ながら「排尿あり、なにが出てるか不明」みたいなん言ってて
 そうそれ!それ知りたいねん!と思った。機械から垂れ流れる液体がなんだか知りたくなるタイプ
 おへそにホースを突き刺されて中をぐちゅぐちゅする。あーえっち。
 微妙に(露骨に)セックスをイメージさせる描写あるな。えっち。

◆窮地を救うのは…!
 ナナチがどーん!て入ってくる!ぴょんぴょん研究者に飛び乗って攻撃し、レグを救出。腕そのまま置いてきてもた。
 一緒に入ってきていたプルシュカは「何してるの!パパに言いつけてやるんだから!」みたいなのを言うけど
 「まさかパパが指示したの・・・?」となんとなくパパの悪行に気付き始める。

◆脱走
 にっげろー!

<このへんから戦闘シーン多くて何がどれやら曖昧>

◆戦闘
 迫力あってすごかった。
 何がどういう動きをしているのか理解できないところはあったにせよ、パワーと勢いで十分乗り切れる。すごい!

◆レグくんの充電が切れそう
 あ、レグくんはガチでロボットなんか(笑)

◆ボンドルドVS子供たち
 何度か起こったこの戦い。基本的にはレグくんが特攻、リコちゃんとナナチはサポート的な感じで上手く戦いが進んでいて
 めっちゃ手に汗握った。
 巨石を上にどーん!した時にレグくんが泣いていたのは最高だった。人(?)を殺すことを苦悩するのが素晴らしい。
 そしてナナチが「レグごめんな、嫌な役させちまって」みたいなのを言うのがすごい。
 子供のセリフじゃない。

◆ナナチの苦悩
 トランクみたいなのを見ながら「ここでよぉ、肉を削いで限界まで小さくするんだ。骨と皮のかわりにトランクに入れて、カートリッジを作る。さっきまで、俺の事かわいいかわいいって言ってくれてた奴らを、おれはここで」みたいなの言って泣くのを見ながら涙がにじむ。
 よくわからんけど、なるほど…!その感情はきちんと伝わっているよナナチ・・・!
 そしてこのトランクの中身は人間なんだな…でも何に使うもんなんか不明だな・・・

◆レグくん過充電でテンション上がりまくり
 この描写最高だった!「目も口も黒くなって」みたいな描写めっちゃ好きなんだが
 特に全体の色味がほとんどなくなってグレー状態に描写されている姿はさらに好きだった。
 動きも早すぎるから身体のパーツがまともに描かれることは少ない。それがまた、通常時との違いになっていてよかった。
 ひとつ気になるのは、充電がなんの邪魔も苦労もなくあっさりと終えられてしまったことくらいかなぁ。
 どちらかというと充電できることはそんなに問題ではなくて、その先の展開の方が大事だったからそこは端折ったという感じなんだろう。
 まぁ問題はない程度に気付いた感じです

◆ボンドルドがパワーアップしてる
 これは以下の展開(仕様?)で間違いないんだろうか
 パワーアップしたら大変だからパワーアップする前にぶっ倒そうぜ!→倒した!でもなんか違うやつが引き継いでボンドルった!→パワーアップして最終形態で出てきた!
 っていう。
 んで、パワーアップするには人間をもとに作られたカートリッジっていうのが必要だと。

◆プルシュカ
 危険が迫ったところでフェードアウト。
 その身が無事なのかどうかを問われて「プルシュカは無事ですよ」みたいなんを言うパパ。安心する自分。
 結果的に……無事じゃなかったやんけ――――(笑)!!!
 そうか、ボンドルドから見ての「無事」って一般が思う「無事」とは感覚違うんか(笑)。
 ということで、変わり果てた姿で再会。
 正直、自分はあまりここで泣いたり感情が揺さぶられたりは無かったなぁ。
 それはある程度予想されたことだったという印象がある。
 リコちゃんの言った「縦置き(だっけ?)が苦しいの!?」「プルシュカがこぼれちゃう!」は衝撃だった。
 あそこまでの姿を見てから、悲しく優しい音楽とともに過去のキャッキャしている姿を見せる手法はまさに「ほたるの墓」。
 しかし全体的にキャラに対するそこまでの入れ込みがないため(自分のせい)「ほう、なるほど……」という気持ちで見ている。

◆プルシュカのペット
 プルシュカを飲むな!
 まぁ、かわいい。スターウォー☆とかに最近でているくそみてーなサブキャラよりもだんぜんかわいい。

◆カートリッジ
 使い捨てでガシュンガシュン!て空を捨てるのかっこいいなぁ!

◆最期の戦い
 ちょっとよくわかんなかったけどかっこよかった。
 レグくんどんどんかっこよくなっていきますね

◆ボンドルドいい加減に殺せよ
 殺したら意味ないのかもしれんけど、あの仮面が本体?かと気づいたのにいつまでたってもそれを放置しているのが理解できぬ。
 ぶっこわせなかったんだっけ?同じ事二回くらいやってなかったか??
 龍が如くでトドメ刺さないから背後から狙撃されるのを味方が守って死ぬみたいな展開をお約束でやっとる感覚に近い(笑)

◆レグくんおったつ
 リコちゃんが「レグがおったつ、機械なのに」みたいなんを言っていて、たしかにそれは謎やな!と思った。
 排泄もなんかの汁出てるみたいやし、痛みも「偽りだ」みたいなんをボンドルドに言われてたっぽいけど
 理由なく勃起機能あるとは思えないからなんか理由があるんだろうな。

◆ナナチのにおい
 嗅いだら落ち着くしおったつ。

◆ボンドルドの声優さん
森川智之さんじゃないですか!!
ずーとぴあの!!!
東京ディズニーシーのアナウンスでおなじみの!!!
(D脳)
それしか知らんのですけど!イケボですね。
はじめ小野大輔さんだと思っていました。映画館だったのでコバラヘリーノかと思いこんでいました。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

<総評>
★★★★☆ ほしよっちゅ!
ということで、めちゃくちゃ久しぶりに日本アニメの映画みたけど良かったです。
ただ、さすがに入り込みきることはできませんでしたが(笑)。
何がいいかって、友情勝利だのなんだのそういうことじゃないというとこです。
取捨選択もするし、選択が間違ったりもするし、抜けたりもある。
さすがジャンプじゃないだけはある。と思ったのはガチの思いです。

【趣味】映画「アナと雪の女王2」鑑賞

f:id:tora_kaibuntei:20200121114507j:plain

アナと雪の女王2 見てきた!

今気づいたけどアナと雪の女王(前作)の感想言ってないのかな?

まぁ、度々書いてるけど自分はアナ雪が好きではない。

ミュージカル「Wicked」のバージョン違いという印象が強すぎるのだ。

主役のエルサの声を初代エルファバであるイディナ・メンゼルであることからも親和性が高い。

 

んで、当時の「アナと雪の女王」感想について。

歌(レリゴー)に関しては、いいかな?と思っていたがブチ切れ開き直りのお姉ちゃんの歌なわけじゃないすか。

なんか……どうなん? あと妹はあまりにも引きこもりの姉ちゃんに(はじめ)無関心すぎね?という気持ちが湧いてしまい最後まで拭えず。

歌だけに引っ張られた話だなーと思っていた。歌にストーリーが負けてる。

 

そんで今回も「イェイイェイ見るぜ!!」というテンションにならぬまま見てきた。

結果を先に言おう。

 

 

★★★☆☆ほし、みっちゅ!

以下ネタバレありでいいたい。 

 

 

 

***********************************

◆ああーああー

 このへんの複雑な気持ちの描写は、難しいところをなんとかしっかりやり遂げましたっていう感じがした。ほめ言葉です。

 エルサの「現在の状況への不満はないが、自分の中で渦巻く何かが気になって仕方がない」感が表情でもしっかり分かった。これ、すごく難しい感情だよなぁ。

 絵でも文章でも表現しづらいところを、最終的に歌で一気に持って行って解決!っていうパワープレイ(笑)。

 いいんですよわかりやすいし。ミュージカル映画だからこそできるごり押し。

 

◆霧の描写

 すごい(語彙力)

 

◆火トカゲ

 かわいいキャラになりそこねた感ある

 

◆王様(子供時代)と奥様(子供時代)のいちゃいちゃ

 自分らはいいけど、子供たちからしたら何を見せられとんやろうってならんか(笑)

 ならんのか。謎解明の重要なことやし。

 

◆海に入るエルサ。戦うエルサ

 本当にアクティブな姉妹だよなあ。すごい。

 なお海の描写はしょっぱさを感じるくらいリアルなものだった。

 そして、エルサの戦闘シーンがめっちゃしっかり描かれていた。

 前回はどちらかというと自分の力をややセーブしながらという雰囲気があったが、今回はセーブというよりもしっかりと使いこなしている感ある。

 

◆しかし、わからん

 アーアー言ってたのは母親(の魂)なわけだよな?

 自分達が死んだ海に子供呼ぶってどんだけ畜生なんだろう。

 そう思ってもうてからは「このかーちゃんは何をさせたいんだ? 悩んだエルサを導こうとしているっていうことを表現したいのは分かる だがしかし、自分が子供の頃の姿を見せる意味があるのか? エルサを導くことが目的でなくて、謎の森に閉じこめられて時間の止まった人たちを助けてくれ的なことが目的みたいになっている」

 という思いがグルグルしてしまった。

 エルサの出生を今打ち明けるくらいなら、エルサが幼少時代に悩んで苦しんでた時に言ってやったら良かったのに。大丈夫なんやでーって。

 なんで本人が苦しんでるのに何も言わず「エルサのため」という言葉で出掛けて荒波にもまれて死んでるんだ。最後までエルサを悲しませることにしかなってない

 

◆クリストフの八〇年代風恋愛の歌でニヤニヤが止まらない

 あれめちゃくちゃ大人むけやない(笑)?子供は見ていて楽しかったのだろうか・・・

 まさに八十年代のPVってあんな感じ。

 しかし長かったー。クドいくらい長かったー。

 あれはもっと短くていい。あからさまに笑わせようというシーンなら、もっと短く端的で良かった。

 しつこくて最終的にどこでこのニヤニヤをやめるべきなのか分からんくなった。

 

◆オラフが意外とかわいい

 トラブルメーカーキャラが大嫌いな自分。

 全作のオラフにはややイライラさせられたが、今作はいい感じだと思った。結構かわいい。

 なんだろ・・・なんか、雰囲気が・・いや、声が・・・あれ?なんかチャイムが鳴って(略

 

◆オラフ死んだー!エルサもどこいったかわからーん!のアナ

 悲しみに嘆くのはわかる。

 しかし「前を向くのよアタシ!」の歌が長い。さんざん悲しみを一人ごちたあとに、歌でもごちる。

 そして前向きになる。いや・・・・・うん、なんか長いなと思ってもうた。

 

◆親の最期を見せてというエルサ

 すげー強くなったなぁ、という感じ。ほんと、この台詞を言うのはいつもだったらアナだっただろうに。

 一縷の望みをかけてそれを見ていたのは視聴者も同じだろうなぁ。残念だったけども。

 

インパクトに欠けるエルサの氷の世界

 前作の中二病全開の自分を「うぇ」と思っている姿がどえらい強かったけど、正直それ以外のシーンも歌も憶えてない。

 あのあたりクライマックスもいいところなのにぜんぜんインパクトが無い。

 結局今までのおさらいだからだろう。自分も意識して見ることもなかったのかもしれない。

 明確な悪役がおらず、自分探しの旅の終着点としてはまだパンチがあるほうだけど、やはり善VS悪の分かりやすさは他に替えがないだなぁと痛感した。

 

◆クリストフの求婚を受けるアナ

 王女様だという自覚があるのか心配。まぁ、クリストフはいいやつなので結果的にはいいんだが、彼には王政を学んでいただく必要があるな。

 

◆結果的に

 エルサは山に残り、アナは国を守ることに。

 大丈夫なんだろうかあのお気楽な女王様・・・という気持ちもあるが、まぁそれはそれ。

 それぞれが活躍できる場所におさまって良かったね!

 いいまとまりだという気持ちでいたが、なんだこの既視感・・・・・・

 

 ・・・ウッ、西の魔女・・・ウウゥッ、強すぎる魔力で結局皆と離れて暮ら・・・ううっなんだこれ・・・!

 

 共に生きることができな・・・うっ、なんだ!頭がいたい!

 

 そなたは森で、私はタタラ場で暮らそう!会いにいくよやっくるにのって」っていう言葉が一瞬浮かんだけど勘違い!

 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

【総評】

・アナ、エルサは頑張っていたし成長もしていた

・満足はしているが、自分の力の謎に困惑するエルサの気持ちはものすごくすっきりとわかりやすく表現されていた

・しかしいろいろな感情を歌に乗せる表現がしつこかった

・母親はなんなんだろう

・この続編が無くても良かったと言うほどではない

 

 

という感じでおもいました。

結果的に、自分のアナ雪に対する感情はプラマイゼロです。

 

【趣味】映画「スターウォーズ ースカイウォーカーの夜明けー」観賞

見てきましたあぁ!さっそく書くぜー!

前回の「最後のジェダイ」感想はこちらです。
tora-kaibuntei.hateblo.jp

f:id:tora_kaibuntei:20191226234233j:plain


で、ツイッターでは呟いたけど…全然本編と関係ないけど愚痴。
放映前の予告の時点で3席くらいの空席をはさんだ向こうでおじさんがずーっと持ち込んだ食べ物食べてて
スーパーの薄いビニール音ががっさがっさ立っていたのがめっちゃ気になっていた。自分が着席する定時より前におっさんがもう座っていたんだが
前を「すみません」と言って通らせてもらうその時点でもう食ってた。
それがしかもおにぎりとかの「さらにビニールをガサガサする」ものだったので音が重なる。
自分はもともと持ち込みは絶対に許したくないマンなんだが(くそ、予告の間に食い終わるだろう)と思ってあきらめてた。

んでババーン!とオープニングが始まり音が大きくなると同時に大胆になるガサガサ!
てめぇ音でごまかせてると思ってんな!と思ってたが、もう終わるだろうと思っていた。
――しかし、ずーっと終わらなかった。
ずーっと何か探って手に取って開けてずっと食べてる。ずーっと。本当にずーっと。
めっちゃきになってしまい、全然映画に集中できない。
感動するシーンでも手に汗握るシーンでもずーっとガサガサしている。
(もう無理だ、こいつがいたら自分のSWが終わる)
と判断した。でも映画中に知らないひとに声を掛けたりするのはやったこともない。しかもそれが注意だ。
でもやらんともう精神が無理だ。と意を決して席を立ち中腰で移動しておっさんの横(通路)からおっさんの肩を叩き
「すみませんがガサガサ音立てるのやめてもらえますか」
と声をかけたら、おっさんやめた。やめてくれた。分かってくれてよかった。
それまで内容がほとんど頭に入ってなかったんだが、ほっと息を吐いて画面を見たら謎の部族のダンスシーンでシュールすぎた。


そんな感じで見てきました。
以下、感想です。ネタバレ上等なのでお気をつけください。

<いろんな映画の予告>
◆007にベン・ウィショー
めちゃかわええやん!出てるの知らなかった。やっぱりくせのあるオタクっぽい感じがいいです。

◆ムーランの予告めっちゃ期待高い!
「リフレクション」が戦闘シーンでアレンジされていたのもテンション上がる。
そういえば、街でクリスマス音楽を聴きまくってたら「あれ?リフレクションってクリスマス音楽の音階(?)じゃね?」と思ってました。どうでもいいか。



**********************************



◆しょっぱなカイロレンの殺戮でスタート
ちょっと何してんだかよくわかんない感じで見てた(そもそもガサガサで集中できずテロップもきちんと読めていなかったかも)
パルパティーン「あの娘を殺せ!」カイロレン「おまえを殺す!」パルパティーン「娘を殺せ!」カイロレン「わかった(殺さないけど!お前ころす!)」っていう感情。
カイロレンは悪の王座につく自分とレイが見えたため、レイと手を取り合う世界を望んだ。そのためにはパルパティーンが邪魔だった
でもそれを理由に、殺したくないという感情がダダ漏れ。っていうかお前レイに惚れてるだけだろー!とひやかしたい気持ちになる。

◆一方そのころレイは一人で修行。
浮いたりもできるほどになっているが、なんかイライラとかだしまくるしまだぜんぜんあかん。
※後にやや理由っぽいものがわかる
出てくるレイアは過去に撮影された部分などをつなげたりして編集したらしいが、結構自然な感じだったと思う。
そりゃ言い出したら、レイと二人で立つシーンはどっちかがかならず背からのショットっていう無理のあるシーンしか無かったけど、それでもかなりのリスペクトがあったのを感じさせた。

◆結構早い段階でカイロレンのメット修復。
せっせと修理させとるのがかわいい。そしてちゃんとかぶって「気になるか?」とか部下に聞いている(んで殺す)。
おまえ相当なドMやな…と思わずにはいられない。自分でもわかってんだよな、笑われてるって。
でもやっぱりメットダサかっこいいわけですよ、自分はめっちゃ好きなんすよあの造形。
でもまた早々にかぶらなくなっちゃう。おめーこらえ性ねぇなぁとどついてやりたい。

◆カイロレンの部屋
まっ白な中に黒いベーダーマスク。ベーダーは決して悪のまま終わった訳ではないことを示唆しているし、カイロレンも「ライトサイド」の居心地が良いことを物語っているおへや。
かわいい。

◆たびたび描写されるレンVSレイ。
方やダークサイドへ、方やライトサイドへ相手を引き込もうと説得し、それがかなわないからライトセーバーを打ち合う。
打ち合うけど、殺す気はない。でも、打ち合わずにはいられない。これはもうね、セックスですよ(突然ぶっこむ)
二人だけの、二人だけにしか解りえない感情をぶつけ合い、お互いしか見てないわけ。もうこれね、感情の昂ぶりによるセックスです。ええ。
ただ思うことが一つ。ライトセーバーって、もっと「冷静さ」を以て振り回すもんだと思ってるんだが、なんかこう無茶苦茶に振り回しているばかりというか
もっと、時間をたっぷり使った「間」で読ませて欲しかった。

◆カイロレン「女は俺の部屋にいる!」
トルーパー「えっ」

◆捕らえられたポーとフィン
銃殺されようというときにポーがフィンに向かって聞く。
「さっき、レイに何を言おうとしたんだ」「今その話してる場合か!?」「なんだよ、もう終わりなんだから言っとけよ」
という感じのやりとり。この緊張の場面にぶち込むこういうキャラの性格が生きるやりとりは、自分が感じる「スターウォーズの笑い」だ。
決して「艦体の底面がアイロンに見えるように錯覚させる」だとか、緊急で逃げるべき時に「イエーイ乗ってくぅー?」などというナメた発言をさせるのが笑いではない。
そういった意味では、さすがにJJ監督はよくわかっていると思った。
ある意味、7の保守的な印象の作品作りがそのまま来たというか。いい意味で!

◆ハックス将軍!!!!
おまえか!!おまえやったんか!!!という気持ちで笑いが出た。
あんなに目立つスパイおるか(笑)??しかもあそこで「スパイは俺だ!」と叫ぶなんてアホちゃうかと。
そんで退場もあっさり。でもそのくらいの感じで良かったかな。
まさかスパイだと思ってなかったから、いろんな予想をしていた前回の自分が可愛いと思う。

◆レイの単独行動のせいで何度もピンチが起こる
分かるんだけどね、分かるんだけど!
カイロレンのフォースに引かれて一人ふらふらと砂漠に出るとか迷惑きわまりないし
待てないからと何も言わず一人で荒れた海に出て行くし
結局振り回されるのは仲間。もうそれ飽きたと思うレベルで同じことの繰り返し。

◆その結果捕まるチューバッカ
かわいそうすぎる。チューバッカいつもそんな役。

◆そしてチューバッカの乗った輸送艦に反応するレイ
「行かせない!」とフォースで止めるが、カイロレンがやってきて逆にフォースを送る。
宙でぐらぐらと揺れ、やがて爆発を起こす輸送艦
その様は、子供の親だと名乗りでた女二人に子供の手を左右からそれぞれ引くように指示し、自分のほうへ引き寄せたら勝ち(子供の親認定)というルールのもと引かせ
力一杯引かれて痛みに泣きじゃくる子供を見て「かわいそうで、もう続けられない」と手を離した女性が本当の親だと認定されるというあれっぽい(ながい)

※しかしそこにはチューイ乗ってなかったことが後に発覚
まじか・・・。まぁ、チューイが生きてて嬉しいんだけど、すごく嬉しいんだけど。
レイにはチューイを殺したという自責を抱えて生きていて欲しいという気持ちも正直あったりして・・・
そもそもお前のフォースはあの輸送艦の何に反応したんだよ、ポンコツか。と思わなくもない


◆レイの血には……パルパティーン
正直めっちゃアツいやんけ!と思ったし好きだけど、「何者でもないものがジェダイである」という根底が覆されるのでは??
・・となってくると、前回「何者でもない」というのを謎の祠に入ってまで(そしてルークにめっちゃ怒られる)念押ししたのに
あっさりと出自が分かってしまったのもナンダコレです。あの荘厳なマインドの世界みたいなんはなんやったんや。かんっぺきにいらん描写になったやないか。
そして、パルパティーンも子作りしてたんや!という衝撃。愛する女性がおったんやろか。

◆レイVSレンの遠隔物理移動がめっちゃアツい!
これすごい新しいよな、先人ではできなかったことが「ふたりならできる!」ってなってるのがいいと思う!自分はくそ好きですこの設定!

◆レイの行く先々にカイロレンが来るストーキングっぷり!
何度来るねんおまえ・・・

◆ルーク
出たあぁー出てくれたぁー!ちょっと出ただけでうれしい(笑)
でも前回あんなに世捨て人みたいになってスレてたのにやたらと素直で師匠面

◆レイア??
ルークと修行してましたの後付け設定?レイアって今までに修行してないよね??
修行してたら、前回の宇宙遊泳も納得いってたはずだけど納得いってなかったってことは、今回の一瞬の修行シーンは
「レイアにフォースがある」ということの説明と回収のために無理やりぶっこんだ、ということだよな??
8、罪深いなぁー。
んでルークと修行してライトセーバーを扱えるようになったレイアだけど、扱えるようになったライトセーバーを兄のルークに託して放置ってどういうこと??
たぶん修行中からずっと自分はレジスタンスの長なわけで、だったら自分もそれ持って戦うべきなんじゃ?
持ってたらジェダイとして狙われるから??だったらレジスタンスなんかヤメチマイナ!と思うんだがどうなん

◆レイとの戦いで負けたカイロレン。腹を貫かれたが、レイのフォースで治される。
そもそもレイはこの「夜明け」から謎の癒し能力を発揮しはじめている。できることなら、小さな癒しを8の時点で出しといて欲しかった(監督違うから無理なんだろうけど)
突然使えるようになった癒し能力。
カイロレンの腹をぶっさして息も絶え絶えになったカイロレンを複雑な表情で見た後、その腹に手を当てる。(もうこの際この能力には言及しません)
傷が癒えると同時にレイアの肉体が消える→レイアが全ての想いをカイロレンに託した、伝えた感じを受けた。
自分の命となった母親の想いを受け止めると同時に、幻の父親ハンソロが現れる。
ハンソロに説得され、頬に触れられ「やらなきゃいけないことはわかってる。でも怖いんだ」とクソガキのようなことを言うベン。
失った肉親の愛で自分の成すべきことを見定め、とうとう善(ライトサイド)に目覚める。
感想としてはね…クソガキでしかなかった。でも、そのクソガキ感は「カイロレン」というキャラで考えればリアルで十分な理由だ。
カイロレンがもっと初めから完成された悪役であればあの理由では納得いかなかっただろうけど、はじめから不安定でふらふらしていたから
自分は十分に納得したし「やっとかおまえ・・・」という視点はもうハンソロです(笑)。
んで、ハンソロやけども出てきて自分は涙が出ました。
でも「俺はお前の思い出だ」みたいなことを言うハンソロ。っていうことは、おそらくカイロレンの心が描いた父親の姿がそこにあるはずだ。
なのに、そのハンソロの姿は亡くなった(この間一瞬再会した)父親なわけだ。
思い出すなら、幼少期の父ちゃんなんじゃない??ちゃうんか??と見ながら考えた。

◆フィンの相方になりそうな黒人の女性(元トルーパー)登場
おお、次につながりそうな感じ。でもこんな重要なつながりのある女性出してもうたら、ローズは??という感じ

◆またうっすいスピーカーみたいなキャラ出してきた。
前回の鳥が大失敗してんだから、もう無理しなきゃいいのに。ディズニーのあかんところそれや。

◆ポーの元恋人いい感じやんけ
好きな女性のタイプです(笑)
結局素顔を一切見せなかったのもポイント高い!

◆ローズが完全に同僚と化している
(活躍の場面もっと多くても良かったと思うけど)

◆ポーのポジションが自然とハンソロみたいになってて(なっていく)感動
まだチューイとも距離がある、それでも近づいている感じがしっかりした!

◆最後の戦いでボーが諦めてしまい「すまない、みんな」と謝罪したあとでの「俺たちもいるぜ!」
使い古された展開すぎるのと、トップが諦めたらあかんだろという気持ち。
そしてあればポーの手柄というよりもランド将軍の人望じゃね?という…なんかランド将軍が圧倒的すぎてもったいない感あった

レジスタンスが窮地におかれたのを目前にしたレイ
フォース ビーウィズユー でとうとう先人たちの声を聞く。感動よりも「誰今の!」と気になって集中できず

◆レイの窮地に駆けつけるカイロレン、かっこよすぎやろ。
しかしくそよわい。
元部下にボコボコにされ、もうだめかと思ったその時・・・レイがライトセーバーを自分の背中のほうへそっと納めると、それを受け取ったのはカイロレン!!!!
うおおおぉぉおおおおお!!!なった。あの血の高ぶりは久々!

◆しかしあっさりとパルパティーンにやられる
やられるの早い!!しかもフォースを吸い取られてる!!
それでも立ち上がるベン(元カイロレン)しかしあっさりふっとんで谷間みたいなとこに落ちていく!
あーべんしんだー!すぐしんだー!!

◆激闘!パルパティーン
あの戦い自分はすごく納得した。レイに手を下させるわけでもなく、パルパティーン自身の力で崩壊させたのは良いと思った。

◆「私は、ジェダイのすべて」
え?ジェダイのすべてなの?映画の始めはもうめっちゃ修行中やったやんか・・・いつそんな全てだと自認できるほどになったんや・・・

◆そして死ぬレイ
目をかっぴらいているのでめちゃ死んだ感ある

◆谷底から上がってきたベン
レイを抱きしめ、見よう見まねでフォースを送るとレイが息を吹き返す。
見つめ合う二人、顔が近い、近いよお前ら・・・と思ってたら





カイロレン、美女とのキスで昇天





推定童貞のカイロレン。
キスしてから二人でほほえみあい、心を通わせたと思わせた直後カイロレンがぐったりと倒れ始める。
そして昇天。
キッスで昇天。




◆(真面目に語る)
レイアのフォースと想いを受けついだベンが、その想いごとレイに全てを託して力尽きたというか。
いやぁでもね、思わず劇場で「マジで!?」と声でそうになった。レイとレンのキス。
マジですか、正気ですか!?
っていうかそこにきてキスって、かなりもう想いが高まっていた状態やないですか。
8の時に「君の名は」状態で相手と見つめ合ってたところ、おとうちゃん役のルークが「やめれーッ!」つーて飛び込んできたけど、あれガチでそういう気持ち湧いてたってことですよね?
ギャグみたいに思ってたけど、いやあれガチやったんかーい!
https://www.youtube.com/watch?v=vzHebhcAFE4www.youtube.com
↑ディズニー公式のアニメもこんな感じ
てことは、前述している「ライトセーバーの打ち合いはセックス」はかなり信ぴょう性のある説だと思うんだよね!!!!
そうだよね!!!????←勢いで乗り切る

◆戦闘から戻ったレジスタンスたち!
思い思いに抱き合い、帰還を喜び合う。その中に女性同士のキスシーンがあったような??ジェンダーレスの波すげぇ。
ていうか、そもそも宇宙人がたくさんいるんだから、宇宙人と人間のカップルでもよくね?仲間としての抱擁みたいなんはめっちゃあったけど、もっと有象無象のやりとりにしたらいいのに。

◆…てなると、途端にフィンの存在が謎になる。
7の時点で「何者でもなかった」フィンとレイが、なんとフォースを使ってライトセーバーを操りカイロレンと戦う!…っていうすげぇ重大なことをやっておきながら
「何物でもなかったレイはパルパティーンの血筋」とやってもうたらフィンはなんなん?となるに決まってる。
だからなのか、突然フィンは「フォースだ…フォースが俺をここに来るよう導いたんだ」みたいなん言い出す。どうした突然。
もうこうなってくるとフィンの深堀のほうがおもしろそうだぞ。

◆結局、自分の出自を理解しながらも、その名前を名乗ることを選択しなかったレイ
すがすがしい顔で自分を「レイ・スカイウォーカー」と名乗る。
何者でもなかった→何者でもあった→でも受け入れたくないから違う名前名乗った
・・・うん、うーん??


***************************************

全体的には上手くまとめたなぁという感じ。
残った人が誰も傷つかない終わり方で、レイ以外のジェダイもスカイウォーカーも全員亡くなったため遺恨を残すことも無い。
今後の世界はレイ次第という感じか。


つーことで総評★★★★☆(ほしよっちゅ!)
めちゃくちゃ爪痕を残すまでもなく、ただあかんという感じでもなく、いい感じに上手くまとめられてると感じた。
これ以上の終わり作るのは本当厳しそうだと思う。
ただ、短かったかなーあともう2つくらい映画作っても良かったのになぁー!