【趣味】音楽買ったー
毎度「出先で出会った音楽を探してダウンロードする」でおなじみの虎太郎です。
いつもは定食屋だが、今回「ローソン」と「つけ麺屋」でいい感じの曲に出会い、検索してダウンロードしたので報告したい。
購入したのはなんと女性ボーカル。中々自分の心に触れてくる女性ボーカルがいないので最近はもっぱら手嶌葵先生にばかりお世話になっていたのだが(語弊がある)
購入したのは以下です!
こんなことを書くのにサゲるのはあれなんだが、自分は平原綾香さんが嫌いだった。
ジュピターで売れたわけだが、他人(ホルスト)のふんどし使ってごり押しておりホルストへの冒涜だと感じていたし、歌声も好きではない。
とにかく「安易に売れたアーティストで自分は嫌いだ」という認識の一人だった。だから積極的に曲を聞くわけもない。
それが、先日ローソンに行った時に耳に入ってきた美しい歌声と心を打つメロディー、歌詞に自分は思わず立ち止まる。
そうして数秒曲を聞いただけでとにかく歌詞検索しまくる。
そしたら流れていた音楽が途切れて「槇原敬之が提供した~」と放送が流れ始めたため
うわあぁぁぁ自分の槇原敬之に反応するDNAが騒いだだけやんけ!!!!!
とちょっと顔を赤くしながらも続きを聞いてたら「平原綾香」さん。
えっ?あの平原綾香?あの歌声が??と、別人疑惑すら首をもたげてくる自分の心。
そんで調べてたら、やっぱりそれは自分が嫌っていた平原綾香さんだった。
確かに当然のようにハートを掴んできたのはマッキーのメロディーや歌詞だったりもあるけど、確実に彼女の歌声は心に染み入っていた。あんなに嫌っていたのに。
んで昔と何かが違うと感じていたら気付いた。
彼女は演劇にも力を入れている。きっと芸能生活も長くなって、様々な変化が歌声に起こっているのだろうと。
ということで、てのひらを返すようにひらはらを聞き始めた自分です。
歌詞はマッキーに時折感じる「メッセージ性が強すぎて引く」くらいの世界観。
完全に泣かせにかかろうとする歌詞。ウッとはするけど、まぁ泣かせにこようとしてるからそうだよなという冷静な自分が平常心を保っている(笑)。
そんでもうひとつ!
つけ麺屋でかかっていた、女性アイドルグループ?っぽいやつがめちゃ気になって検索し、購入してしまいました。
よく知らないグループですがJuice=Juiceです。
歌詞を検索してびっくり、そのまま題名やんけとなったパターン。
「ひとりで生きられそうって それってねえ、褒めているの?/Juice=Juice」
歌声も結構好きな感じです。
ただ、アイドル系は実際を聞いてみないとガンガンいじられているから本当はヘタクソかもしれない。
音源は「ただのアイドル」と言い切るにはもったいないくらいうまい(ひとが中にいる)。
そんでまぁ歌詞がすごい。強がりな女の気持ちがガンガン出ている。
自作の話で申し訳ないけど、自分が書いている小説「某国政府の少子化対策」に出てくるアキちゃんが思われて自分はかなり心を奪われている。
<<緊急要請>><<緊急要請>>
同時期に「松屋」で聞いた曲を、検索しても検索しても出てこない!歌手名もありきたりで全然あたらない!
・・・・と書いて色々検索してたらでてきたああぁぁぁっぁああああああああ!!!!!
Karinさんの「命の使い方」だああぁぁぁぁぁあああ!!!
あああああーーー!!!ずっと松屋で何度聞いても(確認したくて数度行った)
「カインの命の使い方」としか聞こえなくて、必死で探したよおぉぉおお!!!
これから買ってくる!!!!!
うおおおぉぉおおお!!!!
【創作・小説】性癖(TS)について本気で考えてみた
※すごくマニアックな話ししますので合わないと思ったらすぐに読むのをやめて、精神安定のために四国八十八カ所めぐりを始めましょう。
TS(トランスセクシャル)て、すごく個人の嗜好がはっきりわかれてる分野だと思うんです。
「GL(ガールズラブ)」で「おとなしい子×運動部」が好きだとか
「BL(ボーイズラブ)」で「長髪美青年×奴隷少年」が好きだとかそういう内容の「好み」ではなく
TS娘はこうでないといけない(それが自分の中でのTSの概念)という明確なものがあります。
で、自分の話をするが
自分はダメなものが全くないのでどんな内容のものでも読めるし(一人称ヤレヤレは本当に無理だが)
男→女のTS娘の形状がどうであれ読めるけど、そこから全てに心が動くかといったらそうではない。
一気にサーッと冷静な頭に戻る特定のキャラ設定がある。
それが現代(現ファン含む)設定内での「ロリ化」「突然の長髪化」「すぐの女化」だ。
ダメではない。好きな人もいるから別にいい。むしろ好きな人が多いだろう。
ただ、自分はそれだけは受け付けないようだ。一気に「はぁそうですか」という頭になる。
ということで、自分の中でどんなものがおKであかんのかを考えてみた。
【TS娘に対する性癖】
◎巨乳 ◎貧乳 ◎短髪→短髪 ◎長髪→長髪 ×短髪→長髪 ×長髪→短髪
◎同年 ?高齢化 ×幼女化ロリ化
◎背が低くなる ◎背が高くなる
◎ムチムチ化 ◎ガリガリ化(悲しいけど)
◎強い男→強い女(逆も然り) ◎弱い男→弱い女(逆も然り) ×強い男→弱い女(逆も然り)
◎男と恋に落ちる ◎女と恋に落ちる ◎TS娘と恋に落ちる
◎日々じくじくと身体が変わっていく
○朝起きたらいきなり女に!バレないようにがんばるぜ!
△朝起きたらいきなり女に!前から女になりたかったから用意してた服も来て楽しむわ!
△朝起きたらいきなり女に!うわぁ母さんにばれたら可愛いって言われてまさかの娘として(略
△朝起きたらいきなり女に!胸がでけぇからさわってみるか(童貞)!
こうやって書き出してみてわかった。
自分は、元々のキャラクターを大きくねじ曲げることになる変化が嫌いなのだ。
元々のキャラクターの残滓がある存在としてTS娘がいるのであって、全く違う外見であればその「元々のキャラクター」である必要が無いのでは??という・・・
いかにも「ほら彼女は弱いですよ、守ってあげたくなりますよね、どうですか」という無言の主張がおそらく自分が冷静になるポイントだ。
女体であることの存在意義というか特徴って「弱い」とか「守られる」ということではなくね?と。
そういったお膳立てが無くても女を感じさせる変化は、より「女性度の高い変化」であると思うのだ。
これ言うと「男同士のセックスは男にしかできないことだからより漢らしいことだ」と同一な気がするけど(笑)
というふうにめっちゃ考えていました。
※ただし、上記はエロの場合全てが関係なく◎となる
【趣味】映画「すみっコぐらし とびだす絵本と秘密のコ」鑑賞!
見てきたよおぉーー話題の映画すみっコぐらし!!
http://sumikkogurashi-movie.com/
やってる映画館も遠いし本当は行くか悩んでたんだが、映画館の近くに用事があったので用事終わりに行ってきた。
特にすみっコぐらしが好きなわけでもなく、興味があったわけでもなく、むしろ「どうでもいい~好きじゃない」ぐらいの
感覚だった自分がどうしてそれを見に行こうと思ったかと言うと
Twitterでちらりと見える評価がやたら高かったから、に尽きる。
「すごく泣いた」「胸が痛い」「子供も声を上げて泣いていた」「すごくびっくりした」「横のお姉さんも泣いていてもらい泣きした」
などだ。
別に泣きたいものを見たいわけではない。
◆子供向けだった印象の作品がなぜ大人に受け入れられているのか
◆それどころか「子供の見るもの」という概念をひっくり返している感じがある
◆子供も見られて大人も見られるものはどういう映画なのか
◆っていうか子供むけキャラクターの映画ってなんだ
という単純な興味だった。
そうして若い女性ばかりだろうと思いビクビクしつつ一人乗り込んだ自分には、40~50代男性グループという力強い味方がいた。
彼らはややぴりぴりした空気を漂わせていた。映画開始前からの雰囲気は決して「子供向けのキャラが好き」という感じではない。
むしろ自分と同じ香りがぷんぷんしているのだ。おそらく何らかの創作に関わる方だろう。
前方から射す画面の明るさは前方の頭部に反射している。それはさながらスポットライトだ。(どうでもいい)
ということで、前方に同士の存在を意識しつつ見ることになった。
時間;平日夜
男女比;埋まり具合20%くらい。 男女6;4
年齢層平均20代後半(おじさんを入れてもそんな感じ)
ということで驚きの大人!男子大学生グループみたいなんもおり、イメージしていた女性ばかりの光景とは違っていたのが驚き。
ということで、はじめにもう結果を言いたい。
★★★★☆ ほしよっちゅ!つーか厳密には3.7だな。
まずは総評でネタバレなしの感想を述べます。
そもそも、すみっコぐらしのキャラがなんなんだかよくわかってないけど、昔は子供に人気だったイメージがある。
しかし今回の映画で、その全貌をしっかり知ることができた。
人見知りで恥ずかしがりやのねこ・・・
食べられず残ってしまったとんかつ・・・(夢は食べてもらうこと)
自分が何なのかを忘れてしまったペンギン・・・
自分を偽ってこっそり生きるトカゲ・・・(本当の姿を知られたら研究所に連れて行かれる)
寒さに弱いシロクマ・・・
吸われることなく残ってしまったタピオカ・・・
これ、ものすごくものがなしい欠点を抱えながら、自分を肯定してるキャラばかりなんですよね。
何かのキャラや人とコラボしまくる雌猫のパリピねーさんとは全く視点が違う。
あこがれのキャラクターとしてではなく、我々と目線が同じで「そういうことあるよね」と思わせるキャラであるという時点で
キャラに対する引き込まれや思い入れが多いのは圧倒的に大人となるのだ!!
・・・というのは、彼らを見ている自分が「うんうん」とか「そっかー、食べられたくて努力してるのかー」と謎の共感をしている時点でもう体言したようなもの(笑)。
ということで、ファーストコンタクトはかなりの好感度だ。
うざい、トラブルを巻き起こすキャラクターが嫌いな自分だが、彼らにはそれを感じなかった。
個々に勝手にではなく皆で解決しようと努力をし、それがかなわない状況であれば個々が奮闘する。
そんな姿はとても理解のできるリアルな「人の動き方」だと思った。
さて、最終的におもしろかったかどうかで言うと「うーん」というところだが、見て損は無かった。
なにせ「喋らないキャラクター」のみで展開する話というのが斬新。
喋らないが、頭の上に「いっしょにいこう!」とかの文字が浮かび上がる。
そして優しい語り口でキャラクターの心情を読み上げ、時にはツッコむナレーション。
(エンドロールで井ノ原さんと本上まなみさんということが判明。お二人とも落ち着いた良い声でした)
でもそのツッコミも嫌みではなく、時々鋭いガチツッコミ「するのかよ!」みたいなのがあったりと緩急あって楽しかった。
だから、声優さんの活躍というのが皆無なこの映画。
そして点と棒で構成されたキャラクターの表情。
これで泣けるんかと思うでしょう。ーー泣いた。泣きました自分。
何がすごいって、それで泣かせる脚本っていうのもそうだけど(これがすみっコぐらしじゃなくてクレヨンしんちゃんでもドラえもんでもなんでも泣いてるような脚本)
この映画音楽がすごいですわ!!!!ほんと!!!!!
とのことだが、本当に尊敬する。
この作品は、絵本の中にすみっコぐらしキャラが入ってしまうというのがメインの見所なんだが
正直そのへんは自分には冗長で(子供はきっと楽しめる)スーンて見てた部分があった。
それでも「桃太郎の和風」「マッチ売りの少女の悲しそうな感じ」「あかずきんのドタバタ」「アラビア」
とか、どこか原作がありそうな(笑)何か匂ってくる感じの音楽の流れがあってめちゃ面白かったし
自分が一番飲んでたスプライト吹きそうになったのは「にんぎょひめ」のシーンでやたらガチのクラブ音楽が流れてたことです。
一瞬だけかと思いきやにんぎょひめをさしおいて、響く低音早いBPM。なんじゃこれ(笑)
音楽と映像のシュールさがめちゃおもろい。
そんなセンスを披露しつつ、しっかりとシメるところはシメるのが怒濤のラスト。
感情の盛り上げ方がすごい。音楽すごい、と思いながら見ていた。
ということで、まさか声優さんもいない映画で泣くとは思ってなかったところもあり
・ー・ で表現された顔で泣くとは思ってなかったところもあり、自分は衝撃の作品を見たなぁという気持ち。
※※※※※※※以下ネタバレあり※※※※※※※※※※※※※
◆ラスト
想像はできてたけど、あのおばけが去るときに花が落ちたのが伏線だったことにしばらく気づいてなかったよ!
伏線がつながって「あっ」て思った時の、微妙な「やられた」「くやしい」という気持ちを覆い隠す爽快感。
そして、それが真実であると知ったときの悲しみ。これはえらいことじゃった・・・
ちなみにラストは泣けてたけど、やや長い感あったかなぁ・・・。
そもそも声がないので、動作や感情をできるだけ表情の・ー・で表現するわけです。そりゃ時間もかかるし理解させるのも大変。
倒れる塔を支える迷子ひよこは無理あるんじゃないかと思ったけど、その後の絵本の仲間感を増すには必要な流れだった。ということで理解はしています。
ちなみにどこが一番泣いたかというと、エンドロールです!!
最後、別れの後に絵本をゴージャスにしてあげたすみっコぐらし面々。
そのままエンドロールに突入すると、すみっコぐらしメンバーが迷子の子のようにひよこのような形状になっている。
それがめっちゃかわいい。
「ほえーかわええー」と思いながらぐすぐすやってたわけだが、その中で迷子の子とめちゃ仲良くやっている。
助けたり、助けられたり一緒に寝たりと「彼らが一緒にやりたかったこと」がそこで繰り広げられていて
自分はもう号泣ですよ。あかん。あれはあかん。
そんで「あぁよかったね」と思わせておいての、最終的にすみっコぐらしメンバー全員が寝ていた(夢)という・・・!
これ、たぶん「夢かな? 夢じゃない、よね。きっと」みたいな感じなんだろうと思うけど、自分こういうの無理です!
絶対泣くから!
だいたいそういうの夢なんだからね!←現実的
つーことで最後のほんっとうに最後で号泣。
あと原田知世の「冬のこもりうた」はいい曲だったし声もすごく美しくて癒された
・・・けど、エンドロールの間じゅうずっと「子守唄とふゆごもりをかけたのか、すごく巧いな・・・かわいいし巧いな・・・冬のこもりうた・・・・篭もり・・・子守・・・・」と泣きながら延々と考えてしまった。いやー巧い!!
結局、あの絵柄でこんな展開になるなんて思ってなかったというのは正直なところです。
たしかに予想してないところからぶっこまれてきた。
ただ、大人も見るものだと考えたら(ターゲットが大人も子供も)クレヨンしんちゃんの映画みたいなもんなんかなぁと。
自分はクレしんもちゃんと見たことないんだけど。
ドラえもんのふー子?とかピー助?とかみたいな感じ?
あ、やべーそれもちゃんと見たこと無い。
やべーなんか、ちゃんといろいろ見てねぇ。
ということで、見て良かったです!!!!
【趣味】映画「ジョーカー」鑑賞
久々のブログです。そして連続して映画の感想っていう。
今話題のジョーカーの感想を書きたい。
ネタバレ上等で書きますので、ネタバレがイヤな人はスマホを二つに折ってぶっこわすか、腰を落としてPCのディスプレイにせいけんづきをしてください。
【鑑賞条件】
■日時;平日夜
■観客;最大の大きさだったにも関わらず埋まり具合は驚異の約4割。男女比2;8くらい。カップル多い。
前置きとして。
自分はマーベルが好きだが、DCも見る。過去はどちらかというとバットマンの方が好きだった。
最近はアクアマンが「おもろかったけどなんで捕鯨映像を被害者面で使ってんだ」とかワンダーウーマンが「おもろかったけど倫理観わかんね」とか色々あった。
ジョーカーは好きでも嫌いでもないけど、皆高評価の「バットマン ダークナイト」は、ヒース・レジャーが好きなだけに悲しくなってしまうので3回くらいしか見てない。
さて感想に行こう。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
<先にまとめから言うと>
世間が言うほど自分は「狂気!」とか「名作!」とかも思わなかった。それには理由がある。
まず題名の「ジョーカー」からして「この人がジョーカーになる」「あのジョーカーになる」という認識が頭のどこかに存在してしまい
起こること全てがジョーカーになるための足がかりとしての感覚で見てしまっていた。
だから、人殺しも堕ちていく様も「あるべき姿」として認識してしまっていた。
また、もう一つには自分があくまでもトーマス・ウェイン(市長選立候補者、いわゆる富裕層)側の意識で見てしまっているということがある。
持病があり母親の介護もするアーサー(のちのジョーカー)は必死に世間と戦いあえいでおり、彼が悪いところなど一つもない。
しかしそんなアーサーの母親が、過去勤めていたウェイン家に助けを乞う手紙を出しても返事はこない。
弱者側からの一方的な語りで進むこの作品を見ると正直トーマスは悪役のように見える。
しかし、実際考えても見てほしい。
過去に屋敷で雇い、精神を病んだ(病んでいた?)元召使いから連絡がきたら、その手紙を現在の召使いが本当にトーマスに見せるだろうか?
煩わしさしかないその手紙はおそらくトーマスに届いていないのではないかと思う。まぁ、実際に届いていたところで個別になにかしらの対応をしたとは思えないが。
トーマスがそれを見ていないと推察できるのは、トイレで対面した時の態度にある。
(あいまいで違ってたらすまん)
トーマスは、アーサーに切り出されて初めて「関係を持った召使いに子供がいる」ということを知らされる。ということは、さんざん手紙の文面にかかれていた明確なことを知らずにアーサーと対面したわけだ。
書かれた文章をアーサーが一目見てぶち切れるレベルのあからさまな内容だったにもかかわらずだ。あの母親がそんな内容を30年ずっと書かずにいられたはずはない。
ということで、トーマスは手紙を見ていない。
さらにはそこで言いがかり、狂気に近い態度で迫った男が家にやってきたら拒否するに決まっている。
■ではトーマスは本当に悪くないのか
さてここまで擁護してきたトーマスについてだが、彼が悪ではないのは、あくまでも「家族を大事にしている」という部分についてだ。
市長選へ立候補した彼は非常に間違ったことを言ってしまった。
ピエロ姿の男に自社の社員を殺されたトーマスは
「ピエロに扮してしか何もできない卑怯者だ」
のようなことを演説で言ってしまう。これは完全にバカだ。
しかしこのような「自社の社員思いの発言」=富裕層へのアピール をしていたことを考えるとおそらくこの世界の中では富裕層の支持さえあれば当選できるのだろうと推測する。
弱者を保護したり対応する内容など、市長選には関係ないし意味もない。
もしかしたらそれがネックになって落選する可能性もあるのかもしれない。
そんな中、彼が選んだ言葉はやはり富裕層へ向けてのアピールでしかなかった。それが残念だ。
■妄想と現実が入り乱れ
ぐっちゃぐちゃでようわからん。
■ダンス……
太極拳みたいなのなんだあれ
■コメディ番組に出演
自分が一番ドキッとしたのはここだなぁ。
アーサーが舞台で激寒のギャグ
(子供の頃は僕がコメディアンになりたいと言ったら誰も笑わなかったのに、今はコメディアンだと言ったら皆が笑うんだ)
という結構正直おもろいギャグを披露して滑り倒す姿をテレビに出しツッコむ人気コメディアンのマレー。
そのツッコミがうけ、とうとう本当にアーサーが番組によばれる。
それまでマレーに呼ばれたらこうして……とかわくわくしながら練習していたアーサーだったが、実際に舞台に出ると彼は自分の貧困や苦悩を語る
その姿は、完全に自分の今までとの決別のような印象を受けると同時に
「マレー、君は僕を笑いものにした」」
という言葉が自分の胸に突き刺さった。
アーサーはバカではない。
必死に前を向こうと今まで「バカにされている」という現実から目を背けていたが、もう背けることをやめた。そうしたら残るのは、現実だ。
なんかこのシーンは自分も見ていてつらくなり(おそらく今まで展開してきた人殺しやいじめとかよりも、より自分に身近な話が突然目の前に出されたという感じ)
「いじりと笑いの境界線ってわからんよなぁ」とめちゃ考えることになった。
■自分が大好きなフランク・シナトラががっつり流れる!
この時の興奮たるや、どえらいもんでした!!!!
↓シナトラの音源買ったよ!の話
http://tora-kaibuntei.hateblo.jp/entry/2017/04/19/014647
↓映画ジャッキー を見た感想とシナトラの話
http://tora-kaibuntei.hateblo.jp/entry/2017/04/25/000512
この、二つ目の映画「ジャッキー」感想の最後に書いたけど。
フランク・シナトラは輝かしいその姿の裏に、別の姿を持っていた。
マフィアと繋がり、権力を得ようとするその2面性はまさに仮面で本性を隠したピエロのマスクだ。
フランク・シナトラを起用したのは単純に音楽としてすばらしいというだけではなく、そういった裏も含めてではないかと勝手に邪推している。
■あのジョーカーだの違うだの
全然思わなかったなぁ。
自分の勝手な印象としては、薬液に落ちてジョーカーになる印象だったので、この作品はスタイリッシュではなくかなり泥臭いけど
それもまたジョーカーだし、ジョーカーというか「弱者の王」が生まれた話としては秀逸だと思う。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
ということで★★★☆☆(ほしみっちゅ!)
もう一回観たいかどうか考えたら観たくないけど観たい。
【趣味】映画「ドラゴンクエスト ユアストーリー」鑑賞
うむ!観てきたぞ!
すでに賛否両論なのは知っているが、公開直後は「賛」ばかりがメディアに取り上げられていたり
Twitterでも「賛」の感想が多かったが、時間を経るにつれてひどい暴言みたいなのもちらりと目にしたので
一切のほか感想、情報を得ずに見に行ってきた。
そんで、以下感想ですけど毎度のことながら完全ネタバレなのでお気をつけください。
<前情報>
・自分はドラクエ5のスーファミ版しかやったことがない。
・やりつくしてやりつくしまくっていた
・今話題になっている小説(久美沙織作)も読みまくっていた
・ドラクエ5に対する思い入れはすさまじい
・なお妻は基本フローラ。ビアンカとは遊びの関係←最低
↓以前の予告見ての感想とか
tora-kaibuntei.hateblo.jp
tora-kaibuntei.hateblo.jp
このブログ内容の結婚のくだりはほぼ正解(笑)
続編あるかな~!?みたいな純粋な自分がかわいい。
※※※※※※※※※※※※<以下ネタバレあり>※※※※※※※※※※※※※
◆あの音楽あってのドラクエじゃなぁ!
鳥肌すごかった。音楽と映像の雰囲気を楽しむのにも観て良かったと思う。
◆ゲーム画面で一気にはしょる(笑)
いや、悪くないんだけど。
一気にはしょられた感。せめて子供時代のビアンカ見たかった。
んでうわさには聞いてたけど、子供時代のフローラとの出会いのシーン出てきた。
あれスーファミにはなかったもんね?
◆リュカの子供時代かわいい
表情豊かでかわいい
◆ぬわーーーーーっっ
パパスとの絆はもう少し見たかったなぁ。
あと、燃やされても生きてるパパス。
あれはさ、もう声も届かない存在になっちゃうから印象的なんやんか。
戦いながらちょっと説明して(息子に呼びかけて)豪快にぬわーっじゃだめだったんか。
◆モンスターすごい!
めっちゃモンスターが3D映えしとった!すごいな!
動きとかも印象通りで感動した。
このへんは、ドラクエが現在3Dになっているっていう基本があるからやろか。
◆主人公(リュカ)が伝説の勇者だとパパスに言いくるめられている
そりゃ可哀想だろ……と思った。
ゲームは、そもそもが「伝説の勇者探し」という状況だったから
そのために自分がいるという目標が高い位置にあって、その気持ちが操作側にももてたわけだが
「僕は勇者だ!」→「勇者じゃなかった!」てなったときの落胆ってすごすぎない?
自分への嫌悪と憎悪と、パパスへの微妙な怒りが沸きそうや。
むごい設定にしたなぁ。
◆声優について
このへんからがっつりディスっていきますけど。
声優陣もほとんど意識しないまま見てきた。
主人公佐藤健はとても良かったと思う。
はじめのなよなよ感はヘタレな主人公にぴったりだし、後半ちゃんと盛り返した。
子供時代のリュカ、ヘンリーは及第点。
大人ヘンリーなにあれくそか。最悪やった。坂口健太郎ってだれや。なんかどっかで最悪な吹き替えかなんかで見た名前な気がする。
サンチョは聞いたらケンドーコバヤシやんって思って集中できんかった。
パパスは声がやや若い感じあったけどまぁいい。
ビアンカへったくそやな……よくある吹き替え芸能人。
フローラ !!! かっわ……かっわ……!!!かっわ!!!いい!!!
ルドマン微妙にへたな感じと、思ったより高くてなんか違和感あったけどそこそこ良かったと思う。
プサン個性的だけど、けっこういいやん……最終的にはめっちゃいいやん!て思ったらヤスケンで納得。
賀来千香子
ブオーン……おでって言ってた
ゲマ すげぇゲマ感!!!最上級のゲマ感です!!!最高でしたゲマ様!!!
ジャミとか あんま印象ない
◆3D
静止画はすごくいいんだよな。
でも動くと違和感を覚える。
ちなみに表情は、頬の筋肉があまり動かないのに目はかなり開いたりするのでちょっと怖い。
静止画はいい。静止画は。
◆笑いのポイントのずれ
これ結構なもんだったな。
そこで笑いいる?っていうポイントであきらかな「これおもろいでしょ!ねぇ、ねぇ!」とされている気持ち
こっちは「はは、あぁ、まぁうん」という苦笑いで過ごすも、その後にまた同じようなことをされる。
笑いの空気がちょっとおかしいというか、テンポのずれがひどいというか。
明らかな笑いを誘おうとしている空白の間でも誰一人も笑っていなかったので、そのへんは共通している気がする。
唯一、後半プサンが妖精の国にロボットが出ることについて「しかたないじゃろそうなってんだから」みたいに
ぶつぶつと言ったところで女性一人がフフッと笑ってた。
◆リュカ
リュカの名前の別問題はおいといて。
なんかやたらとリュカがヘタレなんすよ。線が細いっていうのも関係しとるかも。
「僕じゃ無理だ」とか「できない」とか。いやいや、ゲームイラストみた??鳥山明のあの絵みた??
あいつそんなん言う(笑)??ってなった。
ヘタレなのにあのモンスター山から逃げだそうと思ったの?
逃げ出せたのにヘタレてんだろ?パパスの遺言も聞いてたわけだろ?しかも自分が勇者なんだろ?
そんでもヘタレてんの?精神大丈夫か?
と、だいぶいらいらした。
たぶん、ゲームをしてた自分の中の印象とか、小説「ドラゴンクエスト」の影響とかあるんだろうけど。
小説「ドラゴンクエスト」のリュカは、ややおっとりしてるけど精悍な青年っていう雰囲気だったな。
だからビアンカを「おまえ」と呼ぶ今回の主人公にやや違和感。(小説でおまえって呼んでたかもしれんけど、印象にない)
後半は主人公らしく持ち直していた。
◆ビアンカ
まぁ声優がくそでした。
あと圧倒的なヒックとドラゴン感。
大酒飲みなん?まぁ、あれは大酒のみっていうよりもやけ酒だよな。
フローラの件での表情はなかなか良かった。
あと結婚した時の感じも良かった。
明らかな姉さん気取りの感じはゲーム同様自分のいらいらを増させてくれたので◎なんでしょう。
まぁとかく声優がひどかった。
◆フローラ
なんなん、めっちゃかわいいやん!!!
どぎまぎした感じも、もうゲームのフローラそのまま!!
わいの嫁はここにおったんや!という気持ち。
まぁとにかく可愛いっすわ。
自分の目に狂いはなかった
だがしかし、オババに化けてリュカの「本当の気持ち」を引きだそうとしたのはなんで?(まぁラストに関係してるんだろうけど)
あの時のフローラの表情やたらと清々しい顔してんのが気に入らない。
顔が真っ赤になるまで好きだった人を譲ったわけだろ。
まるでそれまでが無かったかのように「主人公が離れるのはなんでもない」みたいな、悲しい表情ひとつもしないで
あっさり「だって気づいちゃったもの」みたいなん、なにあれ?
んでリュカのビアンカへの気持ちが本当の気持ちだと誰が断言できるんだ?フローラは勝手にそんなんしてるけど責任もてんのか?
……みたいなことを考えてしまう自分はあの展開が不服です(笑)
だってそれまで奇跡のフローラ婚だと思ってたんだもんなぁ!すごい残念だった。
◆ヘンリー
リュカから敬語かぁ。なんかイメージと違ったな。
絶望的に声優が糞でした。
顔はまぁヘンリーっぽかった。できればマリアも居てほしかったけどしゃーない。
◆アルス
ま さ か の ひ と り っ こ !!!!
娘は!?娘は!?どうして娘おらんの!
っていうか確かに娘おらんでもどうにかなるストーリーなんだよな!
でもあえて娘がいることがポイントだと思うんだよなぁ!
これも小説「ドラゴンクエスト」の印象だと思うけど
双子の兄は天空の勇者だと言われているのに、自分はそうじゃないと娘が落ち込んでるイメージあって
それをパパ(リュカ)が勇者じゃなくても大事な存在なんだよと優しく説明する印象が強い!!
まぁこの映画にはいねーんだけどな(笑)!
でも勇者感あったなぁ、息子!
主人公がその引き立て役になったレベルで勇者感あった。
◆ビアンカの出産
妊娠姿があったの良かった!
ゲームでいまいちイメージわかなかったけど、きっとこうやってお腹に耳あてたりしてたんだろうなぁと思えた。
◆ドラゴンオーブ
あーなんか懐かしい!ゲームでもそうやってた!
とすごい思い出した。なんかその瞬間めっちゃ感動した。
◆子供が敬語
あーなんかすっごい小説「ドラゴンクエスト」感!
あれ読んで「子供が親に敬語ってすげーな」と思ったんだよなぁ。
でもそうなっても仕方ないよな、と思ったのがよみがえった。
◆8年たってるのに
ヘンリーぜんぜん老けてない
そこはいい歳の取り方しとけよ……
◆マーサ(感想Twitterコピペ)
「リュカ……リュカ、聞こえますか。
とうとう来てしまったのですね。
私の名前は 賀来千香子」
◆最後の応援部隊
まぁ、いいんじゃないすかね
◆そ し て 問 題 へ ……
なんか剣を雲のとこにぶんなげたら門が閉まるやらで、息子が勇者感まるだして
「行きます!」てなった直後の展開。
は?なにこれ?息子死ぬの?まさかの息子死?
とか思ってから、怒濤のびっくりですよ。
なんていうか……
「御託はいいから普通にドラクエ5の映画見せろや」
としか(笑)
プログラミングされたなんたらが出てきてやいやい言うだけならまだ
「あー昔プレイしたなぁ」という気持ちも出てきたもおんを
それ(今我々が見ている物語)をプレイしている会社員の映像まではっきり映し出されたら
それは「ユアストーリー」でもなく「あの会社員のストーリー」じゃね?
だって自分の妻はいつでもフローラだったし!!!!!!←やけくそ
スラリンがアンチウィルスっていうの聞いて「はぁ?」と思った。
突然そんな役目にすんじゃねーよスラリンはスラリンだわぼけが。
「大人になれ」
とあのなんちゃらが言った瞬間「見に来るんじゃなかった」と思った。
大人になることがゲームをしないことになるのか?(という疑問はあとで会社員の主人公がなんか言い返してたけど)
この映画を見ている時点で、この映画を制作した側からは「この見てるやつら全員いつまでたっても大人になんねーな」と思ってるわけだろ?
んで、それをぶちこわしてしてやったり顔してるのが透けて見えんだよくそが。
見る側を馬鹿にする気持ちがあるならそんなもん隠し通してただの子供が喜ぶドラクエ映画を作っとけや。
んで遠くから見て馬鹿にしてりゃいいだろ。なんで面と向かって否定すんだろう。
最後に会社員に「あれは確実に、もうひとつの人生だった」みたいないい感じのこと言わせてるけど
そんなん言おうがあれだからな。
言わせながら「はは、だからそれが大人になってないって言うんだよ」と制作側は鼻で笑ってっからな。
なんで素直にドラクエ5で作らんかったん?
なんで無理に主張入れたん?
それまで糞声優とかでもなんとか思い出補正も入れて乗り切ってきたのに最後の最後でぶちこわすのすげーな。
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ということで
★☆☆☆☆(ほしひとちゅ!)
主人公の線が細い。
んで最後の最後っぺがくそ。
あとフローラに悲しい思いをさせやがって←しつこい
【創作・小説】連載中小説★御礼★「某国政府少子化対策」」
現在小説家になろうで連載している小説「某国政府少子化対策 ~女に変わるカラダとココロ~」
https://ncode.syosetu.com/n5588fi/
ですが、とうとう初レビューをいただきました!!!!
とてもありがたいです、ありがたやぁあぁ!!素敵なレビューをぜひご覧いただきたい。
他連載終了後にレビューをいただいたことが一度だけあるんだが、その時も爆発するか思うほどうれしかった。
今回は連載中に頂けるなんて本当に嬉しい!
自分の書く小説はニッチな隙間産業だと思っているので、実際読んでいただけるチャンスも少ない。
今まで自分は「ニッチだから仕方ない」「自分の作風と合わない人もあるから仕方ない」と思っていたが
自分で動いて見ていただく機会を生み出すっていうことの大事さを、今Twitterをやりながら(今更勉強しながら)噛みしめている。
なので!↓のツイッター名で趣味関連を暴れておりますんで、ぜひ見ていただけたら嬉しいです。
作者Twitter:@KAI_BUNTEI
フォローよろしくお願いいたします!
「某国政府少子化対策」は佳境を迎えて、進行具合7割といったところ。
八章はさらに各キャラの精神につっこんでいきますので
(執筆中の今なら)まだ間に合います!ぜひそちらもお読みくださーい!
レビューは興奮ありあまって布団の上でゴロゴロしてもうた、ゴロゴロ。
<以上は小説家になろう活動報告と同様の内容>
ブログ用に追記。
今日買い物に出かけていたら、そこのBGMで「明日への手紙/手嶌葵」が流れていて
すごい懐かしい気持ちになりつつ、涙が出てきてしまい慌てて店を出た。
この曲、ドラマの主題歌だったらしいんだが、当時自分が見たのはPVだった。
そのPV見ただけでどえらい泣いてもうたのを覚えている。
カラオケで友人が歌ったときにPVが背景で「やめてくれ、もうやめてくれ」と悶絶しながら泣いた。
という曲で、まぁ自分の中では地雷に近いんだが(曲と手嶌さんのパワーが胸に入り込みすぎてあかん)
畏れ多くも、今書いている「某国政府少子化対策」の主人公である颯人の印象にすごく合ってるなぁと思った。
色々あって苦しんでいる主人公だが、迷いながらも自分で必死に正解を出そうとしている。
こうやって以前に心に響いた曲は、今でも響いてくるもんだなぁ。
凄い、すごいですよ「明日への手紙」そして手嶌葵さんの歌声。
【趣味】映画「アラジン」(実写・吹き替え)鑑賞!!!
↓日本公開前に香港に見に行ったの巻
tora-kaibuntei.hateblo.jp
怒濤の日本語吹き替えも鑑賞!
これで、香港でノーマル2D、香港でIMAX、日本でTOHOのMX4D(字幕)、ユナイテッドシネマの4DX(吹き替え) で見たことになる!
んでまずひとつ言いたい。
自分は基本TOHO系で見る(ポイントたまるし)派だったんだが……
今回初めてユナイテッドシネマの4DX体験したらもう、めっちゃびっくりした!
TOHOのMX4Dのぬるさ(笑)!あれはもうね、赤子ですよ赤子。
ユナイテッドシネマのえぐいくらいのガタガタと体が前傾するほどのナナメ!
なんか既視感あるなぁと思ったら、ランドにあるスターツアーズでした!!
あれレベル!!!ちょっと酔う感じもあれ!!(スターツアーズは吐くほど酔うけど)
いやーすごかった。TOHOでは感じることができなかった浮遊感、没入感を全身で感じてきた次第。
なお、感じすぎて、バスなどで爆睡するタイプの自分は、朝早くに出かけて行っていたこともありガタガタしながら何度か爆睡こいた。
ユナイテッドシネマすぎょい!!!
さて、日本語吹き替えで見た感想(あとそれで気づいた感想)も追記したい。
正直ディスりも入ります。見たくない人はみないでください。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
◆くそどうでもいい映画泥棒のこと
何度も見てるのに新しい発見があって新鮮!でおなじみの映画泥棒。
今回見てたら「ダウンロードするのも違法です」のところでポプコンとジュースが使ってるマグカップが
ハートの絵が入ったおそろだった。はぁーびっくり。今まで気づかなかった。えろい。
◆吹き替え配役に関して
ジャファー
北村一輝さんは発表当時「おう、まじか」と思っていたものの、香港で映像を見たら(この感じは北村一輝や)と思った。
高さと冷たい低さを感じさせる個性的な声はなかなか無い。
個人的には、実写のジャファーの吹き替えとしては良いと感じた。
(アラジンは別途記載)
ジャスミン
木下晴香さん。放映前の特別映像などで、作品愛を語っている姿が非常に好印象だった。
そして実際歌を聴いてびっくりですよ、すごい!と。
自分は基本的に作品の前情報をあまり入れていきたくないタイプなので、ほとんどその映像も見なかったけど、それでも「この人にジャスミンをやってもらえて良かった」と感じるレベルだった。
スピーチレスの吹き替えは全く聴かずに行った。
んで、衝撃。あのパワフルな歌声をしっかりと踏襲して歌っている。
木下晴香さんの方が透明感のあるピュアな歌声だけど、それはそれで素敵。
はえーすげぇーと画面に釘付けです。すごい!
◆吹き替え台詞全般
翻訳いずみつかさ さん
訳詞もちよりこ さん
もともと自分はあまり吹き替えで見ていなかった&原作アニメが好き過ぎるということもあるので
正直なところ結構がっかりする部分が多かった。
①言い回しが寒い
ジーニーに「それな」と言わせたり「イケメン」「神ってる」など。
今の時代を終えたら背筋が寒くなりそうな言葉がぶちこまれている。
これさ、媒体になった時には修正とかするの?せんやろ普通。
この寒い単語が羅列したものが、数十年語も見られていくわけやろ。
自分は耐えられません。なんでこんな寒いワードを選んだんだよ……。
②全体的に言葉が荒い
アラジンは気が優しい犯罪者です←
どちらかというと、アニメは子供っぽく声も甘い。だから言葉遣いがやや優しい。
実写は少し大人の雰囲気になっているからか、なんか追っ手に向かって結構な暴言を吐いていたりする。
全般、語尾がきつかったり荒かったりするのがすごく気になった。
あ「321で飛んで!」 じ「321で飛んで!?」
あ「どうしてまねしてるの」 のあたりは可愛かったのになぁ。
あの語尾の優しい感じで作って欲しかったなぁ……
ジーニーがアラジンに向かってナチュラルな場面で「おまえ」って言う。
アニメでも言ってたかなぁ。口論のときとかは言ってたかもしれんけど、全般アラジンのことを「お前さん」とか「アル」って呼んだりしてたと思うんだけどなぁ。違和感。
③歌詞の無理矢理感
もともとね、英語を日本語に変えること自体が大変なんだと思うんですよ。
でも、歌っている俳優の口と日本語の口の開きが全く合ってない。
言葉の最中だけならまだしも、最後の伸ばす語尾がぜんぜん違う!
素人の見た判断なので本当の翻訳の人には笑われるかもしれんが、自分が感じたことなので言わせてもらう。
たとえばアニメ版だと
「I can show you the World (口の形「お」と「う」の間くらい)」→
「見せてあげよう(「う」)」
「Shining, shimmering, splendid(「う」と「い」の間くらい)」→「輝く世界(い)」
「A whole new world(「あ」と「う」の間くらい)」→「おおぞら(あ)」
「A dazzling place I never knew(う)」→「目がくらむけれど(お)」
という風に、ぴったり……ぴったり……ではないけど、それなりの母音の口の形であわせてるけど
今回ガン無視で作られてないか??その歌詞もあまり好きじゃない。
あと字余りが擁護できんレベル。
実写のための新曲スピーチレスなんかは特にずっとジャスミンの顔を追ってるので母音の乖離が酷い。
ただ、あそこまで表情を追われるとやりようがないのかもしれんなぁとも感じた。
「speechless(スピーチレス)」という印象的な単語を歌い上げるのに「叫べー」という単語が使われているのは結構自然だった。秀逸。
◆アラジン
中村倫也さん。
放映前の特別映像で「自分がアラジンに抜擢された」話をしていたけれど、正直……
なんかちょっと「自分は別に興味無かったけどマネジャーが勝手に」みたいな雰囲気がバリバリ感じられて自分は目が飛び出そうになった。
実際になにを言っていたのか覚えてないけど(見返す気もないけど)なんであんなにかっこつけようとするんすかねこの人。
ほかの特別映像でも、なんかカッコつける姿がイラつくというか……
あれは緊張の裏返しかなんか?よくわからんけど。
んで、特別映像見てたらそんだけイキッてた割には歌が上手くない。
どうやらファンが「そんなことないよー本当はもっと上手いんだよぉー」と嘆いていたらしいけど、じゃああの場でそれを知らしめて欲しかった。
木下さんがパワフルに歌い上げただけに尚更差が露わになってしんどい。
日本で行われた特別イベントでもなんか……どうなんだろう。
基本的にポケットに手をつっこんで人前に現れる人がすげぇ嫌いなのと信用できないのでイヤ。
ーーという気持ちを抱いての鑑賞。
アラジンの声は結構合ってた!
アニメ版より青年っぽい感じは俳優にも合っていていいと思う。
ただ、歌い方に癖があって「ホーニューワー」の「ニューワ」あたりで変なしゃくりを入れるのがすげー嫌いだった。
変なしゃくりを入れるから、その後の木下さんのピュアでまっすぐな声に圧倒されまくる。
あとこれは中村さんが悪いわけじゃないと思うんだが「one jump ahead」のリプライズの歌い方がすっごい雑に感じる!!
状況見たらさ、あれは基本的に絶望に打ちひしがれてにじみ出てきてる歌なわけですよ。
そりゃアニメはドブネズミだの罵倒されて泥にぶちこまれてテンションがた落ちの超悲しい状態で歌うからマックス悲しいわけですけど
実写版だってドブネズミだと罵倒されて、とぼとぼ家に帰ってからの歌。
そのへん、メナ・マスードはちゃんと「弱々しくもあらがい、明日を夢見る寂しい感じ」で歌い上げているのに、なんでそれを聴いても日本語吹き替えが「くそったれめ!俺を理解しようとしないじゃねーか!」みたいな歌い方になるんだ??
<アニメ(神)>
www.youtube.com
一回聴いて衝撃すぎた。
もういっぺん聴きにいくしかないな。←泥沼
◆猫をお風呂に入れなければ!
ダリアがプリンセスジャスミンだと偽ってごまかすところ。
「私は猫を風呂に入れないと」と言って去っていったダリアが「侍女さーん、猫は一人でお風呂に入れないわよー」
みたいなんを言うとアラジンが怪訝な顔で「猫は一人で体を洗えるだろ?」的な事を言っているシーン。
何度見てもギャグの意味がわからない!!なんだろうあれ!!!!
◆ジャファー「Woman!」
ジャスミンと結婚式をしようとしているおちゃめなジャファー。
誓いの言葉をもたつくジャスミンにぶち切れて「Woman!」と叫んで切れます。
これめっちゃいいよなぁ!と思っていたんだが、吹替ではなんか普通の言葉になってた。
あの一言って、短気で本来のドブネズミ感のあるジャファーの素だと思うんですよ。隠しきれない育ちの悪さっつーか。
そのへんが、吹き替えで一気に失われているのが残念。
◆ジャスミンの母の国シェラバードの地下牢に5年いたジャファー
砂漠でアラジンにグチるの巻。かわいい。
◆腕輪
四回見てやっと気づいた。
ジャスミンの腕輪は亡くなった母親の形見だった。
それを失うことを怖がっていた時、ジャスミンはまだ国の法律や押しつけられる価値観にがんじがらめになっていた。
それはジーニーもそうで、腕輪をつけていることはランプに封じられ自由ではないことを意味している。
この実写映画は、アニメではなく実写なだけあってただの娯楽としてというよりも、社会的に訴えかけたいテーマがはっきりしていると感じる。
それはキャラクターの対比で多くの表現がされている。
法に縛られて敬愛するサルタンを傷つける事を命じられるハキームは、自分の気持ちと法に挟まれ苦しむ。
法に縛られて好きでもないバカ王子と結婚を迫られるジャスミンは、自分の気持ちと法に挟まれ苦しむ。
自由を求めて人間になることを望んだジーニー。
力を求めて魔神になることを望んだジャファー。
ほかにも対比があるかな??見るのがたのしい。
つーことで、日本語吹き替えはいろいろ気になりすぎてだめです。
自分の期待が高すぎたのもあるし、いろいろ難しい部分もあるだろうし、この実写映画「アラジン」の評価を下げるまででもないけど
まー一番は、吹替の言葉のチョイスが激寒いところが問題だったな!と感じました。ハイ。