下衆なマニヤの有神論

小説を書き続け(途中絶筆したが)十云年、自分の力が如何程のものか試したい。

【創作・小説】「完結・触れたその手を引き寄せて」について

これは完結した勢いで書き殴っております。
内容にも言及しますので、小説をお読みいただいた上で不要なことだと思われる方は読まれないようお願いいたします。
当然、読まなくても何の問題もありません。








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■岩嵜
 前作を書いてから、感想で「岩嵜さんとくっつくと思っていなかったです」的なコメントもいただいていましたが
 実はそのとおりで、前作ではあまり岩嵜サイドの感情や状況を書かないようにしようと思っていました。
 話の流れ上「加瀬による岩嵜のSNS爆撃」は岩嵜サイドの描写になりましたが、それ以外は何を考えているのかとかの心情描写を極力避けていたつもりです。
 岩嵜に対する読者側の感情移入をなるべくさせないことで、幸也と加瀬という二人の主人公を立たせようとしました。
 また、下手に書くと病的とも言える岩嵜の独占欲がポロリするから書けませんでした。
 もともと続編を書くつもりではなかったので、ぼんやりした設定だけして置いといて、完結したのが前作です。
 岩嵜まで風呂敷を広げると、高校だけで完結できないのが見えていたところもあります。
 「その声は~」で書かなくても、その後幸也はそのどえらい独占欲や嫉妬で翻弄されたり苦しんだりするな、コリャ。とは思っていました。
 最終的に自爆のお兄さん。ごめんよ岩嵜さん。
 岩嵜さん、ぼろぼろすぎてなんかもうぼろくそにされるのが可愛いというか、なんというか。S心が沸き立って仕方ありませんでした。
 一応フルネームもあって(今作の前半で考えてた)「岩嵜 保次(いわさき やすじ)」っていいますが、保次のインパクトすげーので一度も出しませんでした。


■加瀬 瑞希
 加瀬の謎の五年間。設定はありますが不要だったので明言していません。
 以下は設定コピペ。
>>>>>>
よねはら自動車整備で働く。訓練校を春に卒業、二級をもってはいるがまだ手帳がないからひとりで検査とかできない。訓練校時代からよねはら自動車整備で働いていた。会社に籍があるのは加瀬の方が先だがリョウとは同期。
薄緑色のツナギを着ている。借り上げ社宅マンション四階の一人暮らし。
>>>>>>
 高校二年で衝撃の失恋をした加瀬は、自分の生き方を見つめ直して保健室のババァ(笑)のサポートも受け、自分がやりたいこと・やるべきことを見つけました。
 高校時代に培った人間関係は薄っぺらいもので、まじめに勉強をし始めて付き合いが悪くなった加瀬からどんどん離れていきます。
 (彼らはずば抜けた陽キャなので嫌がらせをしたり嫌みをいったりするような人たちではないのが救いでした)
 勉強をして自動車の職業訓練校に合格、二年間通いながらよねはら自動車整備でアルバイトをしていました。
 幸也と再開した年の春には卒業しており、正社員雇用と社宅への入居をしています。
 実家は元々次男である瑞希を放任していましたが、進学として自動車の整備を選んだ事に(特に兄が)激怒。
 「どうせだめだろうから最後に投げ銭してやる」と訓練校の授業料を全額支払い「もう帰ってくるな、のたれ死ね」と絶縁状態です。
 どこにも頼ることの出来ない背水の陣で、加瀬は誰にも弱音を吐かずに戦ってきました。


■幸也
 岩嵜を愛していたはずの幸也の心が、加瀬との再会で揺らぐところからはじまる「触れたその手を引き寄せて」ですが
 前作のエピローグの時点では、幸也の感情をやや曖昧にしていました。
 成長をした加瀬を見た衝撃に、蘇る過去の恐怖、そして加瀬を拒絶した最後に感じた胸の痛みーーそんなものが混ざった感情です。
 決して加瀬の事を好きだとかそういう単純なものではありませんでした。

 「触れたその手を引き寄せて」でそこからさらに踏み込んでしまったのが幸也の罪咎です。それさえなければ、きっと幸也は岩嵜と普通に、幸せに暮らしていました。
(ただ、それでも岩嵜の根本はアレなので、添い遂げることは出来ていないでしょうが)
 どちらかというと今まで外的要因でふらふらとしていた幸也が、人を傷つける事の罪も責任も受け入れて
 自分の意志で選択をするという成長の結果が今作の最後となります。
 結局、幸也はドMです。←極論すぎ
 前作で、同じ陸上部の田辺に幸也自身がゲイであることを指摘され
 そして追求されて自分が「ネコ(受け)」であることを認めたことからも
 幸也は基本的に言葉責めに弱く、そんで快感にも弱いです。ち○○には勝てなかったよ……を地でいく性質。
 芯はあるのにドロドロに溶かされる。そんなところが不憫ビッチと呼びたくなるキャラでした。


■神倉 鉄夫(かみくら てつお)
 ぼんやりととある役者さんを思い浮かべながら書いていました。
 なにせ、テレビを見ないので思い浮かべる人がすげぇ古いわけですけども……。
 出す必要の無い情報で本名は「神田鉄夫(かんだてつお)」です。とたんに地味な、男っぽい名前がかわいい。
 若い時に岩嵜を裏切ったものの、心の奥底に想いを隠して封じ込め、彼を愛し続けている純粋で一途なキャラです。
 もともとはただのヤリ○ン設定だったんだけど、なんか壮大になった。


■園沢 優花(そのざわ ゆうか)
 すごく愛されて、すごく甘やかされてきた女性。
 加瀬が今まで付き合ってきた(作品内で彼女と名言しているのはユイナだけですが)女性の中でも特殊な人です。
 そういう人に今まで出会わなかったのも、加瀬がいた世界が「今」の場所とは違っていたからです。
 どっちかというと、過去加瀬がいた場所ではワイルドで単純な女性ばかりでした。

 優花は結構始めのほうから、主導権を握りたがる発言をさせたりややヒステリックな感情を出させていましたが
 それもこれも、ワガママが許されてきた出自であるという部分を微妙ににおわせようと頑張っていました。
 大した挫折も知らなかった優花に対して、(決して良い環境で育ってきたわけではない)加瀬からの別れの言葉は
 加瀬を愛してきたという事実を上回るほどの優花にとっての衝撃でした。
 もうちょっと加瀬とのイチャイチャしたかれぴっぴ的なはっちゃけた感じも書きたかったです。


■加瀬の同僚;デンちゃんとリョウ
 誰がリョウのフルネーム「種川 涼(たねがわ りょう)」を覚えているんだろうか。自分ですら作品のはじめのほうを探ったわい。
 というリョウですが、実家住まいなのにややチャラ男な感じが楽しかったです。
 そのちょっと軽い感じで、過去の加瀬やトシ先輩の世界観を彷彿とさせる存在にしました。
 それに加瀬が対することで、加瀬の変化を印象づけることを目的とした部分もあります。
 餅撒きの時のリョウはちょづいてましたが、女子中学生とどんな関係があるんだろうか……(考えてない)。
 とりあえず、2級自動車整備士資格を作中初期にしっかりと持っているのは加瀬とデンちゃんとリョウ3人のうちでリョウだけです!(加瀬は交付待ち)

 デンちゃんこと「田中 典久(たなか のりひさ)」。子沢山大男、番外編では3児の父です。奥さんは倫子さん。
 今作はじめから、2級自動車整備士の資格取得のために実践を頑張ってやっていました。(3級は持ってる)
 まだ2級資格は持っていなくても、信頼感のある男です。 

■似たものカップ
 加瀬と優花、そして岩嵜と幸也は、カップル構成がほぼ同じです。

加瀬は振られた時点で人生を変えるほどのショックをうけ更正、その後優花にはその思いを吐露し謝罪
幸也は岩嵜を傷つけた自分を直視し岩嵜に謝罪

優花は自分の話が通らない事に憤り加瀬に暴力を振るい、結果的に……(番外編でやる予定)
岩嵜は幸也を失う恐怖からやってはいけないことをし、また幸也本人から別れを告げられる

 あからさまな対比ではありましたが、そんな感じで書いていました。


■ホットミルクと幸也
 岩嵜が作るホットミルク初登場は、時系列で見ると七月です。
 「いやいや、くそ暑いやんそんなん」という気持ちで書いていました。
 それでも、なぜホットミルクにしたかというと、そこに発生する違和感を求めていたからです。
 冬にホットミルクなら「そだねー、体あったまって寝れるねー」ですむところ
 夏場にホットミルク……しかも場所はクーラーもない部屋……。
 岩嵜にとってそれはただ「幸也を眠らせる薬が溶かしやすいホットが良かった」という理由だけです。
 幸也の安眠を望んだものでもなんでも無い。
 あまり良くない環境で生活している幸也を思いやることも無いその時点で、岩嵜のエゴは丸出しです。
 最終的に幸也は岩嵜の行動に違和感を覚え、飲みません。
 1.シナモンの粉が減らずにずっと上部に浮いていること
 2.飲んでいる描写を描かず、書いても「香り」に関すること
 3.幸也の言葉がしゃっきりしていること
 この3点で飲んでないということを少しでも表現できたらなぁと思っていました。バレバレだったでしょうか。
 ん?よく考えたらシナモンって結構底に沈んどるもんだな……。


■どうでもいいクロスオーバー
 岩嵜と神倉鉄夫が出会ったバーは、過去に書いた投稿用小説に出てくるバーです。マスターも。
 今作にはそこまでの言及も意味が無いのでしていませんが、自分の中では大事な場所となっています。

 そして、この作中トシ先輩とユイナ、そして加瀬と賢吾と大知の5人で行ったと描写されるテーマパークは
 前作の夏休みに幸也、透、咲妃、菅谷が行ったテーマパークで、
 じつは拙作「潔癖性の俺がアイツにアナルを許すまで」で立川と佐夜子が行ったテーマパークと同じ場所です。

 このテーマパークにも細かい設定があり、パークキャラクターにも名前などいろいろあって、それも過去に出版社投稿用に書いた作品の舞台です。
 ゲイバーやテーマパークなど、これらの設定が出てくる投稿用は「出版社投稿用」といいつつ応募していません。
 いっぺんどこかに投稿してチャレンジしようとしてはいるもののどこにしたらいいのかぜんぜん分かっておらず勉強不足が露呈して放置中。


陽キャ軍団
 前作でわーわーやりまくった陽キャたち。
 なんか絡ませられたらおもしろいなぁと思っていましたが、進学してから地元を離れればそんなに会う事もないよなぁという気持ちもあり、書けませんでした。
 詳しく書くことはしませんでしたが、一応ぼんやり決めていることは以下です。
<トシ先輩 大学四年でウェイウェイやっている。不動産屋の営業に内定(その後伝説を作るばりの活躍をすることになるとは誰も知らない)>
<ユイナ(女子短大卒家事手伝い)と大知(大学四年でスポーツ用品メーカーに内定)は交際順調。とりあえずめっちゃ幸せ>
<淳平 居酒屋店長?酒屋?イベンター?考えてないけどなんかくそエロい感じに成長>
<慎人 相変わらずふらふらした社会人。トシ以降の後輩とはつるんでない>
<ジャイさん ジャイさん>

 そんな感じです。


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書いていて、前作は「いててて」と思うことが多かったのですが
今作は胸が「いててて」となる事が多く、まぁどっちにしろ痛々しい(いろんな意味で)話になりました。
彼らの続き(私生活)が想像できるせいか、あまり「書き終わった!」という気持ちになっていません。


書きたいネタはまだまだたくさんあります。
これからもいろいろ書いていきますので、よろしくお願いいたします。

芥文亭 虎太郎

【創作・小説】ムーンライトノベルズ仕様変更?

小説家になろう」系列の「ムーンライトノベルズ」を利用しているが
なんか仕様変更になっているようで、今更気づいたんだが
どうやら何週間か前からそうなっとった?ようだ……自分気づくの遅すぎる。

スマホから投稿しようとして文字数が出なくてクッソ!となったりはしてたが、それ以外にもいろいろあるんだな。

とりあえず、「小説情報ページを表示するだけで勝手に内容が更新される」というのは自分にとっては改悪だな。
評価とかが増えてるのか減ってるのか、全然わからん(笑)。

あと、誤字報告っていうのもあるようだ。活動報告で便利だというコメントをされている作者さんがおられたので自分もやってみよう。


20日にもなにか仕様変更があるようで、そのため深夜から使えないっぽい。
午前一時までに投稿できなかったらどうしよう……と現在すでに不安。
その場合は朝に投稿されるんだろうか??
仕事柄(つーか通勤柄)、どうしても投稿が午前0時を過ぎてしまうためいかんともしがたい。


まぁ、連日投稿は確約で頑張ります。

【創作・小説】ひととおり予約完了

現在連載中の小説はひととおり完結までの予約投稿を終えました。
完結まで11話、32000文字。なんか微妙に長くなったな……。
ここから1話づつ最終推敲してから、連日投稿をしていきます。

怒涛の年末すぎてちゃんと投稿できるかやや不安な部分はありますが有言実行でいきます。


推敲しつつ、じりじり番外編の執筆もしてるんですが遅々として進まん……
さらには思った以上にハードな内容すぎるので完結後にうpしようと心に決めています……

連載が終わるのはすっきりしつつも淋しいもんですね。

なんかまた投稿します。

【創作・小説】近況、創作状況

一旦更新を停止している連載小説(18禁)「触れたその手を引き寄せて」の創作状況ですが

まぁそこそこちゃんと進んどるという感じです。

あと3万も書いたら終わりかと思われます。

 

楽しいっすー。

 

さて、最近見た映画をとりあえず一報。

「ヴェノム」

ボヘミアン・ラプソディ

以上2作です。

今後公開作品としては

「シュガーラッシュ・オンライン」と「マスカレードホテル」が結構楽しみです。

「来る」は見るかなあ、どうかなぁ。「告白」はそこそこ面白かったかなと思うけども。

 

それにしても「アリータ バトルエンジェル」は主人公アリータキモすぎるやろ。

目のサイズがきもすぎる。

んで、監督ジェームズキャメロンが (自分が何度見ても失笑してしまう2代巨頭)「アバター」と「タイタニック

の監督であると予告でドーンと言われているのを見たらもう、その場でこみ上げる笑い。

なんでなんかなぁ。

徹底的に感性が合わんもんってあるよな、とアリータの予告を見ながら思った。

【趣味】映画感想2本立て「銀魂2」「プーと大人になった僕」

前回映画の感想で「かごの中の瞳」を書いたけど、その後日に実は「銀魂2」を見ていた。
しかし「かご~」のインパクトがすさまじくて全てふっとんどった。
今更ながら、見たやつの感想を書きたい。
銀魂2』と『プーと大人になった僕』です
『サーチ』も見たけど、久々にパンフレットを購入したレベル!また今度しっかりまとめたい。一応、サーチはおすすめしておく。


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銀魂2』
■キャスト
 あいかわらずキャストのぴったり具合がすごい。皆振り切ってやっているのもすごい。

小栗旬の二の腕
 すげぇ二の腕してた。さすがです。

■近藤さん
 中村勘九郎、前回も歌舞伎節がすごかったけど、今回のほうがもっとすごかった(笑)。
 「すまなかったなぁ」のあたりはもう、完全に歌舞伎。いい意味で濃いシーンでいいなぁと思ったけど
 カット割りが変わる度に涙の痕とか涙の位置とかが変わっててすげぇ気になってしもうた。

■しげしげで糞笑う
 原作マンガでこれ見たことあるっけ、どうだっけと思いながら見ていた。
 床屋の顔でめっちゃわろてもうたが、てんどんの笑いが長い・・・・・・。

■さっちゃん
 原作で、一番苦手だったのがこのキャラ。(大して読んでもないからあれなんですが)
 3次元になっても苦手だった。なんというか、薄ら寒さの次元が違う。
 美女にこういうのさせといたら面白いよね、というのが別に面白いと思えない自分のセンスの問題もあるだろう。
 美女は美女でいいやないか。その点、前作の菜々緒はすばらしかった。

三浦春馬
 GACKTかと思った(笑)。すげーかっけぇ。

窪田正孝
 なんかギターの人……あいまいですまん。
 この方の演技を見たことがなかったんだが「演技力が高い」とかいろいろ評価されているのでやや期待していた。
 ちょっと良くわかんない。

佐藤二朗とあの……あのひと
 どっちがどっちかもう分からんくなる。
 監督が求めている笑いを分かっているからか、ノリが同じで困惑。
 てんどんの笑いはしつこさが微妙だと白けてくる……ただ、一定をすぎると逆に面白くなってくる。
 今回は白けたタイミングで終わった感じある。

■ラスト
 ネバネバのラストでわろてもた。前回もGTOでにたようなことやっとったな、そういえば。
 あれ絶対世代間ギャップあるよな。つーか知ってるのか若者は。

ということで、総評★★☆☆☆ほしふたちゅ!
実際2.7くらい。爆笑が続くわけでも無く、アクションがすごすぎると感じるわけでも無い案配。
ただ、もう一度見たい(見てもいいかな)とも思わない作品だった。



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プーと大人になった僕
もともと「プーさん」があまり好きではない自分。
シャキッとしないキャラクターに苛ついてしまう質なので、プー全般地雷。
見ないつもりだったけど友人から「大人は絶対に泣く、みた方がいい。仕事辞めたくなる」と言われて見に行った。

■頭っから涙が出る
 なんか涙出てた……なんでなんやろ、郷愁に駆られたんやろか。

■ロビン戦争に行く
 クリストファーロビンが戦争に行って、けがして帰ってくる。
 なんか……絵本(童話?)のキャラクターが戦争か、と思ってしまい切ない。

■ロビン難あり
 忙しいと言って帰ってきながらも子供を愛している感を演出しているのに、寝る子供の頭を撫でたりすらしない。
 それほど追いつめられた大人になっているという演出だろうけど、ただの人でなしにしか見えない。
 日本人じゃあるまいし、文化として寝る子を撫でる、ハグ、キスなど当たり前のはずなのにしない。
 大人になったからではなく、クリストファーロビン本人の人間性の問題である。

■しかしもっと問題が
 ロビン(CV堺雅人
 ……あかん。雅人や。雅人がおる。
 雅人が背後に透けて見える。完全に雅人や。スタンド名「菅野美穂の旦那」や。

■娘の問題
 娘としての大問題は「寄宿学校に入れられること」なだけだったのに
 そんなの娘の意見聞いて決めりゃいいのに母親も被害者っぽくしていて
「お前だって娘の気持ちに気付いとらんかったやないか」と思った。

■イーヨーが意外とかわいーよー
 もともと皮肉っぽいノロいイケボとしか思ってなかったけど
 なかなかかわいかった。ロビンへのナイスアシストもかわいい。

ピグレット
 もっとおっさんっぽい声だった気がするけど、めちゃかわいかった。
 CV小形満サウスパークのケニーなわけですけど(笑)かわいい男の子声がさすがです。
 ピグレットは男の子声におっさんがまじるのでいい感じだと思います。

■プーの「捨てていいよ」
 大人になったロビンと再会し、いろいろ捨てようとするロビンに向かってのろくさいプーさんが言います。
 「捨てるの?」「捨てるさ!」「どうして?」「必要ないから!」「ぼくのことも捨てたの?」
 的な感じのシーンですげぇ泣いてもうた。あかん。プーはトイ・ストーリーに行った方がいい。
 あぁ、やっすい涙やなぁ自分の涙は……と思って冷静になろうとしてたら
 その後で、「捨ててない」みたいに必死に繕おうとするロビンに対し
「捨てていいよ」
 あばばああばばばぁぁぁぁーーーーやめろーーーやめてくれーーーー!となる(笑)。

■プーさんが風船おねだり
 めっちゃかわいい!なんじゃあれ!
「風船ほしいな」「あれがあるととってもすてきなんだ」みたいなん言って
 一所懸命ロビンを説得しようとする。めっちゃかわいい!
 結局買ってもらえてご機嫌なプーさんかわいい。

■プー「それ(おしごと)は、風船よりもだいじなの?」
 虎太郎「そんなん人によるじゃろ」←仕事が絡むと途端に冷静

■降りる動作
 動物たちの「降りる」動作のぬいぐるみ感すごい!
 こう、もそっと……ドチャッと落ちる感じ。着地に力が入っていない様がすばらしい。何度でも見られる動きだった。

■ティガーは「プーさん」の中でもそこそこ好きだったけど
 うぜぇ

■イギリスのおうちに帰宅したら
 床が蜂蜜まみれで、棚落ちて大丈夫かと思ったけど、奥さんも知ってるなら問題ないですね

■ロビンの上司
 顔つきが超イタチ顔でびっくり!!!
 結局「ヒイタチだーっ」とやられるわけだけど、よくあんなにイタチ顔の役者さんいたな!CGじゃないよな??
 D作品は往々にして悪役がイタチというパターンがあり、その王道キャラぽくて感動した。
 人間なのにアニメ的。ロジャーラビットを感じさせる。

■全体の8割泣く
 あれ?涙腺どこいった?と思うほど泣く。

総評 ★★★☆☆ ほしみっちゅ!
あんなに純粋だったロビンを「大変な大人」に仕立て上げるのは本当に大変だったでしょう。その苦労が見て取れる。
その苦労が見て取れるため、なんかしんどい。
仕事を辞めたくはならなかったし、まぁ予定調和で万々歳な終わり方なわけですけどまぁそこは……という感じ。
プーさんの意外な可愛さとか、動きのすごさを感じた。
内容はやや重いかんじなので、ボーッと楽しめるものではない。



「サーチ」はちゃんと語りたい。

【日常】近況など

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くそ忙しい日々がやや落ち着きました。今後は年末にかけての仕事納めがえらいことになります(定例行事)。
ここのところでやっていたことは
◆資格試験勉強(継続中)
◆有馬旅行
◆ディズニー旅行
◆仕事、怒涛の残業
◆創作

そんな感じです。
ディズニーは毎度のハロウィンで、久々にバケーションパッケージという「おい、金出すからいろいろ優遇してくれへんか」
っつーホテル付きのプランです。入場規制があった超混雑の日だったけど楽々過ごせました。最強やな!


んで有馬は創作意欲を盛るため&癒やしを求めにフツーに休みの日に一泊二日で行きましたが
◎立地 ◎温泉の質 ◎料理 ○街のパワー ×観光推進力 △人(対応・思想)
っつー感じだったなぁ。
様々な源泉が吹き出るという土地の「素地」が素晴らしく、高低のある街並みも風情があった。入れたどの温泉も良かった。
ただ、あまりにも一般住居に近すぎるからか街の中の観光に対するウェルカム感があまりない。

明らかに教育不足なホテルマン(一泊そこそこのレベルだったと思うんだけどなー)が多数おり、行く前の電話からややげんなりする。
全体的に態度がおかしい……よく店員とかがタメ口でフレンドリー感出したりするけど、そこまで行き着いてもない。
だから言葉もすごく中途半端。電話確認しても
「あー、それかぁ……ちょっと待ってくださいねー。はーいお待たせしましたぁー」みたいな感じのホテルマン。なめんな。←今言うな

温泉で働く従業員と話してたら、出るわ出るわの観光客に対する愚痴。←自分も観光客なんですけど……
そのうち八割が外国人観光客に対するもの。

ある食事の店では、外国人観光客が頼んだ注文を「えっ?これ?」と言いながら受けており、厨房へ歩きながら「意味が分かんない」と堂々と言いつつ首を傾げている始末。
じゃあちゃんと話聞いてやれよ!!と思ってしまいイライラ。


街中が入り組んで坂道が多いわりには、観光案内マップへの記載がなかったり(年寄りにはあったほうがいい情報じゃないのか?)
そもそものマップに目印の記載がなくて不親切だったり
まぁびっくりしたのは「英語表記」の看板や店があまり無い。観光地としては致命的なレベルで無い。
外国人観光客も多くいたことを考えると、絶対的に案内が不足している。
彼等が増えたのは今更じゃないんだから求められることもおおかっただろうに。
それでも頑なに表記が少ないのは、観光地として受け入れる気がないからなんだろう。

つーか日本人からしても案内不足やのに外国人まで手が回るわけもないか……。

あと、有馬から戻ってきたときのバス運転手も最悪だった。まともな接客をしていた人を見た記憶はもう消え失せた。
あー、金の湯の受付おばちゃんはすごく元気に、外国人観光客にも一所懸命真摯に対応してたな。あれは感動した。

ということで、自分としてはあまり合わんかったのーと思っている。
色んな温泉地に行きたいぜー!

<いまのところの覚え書き ※あくまでも個人の感想です。忘れてるところもあります>
◆別府:大分=街全体がアトラクションのようなわくわく感。地獄巡りとか楽しい。ちょっと田舎くさい感じがまた良い。家族連れや若いグループにはおすすめ。
◆湯布院:大分=えらい山奥だった気がする……んで、どえらい高い宿に泊まった。とにかく静かで落ち着いた街。ただ歴史的な雰囲気はあまり感じなかった。新しく観光地としてやっていこう感ある。山が近いので目的がしっとりとした旅なら合う。
◆白骨:長野=温泉が乳白色。何件か湯に入ったが、露天風呂がやたら開放的だった印象ある。あと混浴が多かった。(これはそういうとこにしか行ってない可能性もある)もう違うかなぁ。そこは宿の窓から女性が騒ぎながら裸を値踏みしていた。なんだったんだあれ。
◆有馬:兵庫=温泉の質がいいのを感じる。料理がすごく美味しい。坂が多い。街並みがすごい。ウェルカム感あまりない。六甲に近くてそっちも行けるので壮大な旅感ある。
城之崎:兵庫=ウェルカム感トップクラス。若い人たちが活気づけようと頑張っている。全体がこじんまりとまとまっているが外湯巡りも楽しい。街の雰囲気良い。歴史を感じさせる施設もたくさんある。料理美味しい。
◆道後:愛媛=「坊ちゃん」の舞台というだけでも神(笑)。温泉が基本くそ熱い。地元民が風呂の周りでごろごろ寝てる。道後温泉以外のホテルはちょっと寂れている。自分に夏目漱石補正かかりすぎて評価できない。泳いでたら「泳ぐべからず」の看板がつけられるので注意されたし(嘘)。湯がとにかく熱い。←しつこい

色々行って書きためていくねんで。

【趣味】映画「アントマン&ワスプ」鑑賞

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以前より「ジュラシックワールドを見たい」と言いつつ、そのテンションにならないということでなかなか見なかったわけだが
とうとう放映期間が終わってもうた……わいはアホや……最強のアホや……

そんな思いをかかえつつ、やっと観た「アントマン&ワスプ」。
前作は悪くなかったが、どうしても主人公に対する「犯罪者」の気持ちが拭えずいまいち入りきれなかったが、今回はどうだろうか。

ということで観てきた。

環境;平日レイトショー
埋まり具合男女比; 埋まり3割。レイトショーにしては埋まっている。男女比 5:5


毎度の事ながらネタバレ完全にありでいきます。ご注意ください。

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■出てくる人たちがみんないい人すぎて苦しいレベル
 前作から、この作品に出てくる人って基本的にみんないい人。
 あったかい昭和ドラマを観ているような錯覚に陥るくらい、人情に溢れているというか、ベタといえばベタだけど
 人間の策略だの小難しい話なんざ基本的に出てこない。
 皆が主人公のスコットを大事に思って、スコットもそれに応えようと一所懸命だ。
 その「人への愛」みたいなのを、この作品からバッシバシ感じる。
 観ていると正直スコットや、その周りのひとをうらやましく思う程素敵な人たちで構成された作品だと思う。

■観客もあったかい
 けっこう声を出してわろてた。アットホーム。

■シリアスでのコメディぶちこみが強い&巧い!
 前作は面白かったけどシリアスが強く、なかなか大手を振ってアッハッハというわけにはいかなかったが
 今作はどえらいところで「あー、あるある、そうなることある」とこちらが共感できる笑いがぶち込まれていてものすごく面白かった。
 そして巧かった!デップーよりの笑いというか、デップーのやりすぎ感を押さえたファミリーでも笑えるものだと感じた。
 STAR WARS-最後のジェダイ-みたいなクソみてーなギャグを突然ぶちこむんじゃなくて、きちんと観ている側にも納得させる背景があるのが◎。
STAR WARSの感想http://tora-kaibuntei.hateblo.jp/entry/2017/12/28/163236
 ↑これ読み直したら最悪なギャグシーンの中に「戦艦かと思ったらアイロン」というクッソくそ、史上最低のクソミソにつまらんギャグを載せていなかったようだ。すみません。

FBIの若者だけすげーわるもの
 あいつはわるいやつ!私利私欲にはしるやつわるいやつ!

■同じくFBIのチョー?さんめっちゃかわいい
 あいつはいいやつ!手品がんばるいいやつ!
 真面目にコメントすると、スコットの悪事にはちゃんと目を光らせているので、展開のために「悪を見逃す」わけではないという部分がいい。
 スコットの娘とのやりとりもかわいい。

■可動式ラボかわいい
 あれファングッズで作ったらめっちゃ売れそうやのにな。キャリーバッグ。

■スコットにピム妻が降りてきた!
 あのシーン、スコットの仕草や口調を観ているだけでも面白いのはいわずもがなだが
 何がおもろいて、それを観ている父子ですよ。
 否定するのもあれけど、いや、どうしたコイツ的な困惑
 ↓
 受け入れ
 ↓
 うわ、せっかく受け入れたのにスコット戻ってきた的な困惑
 表情や仕草から伝わる困惑。受け入れて、嬉しくて思わず手までつないだパパの気持ちが切ない。おもろい。
 つーか元々の奥さん、あんなにキャピキャピ(死語)しとらんやろ(笑)。
 絶対スコットが調子に乗って上乗せして表現しとる!という勘ぐりもまた楽しい。

■ピムの奥さんオリエント急行
 ミシェル・ファイファーと知らず観ててかなりびっくり。
 頭の中にはオリエント急行でドヤッていた美しい姿しか思い浮かびません(笑)。
 まさかの大御所がこの役なんやーという気持ちと、ピム妻にはちょっといろいろ思うところが。
 細胞のすっげぇちっさいちっさいちっっさいところまでいってたわけですけど
 いい感じに年取って、メイクして登場して、なんかSTAR WARSっぽい衣装になって剣みたいなん持って……
 細胞のそこまで小さなところにいってもうたら、もう細胞じゃなくて「概念化」しそうやけど
 物体としてしっかりしているどころかいい具合におしゃれになって帰還。何か謎のものと戦ってきました感。
 まぁ、いいんですけどね。そこまでつっこみ始めたら自分も頭パーンなるんで。
 といいつつも、おしゃれ感には苦言を呈したいところ。
 できれば細胞の劣化がのんたらとか(てきとうすぎ)で若いまま出てきてほしかったなぁ。

■スコット本当にいいやつだよな
 世渡り下手だったけど、いいやつ。いいやつだから、周りにいい人も集まってくる。そんな感じ。

■友人アミーゴ!
 前作でも出たアミーゴの怒濤の喋り!あれすっげぇおもしろい。
 あのテンションも本当にいい緩急になっている。
 思い出せば「ゲット・アウト」もあーいう濃い友人がいたな。あっちは黒人で「yoメーン」だったけど、濃さはにたようなもんだ。
 その友人が「緩」を担当して、そのぶん主人公は追いつめられ「急」ができるという様式美のようなパターンだ。
 しかしこの緩急の組み合わせは燃えるなぁ。すきだー。

■バーバヤーガの曲わろた
 ちょいちょいはさんでくる曲わろた

■自白剤だ!のくだりおもろい
 アミーゴ出たら否応なしにおもろいのに、自白剤のくだりは予想できている(しゃべりたがるから遠回り)ものだと分かっているのにめっちゃおもろい。
 予想できていることを、演出と言い回しやカメラワークが上回ってくるんだろうな。すごい。

■ゴーストのスーツ
 「スーツを着ることで強化してるんじゃない。抑えている」というなら、脱げばめっちゃ強くなるんじゃね?
 と思ったけど、そういうわけやないんかなぁ。
 脱いだら消えちゃうとかか?よくわからん。

奥さん謎の能力
 なんだよ、癒しの能力……なぞや……

■案の定エンドロールを待たずして席を立つやつ
 映画のはじめに「エンドロール後にもあります」って出てたやん!
 つーかマーベルのおきまりやん!なんで立っちゃうかなぁ!
 そんな内容は、どえらい不安な先行きを予感させるもので……アベンジャーズーインフィニティウォーーを観ている人なら
 確実に頭かきむしりながら「うううおぉぉぉ嘘だろおぉぉ!」と言いたくなる感じです。
 観てなければ意味わからんよな、あれ。いつも思う。

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つーことで★★★★☆ほし4ちゅ!3.8くらい。
暖かな気持ちになるし、頭からっぽで観られる良作だと思う。


今後観たいやつは以下
銀魂2  ・かごの中の瞳  ・プーと大人になった僕
ボヘミアンラプソディ