【趣味】映画「アントマン&ワスプ」鑑賞
以前より「ジュラシックワールドを見たい」と言いつつ、そのテンションにならないということでなかなか見なかったわけだが
とうとう放映期間が終わってもうた……わいはアホや……最強のアホや……
そんな思いをかかえつつ、やっと観た「アントマン&ワスプ」。
前作は悪くなかったが、どうしても主人公に対する「犯罪者」の気持ちが拭えずいまいち入りきれなかったが、今回はどうだろうか。
ということで観てきた。
環境;平日レイトショー
埋まり具合男女比; 埋まり3割。レイトショーにしては埋まっている。男女比 5:5
毎度の事ながらネタバレ完全にありでいきます。ご注意ください。
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■出てくる人たちがみんないい人すぎて苦しいレベル
前作から、この作品に出てくる人って基本的にみんないい人。
あったかい昭和ドラマを観ているような錯覚に陥るくらい、人情に溢れているというか、ベタといえばベタだけど
人間の策略だの小難しい話なんざ基本的に出てこない。
皆が主人公のスコットを大事に思って、スコットもそれに応えようと一所懸命だ。
その「人への愛」みたいなのを、この作品からバッシバシ感じる。
観ていると正直スコットや、その周りのひとをうらやましく思う程素敵な人たちで構成された作品だと思う。
■観客もあったかい
けっこう声を出してわろてた。アットホーム。
■シリアスでのコメディぶちこみが強い&巧い!
前作は面白かったけどシリアスが強く、なかなか大手を振ってアッハッハというわけにはいかなかったが
今作はどえらいところで「あー、あるある、そうなることある」とこちらが共感できる笑いがぶち込まれていてものすごく面白かった。
そして巧かった!デップーよりの笑いというか、デップーのやりすぎ感を押さえたファミリーでも笑えるものだと感じた。
STAR WARS-最後のジェダイ-みたいなクソみてーなギャグを突然ぶちこむんじゃなくて、きちんと観ている側にも納得させる背景があるのが◎。
(STAR WARSの感想http://tora-kaibuntei.hateblo.jp/entry/2017/12/28/163236)
↑これ読み直したら最悪なギャグシーンの中に「戦艦かと思ったらアイロン」というクッソくそ、史上最低のクソミソにつまらんギャグを載せていなかったようだ。すみません。
■FBIの若者だけすげーわるもの
あいつはわるいやつ!私利私欲にはしるやつわるいやつ!
■同じくFBIのチョー?さんめっちゃかわいい
あいつはいいやつ!手品がんばるいいやつ!
真面目にコメントすると、スコットの悪事にはちゃんと目を光らせているので、展開のために「悪を見逃す」わけではないという部分がいい。
スコットの娘とのやりとりもかわいい。
■可動式ラボかわいい
あれファングッズで作ったらめっちゃ売れそうやのにな。キャリーバッグ。
■スコットにピム妻が降りてきた!
あのシーン、スコットの仕草や口調を観ているだけでも面白いのはいわずもがなだが
何がおもろいて、それを観ている父子ですよ。
否定するのもあれけど、いや、どうしたコイツ的な困惑
↓
受け入れ
↓
うわ、せっかく受け入れたのにスコット戻ってきた的な困惑
表情や仕草から伝わる困惑。受け入れて、嬉しくて思わず手までつないだパパの気持ちが切ない。おもろい。
つーか元々の奥さん、あんなにキャピキャピ(死語)しとらんやろ(笑)。
絶対スコットが調子に乗って上乗せして表現しとる!という勘ぐりもまた楽しい。
■ピムの奥さん!オリエント急行!
ミシェル・ファイファーと知らず観ててかなりびっくり。
頭の中にはオリエント急行でドヤッていた美しい姿しか思い浮かびません(笑)。
まさかの大御所がこの役なんやーという気持ちと、ピム妻にはちょっといろいろ思うところが。
細胞のすっげぇちっさいちっさいちっっさいところまでいってたわけですけど
いい感じに年取って、メイクして登場して、なんかSTAR WARSっぽい衣装になって剣みたいなん持って……
細胞のそこまで小さなところにいってもうたら、もう細胞じゃなくて「概念化」しそうやけど
物体としてしっかりしているどころかいい具合におしゃれになって帰還。何か謎のものと戦ってきました感。
まぁ、いいんですけどね。そこまでつっこみ始めたら自分も頭パーンなるんで。
といいつつも、おしゃれ感には苦言を呈したいところ。
できれば細胞の劣化がのんたらとか(てきとうすぎ)で若いまま出てきてほしかったなぁ。
■スコット本当にいいやつだよな
世渡り下手だったけど、いいやつ。いいやつだから、周りにいい人も集まってくる。そんな感じ。
■友人アミーゴ!
前作でも出たアミーゴの怒濤の喋り!あれすっげぇおもしろい。
あのテンションも本当にいい緩急になっている。
思い出せば「ゲット・アウト」もあーいう濃い友人がいたな。あっちは黒人で「yoメーン」だったけど、濃さはにたようなもんだ。
その友人が「緩」を担当して、そのぶん主人公は追いつめられ「急」ができるという様式美のようなパターンだ。
しかしこの緩急の組み合わせは燃えるなぁ。すきだー。
■バーバヤーガの曲わろた
ちょいちょいはさんでくる曲わろた
■自白剤だ!のくだりおもろい
アミーゴ出たら否応なしにおもろいのに、自白剤のくだりは予想できている(しゃべりたがるから遠回り)ものだと分かっているのにめっちゃおもろい。
予想できていることを、演出と言い回しやカメラワークが上回ってくるんだろうな。すごい。
■ゴーストのスーツ
「スーツを着ることで強化してるんじゃない。抑えている」というなら、脱げばめっちゃ強くなるんじゃね?
と思ったけど、そういうわけやないんかなぁ。
脱いだら消えちゃうとかか?よくわからん。
■奥さん謎の能力
なんだよ、癒しの能力……なぞや……
■案の定エンドロールを待たずして席を立つやつ
映画のはじめに「エンドロール後にもあります」って出てたやん!
つーかマーベルのおきまりやん!なんで立っちゃうかなぁ!
そんな内容は、どえらい不安な先行きを予感させるもので……アベンジャーズーインフィニティウォーーを観ている人なら
確実に頭かきむしりながら「うううおぉぉぉ嘘だろおぉぉ!」と言いたくなる感じです。
観てなければ意味わからんよな、あれ。いつも思う。
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つーことで★★★★☆ほし4ちゅ!3.8くらい。
暖かな気持ちになるし、頭からっぽで観られる良作だと思う。
今後観たいやつは以下
・銀魂2 ・かごの中の瞳 ・プーと大人になった僕
・ボヘミアンラプソディ