下衆なマニヤの有神論

小説を書き続け(途中絶筆したが)十云年、自分の力が如何程のものか試したい。

【趣味】旅の移動が楽しすぎる(主に夜行バスについて語る)

幼少期よりやたらワイルドな移動(手段)を繰り返してきた。

 

特に、高速バスに親しみ、そして高速バスに愛された人間、虎太郎です。

 

高速バスと言っても、自分が乗りまくってきたのは夜行高速バスだ。

夜行バスを利用した最長距離は約900km区間、時間にして12時間。

子供の頃には親と一緒にその12時間を我慢し移動した事がある。

ここに「安いバスの硬い座面に収まり、付属されている聴診器みたいなイヤホンを耳に突っ込んで延々と流れる時代遅れの昭和歌謡を聞いていた小児」が登場である。

おかげで音楽の趣味も歪んだ。

(子供なので体が小さく、シートのサイズは全く気にならなかった)

なお、地方のバス会社なのでおそらく車種は古い。現在のように、移動手段以外のものを求められなかった時代だ。

 

 

そんな過酷な環境が平気な自分は、高校時代に一人で夜行バス(同じく最低ライン)に乗り、上京してはライブに行っていた。夜は銭湯に行った後、兄貴の宿舎(男専用)の部屋を間借りして寝る。

そして夜行バスで帰るのだ。

ヘタすりゃそのバスの殆どの乗客が、ライブの客だった事もある。乗車する時にバレるので、「ご自由にお飲みください」と前方に設置してあったジュースを回してみんなで乾杯した。

金を使わないという事に徹底的にこだわった、貧乏旅行はさらに自分を強くした。

 

同じ高校時代、友人と二人旅行をし、船で島へ遊びに行ったものの、帰りの船を乗り過ごし、結果10月の海沿いで野宿という狂気にも似た行為に及んだ。

友人は凍え死にそうになっていた。ちなみにこの時は午前5時くらいに船長が気づいてくれて、先に船に乗せてくれた上にホットティーをおごってくれた。人情旅である。ありがとう船長。

 

で、それ以外のそこそこしんどい移動手段としては

◆ANA「スカイメイト(2016年にスマートU25に名称変更)」で安く乗る為に、羽田空港で7時間待つ。気分はトム・ハンクス

◆「青春18きっぷ」を使って15時間移動しつづける

◆夜行船の2等室で超大人に一人混じって雑魚寝(なお、酔って一度起きてトイレで吐いてまた寝る図太さ)

◆仕事後夜行バスで九州から東京まで移動し、すぐ高速バスで地方へ移動してボランティアの力仕事、3日後同じルートで帰ってその日から仕事

 

という、過酷な事が多い。でも誰に強制されたわけでもないため、しんどさも納得している。

 

 

 

 

さて、今回こんなブログを書こうと思い至った理由としては

「最近やたらと時間が無いのに、やりたい事が多すぎて夜に移動するしかない」という現状が露呈したからだ。

立場的にあまり我儘を言えない(言いたくない)という部分も大きい。

そうなると、犠牲になるのは自分の体力と余裕だ。

それでもかまわん。自分はやりたい事を優先するんじゃ!!!

 

 

ということで、久々に夜行バスに復帰します☆彡ミャハ★ミ

昔とは違って金はまぁあるので、乗りたいやつに乗る事にした。

 

それを祝して、今まで乗ったことのあるものの体験談をちょいと書きたい。

かなり昔に乗った、超スタンダードのやっすいやつ以外で、自分が選択して乗車したことのあるものは以下。

 

さくら観光  さくら観光 | バス仕様・設備

「プレミアム2×1」と「クオリティエクスプレス」

このさくら観光がいいのかどうかは分からないが、ボランティアに行く為に乗った高速バスがここのバスだった。

他の会社の高速バスが結構な頻度で運行停止になる中、自分が探し出せたのがここだったのだ。縁を感じて、夜行も使ってみようという気になった。結構乗ったなぁ。

◆さくら観光のバスは、温度調節が上手な印象がある(笑)。

アイマスクと耳栓、スリッパを毎度貰うので、家に大量にある。

◆ただ2012年の関越自動車道高速バス居眠り運転事故が衝撃的すぎて、運転席と反対側に独立席が設定されているさくら観光のバスに乗るのが辛くなってしまった。

 

 

つーことで新たに乗り始めたのが、皆さまご存知「ウィラーエクスプレス」です。

ウィラーエクスプレス  シート紹介(シートラインナップ)|高速バス/夜行バス予約|WILLER TRAVEL

■「ニュープレミアム(独立席)」4.5年前、関西在住にも関わらずディズニーの年パスを購入してしまい、仕事後にこれで移動、遊びまくって新幹線かコレで帰って仕事、というのをやりまくった。

 独立席は非常に居心地が良い。迷惑にならない程度にごそごそ着替えもできる。

 疲れがあまりたまらない。ウィラーの座席ではこれに一番乗っている。

 

■「コクーン」夜行バスの座席に“地獄レベル”を付けるのであれば、おそらくこれが振り切って地獄だ。そう思える。

 まず、自分はそこそこ身長がある。このコクーン、(多分)身長170以上ある人は完全に足が延ばせない状態で固定になる。よっぽど細かったら大丈夫かもしれん。

 身体を左右にゆすって必死に場所を確保しようとするが、それ以上伸びないもんは伸びない。結果、しんどい。

 そして個室タイプだから、プライベートが守られる。――そう思っていた時期が自分にもありました。たしかにそれは間違いない。

 しかし、暑い!!!!!!個人用モニターとかも目の前にあるが、そういった機器系統の熱も相まったのか、温度はどんどん上がる。クーラーを向けても、いかんせん個室モードが狭すぎて循環するという言葉など存在しない。

 特に自分が乗ったのは最奥だったため、尚更だったんだろう。

 そして、酔う!若人時代以来、(酒以外で)本当に吐きそうになった。酔った理由はほぼ分かっている。座席が斜めに固定されているのだ。進行方向とは違う、不慣れな部位にGがかかり、体がおかしくなっていたと感じる。

 暑さ、吐き気、そして狭くて足が延ばせないというストレス、最悪の状況で上京(韻は踏んでない)。

 乗って3時間で、もう二度と乗らねぇと誓った車種だった。

 

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そんな、ウィラーと自分の物語に新たな歴史が刻まれる……。

 

今度!

まだ乗ったことのない!

「リボーン」と、「エグゼクティブ」に乗ります!!イェイイェイ!

リボーンはすごく評価が良いようだ。エグゼクティブは、以前に比べて悪化したという報告もちらほら見る。

とりあえず体感して、また報告したい。

 

ちなみに、11月にはLCCで午前1時の香港空港に着くというパターンも待っている。

今まで朝4時に到着したことはあったけど、午前1時て(笑)すっげぇ楽しみだ!!!!

生きている限りは限界まで楽しみたい。使える時間を酷使して、やらないかんこと、やりたいこと、やれることはやりきって無謀に生きたい。そう思う。