下衆なマニヤの有神論

小説を書き続け(途中絶筆したが)十云年、自分の力が如何程のものか試したい。

【日常】指が治らん

小指の腱が切れたのがいつだったか、とんと思い出せぬ。

装具を着けて補助をするのが当たり前になり

いつしかたまに襲ってくる痛み以外で不具合を感じることは無くなった。

すでに装具も、自身の体の一部になったような気さえする。

考えてみれば、自分はずっと装具を付けていたのかもしれないとふと思う。

自分の人生に、装具という名の補助を付けてはいまいか。

自身の足でしっかりと地を踏み、本当に自身の意志で立っているのであろうか。



立っとるわボケがーーーーーー!!!
嫌でも立っとるわーーーーーーーー!!
毎日往復三時間かけて職場行っとんねんこっちは!!!生半可な気持ちで生きておれんわボケーーーーー!!!
くそみてーーーーな自問自答すんじゃねーー自分!!!

……と、今日新調された装具を見ながら思うのでした。