【趣味】ミュージカル「フランケンシュタイン」鑑賞
遠方の友人が来るというので、飲もうぜと話をしていたらモジモジと「ミュージカル見に行かないか」と切り出された。
言われたミュージカルは「フランケンシュタイン」という作品で、自分には事前情報も無いため興味は全く無かったが、濱田めぐみさんが出ておられるということで見たいと即決。
友人はアンサンブル(主役を取り巻く人たち)に追っかけている人がおり、その人を見たいのがメインとの事だった。
自分は、ミュージカルや舞台を見るときは絶対にS席でないと嫌だ。「もっと前で見たかった」など後悔はしたくない。友人がS席を手配した。
当日、チケットを取ってもらいながら、何の下調べもせず行く。カフェで友人を待っていたらアンサンブルの人が居たので(あ、いらっしゃる)と思ったが特に何もせず、無く、友人を待つ。後から友人に言ったら「あ、いつもあの辺にいらっしゃるよ」との事で自由さに驚く。
いざ劇場にいったら、大阪の梅田芸術劇場の公演初日で衝撃をうける。友人はすでに東京の日生劇場で違うキャスト組を観劇済みだ。
2階のそこそこの良席だった。
<以下、ネタバレあり感想。結構な意見を言うとおもうのでどっぷりファンの方にはおすすめしない>
【梅田芸術劇場の音響わるい】
わるい。座った席にもよるとは思うんだが……あんなに広がりのない会場珍しいんじゃね?
【ゴシックな世界観】
会場に着いて、入って初めてしる舞台の全貌。衣装すごいイイネ!なんかそれぞれのキャストさんが、2種類の服を着てるよ!
意味がわからないけど、「正当派中世」と「ゴシックホラー」っぽい感じの2極が素敵です。
セットも質感が重厚で、普通に建つのも破壊された後も綺麗だった。
【オーケストラ!】
生オケいいなぁ!すごいわ!
(からの)開演直後『なんか……壮大な始まりすぎやしねぇか……』
【濱田めぐみさんやっぱりすごい。歌もセリフもすごい】
昔の四季時代「Wicked」を見て以来に、濱田さんを見た。Wickedでも、主人公のエルファバを演じ、低めのトーンで演じながらも後半グリンダとハモりを逆転させて
高音部分を歌ったりしていたので、高い声も澄んで綺麗なのは分かっていたが、本当に素晴らしい歌声だった。
ヴィジュアルもセクシーで可愛く、最強のエンターテイナーだと思う。
今回のこのミュージカルの中で、唯一濱田さんの歌で2度涙が出た。
【中川君(ヴィクター)の歌すごい】
初めて中川君の歌と演技を見た。素晴らしいです。
感情を引き込まれるというより、圧倒的すぎて口がポカンと開く感じ。もっと聞いてみたい。
【小西さん(アンリ)の歌すごい]
何気に太い声でしっかり歌っていて驚いた。もっと、正直言ってダメなのかと思っていた。すごく良かった!
始めの、冷静でしっかりとしたアンリの歌と演技も、後半のあの……ちょっとアレな感じの演技も、どっちも素晴らしかった。
甘く見ていた自分を反省した。
なお、ヴィジュアルが、一時音楽界を席巻した(?)ヴィジュアル系っぽくて何度もわろてまいそうになった。
【アンリ「夢を語る君の瞳に恋をした」みたいなの言ってたけど
】
えっ、いつヴィクターが夢を語ってたんだ?という疑問がめっちゃ浮かび、全然頭に入って来ない(笑)
<出会い>
ヴィクター:人体実験めっちゃしたい!人を生き返らせたい!
アンリ:倫理観おかしいからだめだおもうー
ヴィクター:いや、お前も協力しろや、人造人間作ってかんと人死ぬばっかりやで
アンリ:しゃーなしや
っていう会話を、ビッタンビッタンしている黄泉がえり集団を見たのに言えちゃう展開。もっと引いとくとこやないかそこ(笑)
あっさりと手を貸したのにもハテナが浮かびつつ、そこへきてのの突然の友情アピール(即座に恋認定)で、正直「うわぁ」となってしまった。
いや、そういうもんちゃうやん。そこでそれ言っちゃったらだめやん。
どこで友情深めたの?ましてや恋っていつ?
なんで起こったこととか二人の会話とかでもっとそれを出していかんのか。←3時間のミュージカルには酷
はい、恋って言ったから恋ですよーとは全く思えない。
そこでキャーキャー言えちゃうのってすごい。
どこでそこまで信頼や友情が深まったのか全然分かんない。
【アンリ、キ印の人になっとった】
「あーあー」なっとった。
【その後ヴィクターとの再開】
ヴィクター:アンリ…お前喋れるのか!
元アンリ:久々に会ったのに、一言目が「お前喋れるのか?」だと?
…みたいなのを言ってたけど、『いやいやいや、言うやろそりゃ(笑)。最後に会ったときはアウアウアーいうてたやん』と脳内で突っ込んでしまいあかんかった。
【見世物小屋の面々が楽しそうすぎて見ていてテンション上がる
すっごい楽しそうだった!】
2部で、キャストが全く違う世界観を演じるんだが、全員すっごく楽しそうでテンション爆上げです。低めの声で歌い上げる濱田さん格好よすぎ!
そこでのアンリの処遇は可哀想だった。しかし言葉を教えてもらっている間「シャベ、レル」みたいなのを言うアンリに
ゴッドタンの本気歌(マジウタ)の原始人(劇団ひとり)が被って出てきて『いや、無理無理自分の頭無理だわ』と思った。
【子供本当にすごい】
歌も演技も凄かったー。子供とは思えない迫力。
巡業している間の学校どうしてるんだろう。すごいわ。
【北極であの恰好は寒い】
寒い。絶対寒い。いつの間にか行っていたっていうのもアレだけど、そもそもが絶対寒い。
まぁ「北極に行くこと」は目的であって、そのための手段なんかどうでもよかったのは分かるんだけど。
「船で行きました!」とか掘り下げられても「フーン」やしな。
それにしても突然すぎる展開。
【北極前のアンリの語りいるのか?】
あれなんだ?子供に聞かすやつなんなんだ?
「星になりたかった男が・・・」みたいなん言ってた気がするが、そんなん誰か言ってたっけか?
突然の冗長感すげぇ、あのシーン。
※原作の韓国版ではあの子供を殺しちゃうみたいですね。日本だからマイルドにしたんだと思うけど
むしろ「心が生まれようが怪物は怪物」と貫いた方が良かったのではないかとも思う。
力が制御できない、感情が押さえられないからこそ殺される(憎まれる)運命から逃れられないわけで
アンリ言葉も喋って優しくなったね!と感情移入させすぎるのはどうなんだろう。悲しみが薄らぐような気がするんだが…。
【アンリ。脱走時の服】
ほぼ全裸→服はどっかから奪ったっぽい。
中のシャツはなんできてないの?奪ってこなかったの?見せたがりなの?
【そして胸パッド見せつける】
なんでなの?変態なの?
アインシュタインに胸パッドを見せつけます。
【人殺しを責める歌は汎用性が高すぎる】
何度も出てきて最終的に笑いが漏れた。「ひと~ごろしだ~」みたいな感じの、曲は同じなのに歌詞だけ替えるのやめて欲しい・・・。
あっ、またきたこの曲…とおもてまう。
【曲があんまりやった】
壮大感を出そうとして失敗しているパターン。
人殺しを責める歌もそうだけど、これがキメ曲ですよーほらほら!という感じがぷんっぷんしてきてお腹いっぱいになる。
【アンリの焼き印どこいった】
胸に焼き印付けられてたのになぁ…。
家畜のような扱いを受けて傷ついた象徴になっただろうに、あっさり無くなってた。
あれ、あった方がインパクトあったのに、なんで消されて(なかったことにされて)るんやろ。
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ということで、キャストや世界観は良かったけれど
正直脚本自分には合わなかった。いろいつっこみたくなる自分の悪い部分もあるが
突っ込んでしまえる甘さと入り込めなさがあった。
【生活】日雇い労働者という状況
先日(23時すぎ)、仕事から帰宅しようと駅に向かい歩いていたら、前方から来た男性とすれ違った。その時、蚊の鳴くようなか細い声を聞いた気がして3m程行き過ぎてから振り返ると、男性は自分の方を見ていた。
自分が歩いていた場所は有名な繁華街ではあるが、裏道のため決して明るくない。人通りも少なく、職場の同僚は男女問わず「夜にはあそこは通らない」と言う人もいる。
そんな状況で対峙する男性と自分。
「はい?」と言うと、男性が近寄ってきた。男性は推定50歳、自分よりも小柄である。服装は全くもって普通だが、まぁよくいる小汚いオジサンだった。肩掛け鞄と、ものが詰まった紙袋を持っていた。
「あの、○○区の○○から、日雇いで来たんですけど、ネットカフェに行こうとしたら、土日の料金になっていて、足りないって言われたんです。明日には給料が入るんですけど」
「はい」
男性が細くちいさい声で言うため、耳を傾けながら聞くと、同じトーンで話を続ける。
「市役所にも言ったけど、土日でやってなくて」
「はい」
怪訝な顔をしていた自分に訴えかけようとしたのか、男性は自身の太ももを軽く叩くアクションを交えて言った。
「さっき蹴られて、持ってた4万いくらも盗られたんです」
「え、蹴られたんですか?」
「はい、太ももをすごく」
「警察行ったんですか」
「行ったけど、防犯カメラがないとダメだって言われたんです」
「調書も取られずにですか?」
「はい」
その時点で、そもそも懐疑的だった自分は正直腹が立ってきた。
日雇いだの、金がないだのという話は本当なのだろう。しかし時系列で考えればおかしな話の流れなのだ。
市役所に行ったのはいつなのか。市役所に行こうと思うくらいだから昼間だろう。
一方で、金が盗られたというのは先ほどだ。市役所に行った時点では4万いくらを持っていた事になる。何の不自由も無い状態で市役所に何をしにいったのだろうか。金絡みでなければ今「市役所に行った話」を持ち出す必要も無いではないか。
警察の話をほじくられる事を拒むように男性が切り出した。
「とりあえず今日あと300円あればいいんです」
「はい」
「300円もらえませんか」
「すみませんが、自分は、自分で稼いだお金をあなたにあげようと思えません」
「そうですか」
あっさりと引き下がり、背を向けようとした男性に「もう一度ちゃんと警察に話したほうがいいですよ!」と言うと、男性は頷いた。
男性に悪意があったかどうかは定かではないが、少なくとも騙す意図はあったとこちらは認識している。
そういう男性と接触したという事柄がある一方で、「日雇い労働者」というワードが自分の中で一つ気にかかるモノとして残った。
日雇い労働者がネットカフェで寝る、という「ベタ」だが十分に「現実に起こる(起こりうる)」話は、社会の歪の部分に位置している現実だと思う。
自分ひとりの力ではどうしようもないかもしれないが、まずは一つ考える切欠になった。
男性に幸多からんことを祈るばかりだ。
【ネタ】自分の周りの人
人は一人では生きられないもので、必ず周囲に何かしらの人の存在があるものだが、
自分の部下に結構なレベルのすごい奴がいる。
何が凄いって、虚言癖と言っても過言ではないレベルで自分を脚色して、よく見せよう、強く見せようとする。
「この間、松潤に会えるよって友達に言われて、東京で会える機会作ってくれててんけど、韓国行くから行かれへんかってん」
虎:松潤に会えるならその方を優先した方がいいんじゃねーの?(しらんけど)
「いやー、芸能人興味ないし、韓国チケット取ってたし韓国やわー」
虎:会うだけ?ライブとか無いの?
「あーうん、なんかコンサートもやりつつみたいな」
つーことで聞いてたら、明らかにただのコンサートである。松潤がコンサートやるっつーたら必然的に他メンバーもくっついてきちゃうじゃないか。
ただのコンサートに行く話を「会える機会」と言って憚らない。さすがに「あー……」と思ったが突っ込まなかった。
「私芸能人とか興味ないのに、ほぼ毎日街で見るねん」
部下2:うわぁいいなぁ!
「”今溝端くん居てたで”とか言うと友達とかにキレられるわー」
部下2:それ言われたら私もキレるわ(笑)!
「なんで芸能人に興味ないあんたばっかり!って言われんの」
虎:ハハ(^^)
「このあいだなんか、○失念○がいてはってん!○失念○やで!」
部下2:うそぉ!なんで!?どこに!?
虎:(^^)
「××駅のあたりに!まさかこんなとこいてはんねやーって思って」
部下2:思ったってなに!?サインとかもらわんかったん!?
「えーだって興味ないもん」
虎:(^^)
自分はその○失念○さんすら存じ上げないが……。誰よりも芸能人に詳しく、見たがっているのが明らかで笑える。言っていることと実情がリンクしとらんやないか。
どうでもいい事でじぶんをちょっとでも優位にしたいんやろなぁ。
素直で頑張りやなので全然いいんだが(笑)
【創作・小説】カクヨム9話UP。怒涛の昼ドラ展開。
【創作・小説】書きまくり
自分の執筆が遅いのか早いのか分からない。速筆である人はおそらく自覚があるんだろうが、自分は早いという気持ちを全く抱いていないのでおそらく普通~遅いんだろう。
今日は歯医者に行ってテンションが上がったため(毎度歯医者でテンションがダダ上がり)少し遠いカフェまで歩いて行き、11時過ぎから食事をとって執筆をした。
結果、食事+散々お代わりをしながらケーキも食い、創作させていただくこと17時。大体1万文字程書いて終了。その後何時ものファミレスGに行ってきた。結局19時すぎにPCのバッテリー切れで帰宅。
休みが一日創作で潰されることの無意味さと、同時に湧き上がる充実感。
楽しいのう。
【趣味】香港に行ってきた
香港に行ってきた。
香港の雰囲気が肌に合うと心から思う。雑然とした町並みも、一見乱暴な対応も(実際に乱暴な事も多いが)
一歩商店街に足を踏み入れれば、そこはchaosだ。
汚れた古いビルに見えるのに、上階の方はガラス張りの壁面がきらきらと日差しを反射させている。一方で、そのビルの下部では竹で組んだ足場で職人が電気系統の何かをなおしていたりする。
雨かと思って見上げたら、クーラーの水が大量に滴っているというのは通常運転だ。
庶民の生活と、発展と、英国文化が絶妙に混じり合っているからこそ、すさまじい熱量を持つ都市になっているのだろうと感じる。
濃霧はすごいが、空気が悪い訳でもない。また何度も足を運びたいと思う。
っつか実際運ぶんだが。
【創作・小説】カクヨム更新
香港に行ってきたが、友人と一緒だったため、創作に関してはなんの進展も無い。無いが、今日26日は公開してから1カ月となるため、仕切り直しの為にも無理矢理できている部分をUPした。
本当はもっと書き溜めてからUPしたかったが、まぁけじめの為だ。自業自得ともいう。
引き続き楽しみつつ寝食を蔑ろにしながら頑張っていきたい。
※そういえば結構前に作品紹介をマトモな感じに変えてみたところ、読んでいただけるようになった(笑)そりゃそうか