下衆なマニヤの有神論

小説を書き続け(途中絶筆したが)十云年、自分の力が如何程のものか試したい。

【趣味】映画「メイドインアビス」観賞

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興味はあったけどやっている劇場がなかなか無く機会に恵まれなかったのですが漸く見に行けました。

<観賞条件>
◆原作未読
◆アニメ未視聴
◆数年前?にキャラのラフ画みたいなの見た
◆「規制で乳首を書けない→男か女が分からなければ書いてもいいのでは」「子供なら乳首描いてもいい」
という究極の抜け道を発言してた気がする
◆うさ耳が生えているかわいいキャラがいる
「んなー」と鳴くけど男でも女でもない。おなかとか香ばしいにおいがする(?だったような)
◆かわいい絵柄にあわぬグロ展開があるのは知っている


以上!!!!


かわいい絵柄にあわぬグロ展開はまぁ、慣れたもんですわ。
つーことで機会を作って行ってきました!!
さぁどうなるでしょう!!



以下ネタバレあり感想です。
みながら思ったことを時系列で書いていいきます

なお、観賞していたのは圧倒的に女性が多かった!!!
しかもちょっとこ綺麗な感じの人も多かった。めっちゃびっくりした。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

◆ボクっこ出てきた
なんかわからんけどボクっこ出てきた。
これが主人公か。やたらゆるふわ系っぽいな。
でも少年とやたら思わせぶりなやりとり(キャラが、ではなくてストーリー上)してるから
このボクっこは女の子ではないと判断。
男の娘とお見受けした!さぁ見せてもらおう君の冒険を!!!

◆って主人公おまえちゃうんかーい!
いきなり終わったやんけ!なんや!
おまえは誰なんや!!

◆本編はじまた
パズーなみの体幹で、岩に張り付いた木の根っこみたいなんをするする降りてくるキャラたち。
なにかをしゃべっているがまったく何を言っているのかわからない。
聞こえないのではない。理解できていない。
とりあえず、うさ耳は「ナナチ」鉄の首輪ついた少年みたいな子は「デグ」女の子は「リコ」ということが判明。
よっしゃ、ここから回想になって、いろいろ説明になるんやな!と期待。

◆ナナチ一人称「おれ」なんや
 あんなにカワイイのに「おれ」。かわいい。おれカワです。

◆なんか花畑でもめる
花畑で、サイバーパンク的な人ともめる。
ここでデグ君がロボットなのではないか疑惑が浮上(どや)!
でもナナチもなんか空気読みみたいなの使えてるからあやしい!


◆何を目的にしているか、旅の目的がわからない
調査団が虫に寄生されているのを見て「助ける」と脳内で豪語するデグくん。
今までの少年マンガで何度も見てきたようなシーンだ・・・で結局、助けるんやろ?
助けんのかーーい!!!あきらめるんかーい!!!
「僕が守るべきものを見失うな!」と脳内で考えながら撤退!
逆にこれはかっこいいよ!すごく格好いい選択で、リアルだと思いました!

で、この映画を観る前に公式サイトであらすじをみたが、そこには「母親の後を追ってどうの」という感じのことが書かれていた。
ここから、その説明になるってかなり厳しいんじゃないかということを感じ始める。

◆オープニング??
このへんでオープニングだったかな?
このアビス?の階層の説明みたいなのが映ってるんだが
「文字は世界感に合わせて造語みたいなあのあるのに、数字はアラビア数字(123・・・)なんや」とすげー気になった

◆さらに下の層に向かう!
なんか「アビス」がどうとかいろいろ言うてる・・・なんなんやろアビス・・・
水が捌けたら道ができる!みたいなところをせっせとわたっていくキャラたち。かわいい。
水に潜って魚(?)を捕るデグくん。錆ないのか?
このタイミングで「ん?デグじゃなくてレグくん?」と気づく自分。
デグくん改めレグくんと魚をおいしそうに食べるリコちゃんかわいい。
それをうわぁ~という顔で見ているナナチがめっちゃかわいい。
食べてみたら旨いと気づき、それを○○(失念)にも食べさせてやりたいんだと言うナナチ。
その思いやりに感動し、抱きついて泣くレグくん。
自分「うむ・・・」
完全にわからない。この時点でこの作品が「続編」であることを完全に察知する。
続編でなければ、説明もなしにこんな大事そうなことサラリと流さないもんなぁ。
 自分あぁやってもうたなぁと乾いた嗤いが漏れる。

◆さらに下の層へ!
なんか敵がおるくさい緊張感出てくる。
でも結構堂々とそこに潜入していくキャラ。大丈夫なんか。
そいだらやたらかわいいプルシュカちゃん出てくる。名前ロシアっぽい。髪の色とか全体の色味がめっちゃかわいい!!!
はじめ、ただのトラブルメーカータイプが出てきたと思って面倒くさい視線を送ってしまった自分。
でも、プルシュカちゃんはガチで可愛かった。声もキャラ造形もかわいい。

◆ぱぱぁ~!
 プルシュカちゃんが「パパ」と発するたびに不穏な空気を醸す主人公グループ。
 なんや。ぱぱがなんなんや。と思っていたら…

◆ そいだらやたらイケボのボス出てきました!
ぼんどるど!」
 な、なんだボンドルド!そういえば初めの方でサイバーパンク野郎のときにもそんな名前言ってたような違うような、ちょいちょい出るなこの名前!
 明らかに空気が切羽詰まった雰囲気に変わる。
 ボンドルドはめっちゃ敬語ikeboの紳士的な感じで、うわー自分こういう敵めっちゃ好きじゃーと思ってテンションあがった。
でもナナチがあきらかにどえらいトラウマ抱えている。どうしたナナチ。なんだ。どういう関係なんだ。

◆プルシュカのぱぱ
 その鉄仮面ボンドルドに向かって「ぱぱ~っ」と駆け寄るプルシュカちゃん。
 抱き上げて「はい、プルシュカ」とか言っているボンドルド。めっちゃかわいい親子です。
 敵に子供がいるって珍しいパターンですよね。愛情を知っているわけだから。
 セックスして子供ができたわけではない気がするけど。これ。
 んでプルシュカに「彼らを部屋へ案内してください」と促す。大喜びで案内していくプルシュカ。
 普通にその後をついていく主人公たち。
 ・・・ん?普通についてくの?明らかな敵の施しなのに、そこに普通に行くの?

◆んで休む
 みんな普通にご飯食べて普通に寝ている・・・
 せめて一人だけは起きておくとかすればいいのに・・・起きていられない理由つけて寝かせることはできんかったんか・・・
 これから問題が起こる感めちゃくちゃ出しまくっとるな(という創作脳で見ている)

◆ ※ここいらへんから時系列をよく覚えてない
 ナナチが部屋を抜け出てボンドルドのところにいる(行った?)
 そこで頭をなでなでされたりしながら、なんか色々言われている。
 昔ここにいたっぽい感じの話。で、その研究結果のレアな個体だからここに残ってくださいみたいなん言われる。
 目の前には何かの赤い電灯みたいなのが点灯してたり消えたりしてるけど、それまでに「〇(失念)〇の<電灯?>が消えました。<失念>したのですね。素晴らしい!」みたいなのをボンドルドに一回言われていたので
 たぶんこの電灯が人の命的なものなんだろう。これだな!これ!と思いつつ背景も一所懸命見る自分。
 ナナチはボンドルドの研究の結果であり、研究の助手でもあり、という関係性なんかな?
 「わかったよ…戻る。でも、あいつらには手を出さないでくれ!」
 みたいなのを言ったら「おや…残念ですね」からの場面転換。敬語イケボの敵いいなぁ!

◆場面かわってリコちゃん
 起きたら独りぼっちで寝てた。二人がいないことに不安になり探すがいない。
 行ったらだめと言われていたところに足を踏み入れると、なんかボロボロになっていく。
 自分はトラブルメーカーが嫌いなので、自らそういうところに足を踏み込んでいくキャラはどうなんと思うんだが、話も進まないもんな。まぁいい。
 いやーしかし本当に行ったらあかんとこなんかい!!!すげーな!!!
 そこを助けてくれたのはプルシュカ。あ、なんか裏切りそうと思ってたけどこれは本当にいい子なんでは……

◆場面変わってレグくん
 拷問イスみたいなのに括り付けられている。
 手足の拘束はわかる。
 しかし、アイマスクで視界を遮り頭になんかつけて思考を奪ってるくさい感じと、股間にホース付けて排尿はどうなの、それはえっちすぎませんか。好物ですけど。
 特にアイマスクとよだれはえっちすぎます。好物ですけど。

◆えっちだなぁ(';')
 と思って見てたらいきなり腕切り取られた。
 あ、この子本当に全体的に機械なんだと確認(今更)
 中から赤い液体出てるけどあれなんだろうと思ってたら、ショックで排尿された奴を研究者が見ながら「排尿あり、なにが出てるか不明」みたいなん言ってて
 そうそれ!それ知りたいねん!と思った。機械から垂れ流れる液体がなんだか知りたくなるタイプ
 おへそにホースを突き刺されて中をぐちゅぐちゅする。あーえっち。
 微妙に(露骨に)セックスをイメージさせる描写あるな。えっち。

◆窮地を救うのは…!
 ナナチがどーん!て入ってくる!ぴょんぴょん研究者に飛び乗って攻撃し、レグを救出。腕そのまま置いてきてもた。
 一緒に入ってきていたプルシュカは「何してるの!パパに言いつけてやるんだから!」みたいなのを言うけど
 「まさかパパが指示したの・・・?」となんとなくパパの悪行に気付き始める。

◆脱走
 にっげろー!

<このへんから戦闘シーン多くて何がどれやら曖昧>

◆戦闘
 迫力あってすごかった。
 何がどういう動きをしているのか理解できないところはあったにせよ、パワーと勢いで十分乗り切れる。すごい!

◆レグくんの充電が切れそう
 あ、レグくんはガチでロボットなんか(笑)

◆ボンドルドVS子供たち
 何度か起こったこの戦い。基本的にはレグくんが特攻、リコちゃんとナナチはサポート的な感じで上手く戦いが進んでいて
 めっちゃ手に汗握った。
 巨石を上にどーん!した時にレグくんが泣いていたのは最高だった。人(?)を殺すことを苦悩するのが素晴らしい。
 そしてナナチが「レグごめんな、嫌な役させちまって」みたいなのを言うのがすごい。
 子供のセリフじゃない。

◆ナナチの苦悩
 トランクみたいなのを見ながら「ここでよぉ、肉を削いで限界まで小さくするんだ。骨と皮のかわりにトランクに入れて、カートリッジを作る。さっきまで、俺の事かわいいかわいいって言ってくれてた奴らを、おれはここで」みたいなの言って泣くのを見ながら涙がにじむ。
 よくわからんけど、なるほど…!その感情はきちんと伝わっているよナナチ・・・!
 そしてこのトランクの中身は人間なんだな…でも何に使うもんなんか不明だな・・・

◆レグくん過充電でテンション上がりまくり
 この描写最高だった!「目も口も黒くなって」みたいな描写めっちゃ好きなんだが
 特に全体の色味がほとんどなくなってグレー状態に描写されている姿はさらに好きだった。
 動きも早すぎるから身体のパーツがまともに描かれることは少ない。それがまた、通常時との違いになっていてよかった。
 ひとつ気になるのは、充電がなんの邪魔も苦労もなくあっさりと終えられてしまったことくらいかなぁ。
 どちらかというと充電できることはそんなに問題ではなくて、その先の展開の方が大事だったからそこは端折ったという感じなんだろう。
 まぁ問題はない程度に気付いた感じです

◆ボンドルドがパワーアップしてる
 これは以下の展開(仕様?)で間違いないんだろうか
 パワーアップしたら大変だからパワーアップする前にぶっ倒そうぜ!→倒した!でもなんか違うやつが引き継いでボンドルった!→パワーアップして最終形態で出てきた!
 っていう。
 んで、パワーアップするには人間をもとに作られたカートリッジっていうのが必要だと。

◆プルシュカ
 危険が迫ったところでフェードアウト。
 その身が無事なのかどうかを問われて「プルシュカは無事ですよ」みたいなんを言うパパ。安心する自分。
 結果的に……無事じゃなかったやんけ――――(笑)!!!
 そうか、ボンドルドから見ての「無事」って一般が思う「無事」とは感覚違うんか(笑)。
 ということで、変わり果てた姿で再会。
 正直、自分はあまりここで泣いたり感情が揺さぶられたりは無かったなぁ。
 それはある程度予想されたことだったという印象がある。
 リコちゃんの言った「縦置き(だっけ?)が苦しいの!?」「プルシュカがこぼれちゃう!」は衝撃だった。
 あそこまでの姿を見てから、悲しく優しい音楽とともに過去のキャッキャしている姿を見せる手法はまさに「ほたるの墓」。
 しかし全体的にキャラに対するそこまでの入れ込みがないため(自分のせい)「ほう、なるほど……」という気持ちで見ている。

◆プルシュカのペット
 プルシュカを飲むな!
 まぁ、かわいい。スターウォー☆とかに最近でているくそみてーなサブキャラよりもだんぜんかわいい。

◆カートリッジ
 使い捨てでガシュンガシュン!て空を捨てるのかっこいいなぁ!

◆最期の戦い
 ちょっとよくわかんなかったけどかっこよかった。
 レグくんどんどんかっこよくなっていきますね

◆ボンドルドいい加減に殺せよ
 殺したら意味ないのかもしれんけど、あの仮面が本体?かと気づいたのにいつまでたってもそれを放置しているのが理解できぬ。
 ぶっこわせなかったんだっけ?同じ事二回くらいやってなかったか??
 龍が如くでトドメ刺さないから背後から狙撃されるのを味方が守って死ぬみたいな展開をお約束でやっとる感覚に近い(笑)

◆レグくんおったつ
 リコちゃんが「レグがおったつ、機械なのに」みたいなんを言っていて、たしかにそれは謎やな!と思った。
 排泄もなんかの汁出てるみたいやし、痛みも「偽りだ」みたいなんをボンドルドに言われてたっぽいけど
 理由なく勃起機能あるとは思えないからなんか理由があるんだろうな。

◆ナナチのにおい
 嗅いだら落ち着くしおったつ。

◆ボンドルドの声優さん
森川智之さんじゃないですか!!
ずーとぴあの!!!
東京ディズニーシーのアナウンスでおなじみの!!!
(D脳)
それしか知らんのですけど!イケボですね。
はじめ小野大輔さんだと思っていました。映画館だったのでコバラヘリーノかと思いこんでいました。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

<総評>
★★★★☆ ほしよっちゅ!
ということで、めちゃくちゃ久しぶりに日本アニメの映画みたけど良かったです。
ただ、さすがに入り込みきることはできませんでしたが(笑)。
何がいいかって、友情勝利だのなんだのそういうことじゃないというとこです。
取捨選択もするし、選択が間違ったりもするし、抜けたりもある。
さすがジャンプじゃないだけはある。と思ったのはガチの思いです。