下衆なマニヤの有神論

小説を書き続け(途中絶筆したが)十云年、自分の力が如何程のものか試したい。

【趣味】映画「アラジン」(実写・吹き替え)鑑賞!!!

↓日本公開前に香港に見に行ったの巻
tora-kaibuntei.hateblo.jp



怒濤の日本語吹き替えも鑑賞!
これで、香港でノーマル2D、香港でIMAX、日本でTOHOのMX4D(字幕)、ユナイテッドシネマの4DX(吹き替え) で見たことになる!

んでまずひとつ言いたい。
自分は基本TOHO系で見る(ポイントたまるし)派だったんだが……
今回初めてユナイテッドシネマの4DX体験したらもう、めっちゃびっくりした!
TOHOのMX4Dのぬるさ(笑)!あれはもうね、赤子ですよ赤子。
ユナイテッドシネマのえぐいくらいのガタガタと体が前傾するほどのナナメ!
なんか既視感あるなぁと思ったら、ランドにあるスターツアーズでした!!
あれレベル!!!ちょっと酔う感じもあれ!!(スターツアーズは吐くほど酔うけど)

いやーすごかった。TOHOでは感じることができなかった浮遊感、没入感を全身で感じてきた次第。
なお、感じすぎて、バスなどで爆睡するタイプの自分は、朝早くに出かけて行っていたこともありガタガタしながら何度か爆睡こいた。

ユナイテッドシネマすぎょい!!!





さて、日本語吹き替えで見た感想(あとそれで気づいた感想)も追記したい。
正直ディスりも入ります。見たくない人はみないでください。




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◆くそどうでもいい映画泥棒のこと
 何度も見てるのに新しい発見があって新鮮!でおなじみの映画泥棒。
 今回見てたら「ダウンロードするのも違法です」のところでポプコンとジュースが使ってるマグカップ
 ハートの絵が入ったおそろだった。はぁーびっくり。今まで気づかなかった。えろい。


◆吹き替え配役に関して
ジャファー
北村一輝さんは発表当時「おう、まじか」と思っていたものの、香港で映像を見たら(この感じは北村一輝や)と思った。
高さと冷たい低さを感じさせる個性的な声はなかなか無い。
個人的には、実写のジャファーの吹き替えとしては良いと感じた。

ジーニー
ジーニー。

(アラジンは別途記載)

ジャスミン
木下晴香さん。放映前の特別映像などで、作品愛を語っている姿が非常に好印象だった。
そして実際歌を聴いてびっくりですよ、すごい!と。
自分は基本的に作品の前情報をあまり入れていきたくないタイプなので、ほとんどその映像も見なかったけど、それでも「この人にジャスミンをやってもらえて良かった」と感じるレベルだった。
スピーチレスの吹き替えは全く聴かずに行った。
んで、衝撃。あのパワフルな歌声をしっかりと踏襲して歌っている。
木下晴香さんの方が透明感のあるピュアな歌声だけど、それはそれで素敵。
はえーすげぇーと画面に釘付けです。すごい!



◆吹き替え台詞全般
翻訳いずみつかさ さん
訳詞もちよりこ さん
もともと自分はあまり吹き替えで見ていなかった&原作アニメが好き過ぎるということもあるので
正直なところ結構がっかりする部分が多かった。

①言い回しが寒い
ジーニーに「それな」と言わせたり「イケメン」「神ってる」など。
今の時代を終えたら背筋が寒くなりそうな言葉がぶちこまれている。
これさ、媒体になった時には修正とかするの?せんやろ普通。
この寒い単語が羅列したものが、数十年語も見られていくわけやろ。
自分は耐えられません。なんでこんな寒いワードを選んだんだよ……。

②全体的に言葉が荒い
アラジンは気が優しい犯罪者です←
どちらかというと、アニメは子供っぽく声も甘い。だから言葉遣いがやや優しい。
実写は少し大人の雰囲気になっているからか、なんか追っ手に向かって結構な暴言を吐いていたりする。
全般、語尾がきつかったり荒かったりするのがすごく気になった。
あ「321で飛んで!」 じ「321で飛んで!?」
あ「どうしてまねしてるの」 のあたりは可愛かったのになぁ。
あの語尾の優しい感じで作って欲しかったなぁ……

ジーニーがアラジンに向かってナチュラルな場面で「おまえ」って言う。
アニメでも言ってたかなぁ。口論のときとかは言ってたかもしれんけど、全般アラジンのことを「お前さん」とか「アル」って呼んだりしてたと思うんだけどなぁ。違和感。

③歌詞の無理矢理感
もともとね、英語を日本語に変えること自体が大変なんだと思うんですよ。
でも、歌っている俳優の口と日本語の口の開きが全く合ってない。
言葉の最中だけならまだしも、最後の伸ばす語尾がぜんぜん違う!
素人の見た判断なので本当の翻訳の人には笑われるかもしれんが、自分が感じたことなので言わせてもらう。

たとえばアニメ版だと

「I can show you the World (口の形「お」と「う」の間くらい)」→
「見せてあげよう(「う」)」
「Shining, shimmering, splendid(「う」と「い」の間くらい)」→「輝く世界(い)」

「A whole new world(「あ」と「う」の間くらい)」→「おおぞら(あ)」
「A dazzling place I never knew(う)」→「目がくらむけれど(お)」

という風に、ぴったり……ぴったり……ではないけど、それなりの母音の口の形であわせてるけど
今回ガン無視で作られてないか??その歌詞もあまり好きじゃない。
あと字余りが擁護できんレベル。

実写のための新曲スピーチレスなんかは特にずっとジャスミンの顔を追ってるので母音の乖離が酷い。
ただ、あそこまで表情を追われるとやりようがないのかもしれんなぁとも感じた。
「speechless(スピーチレス)」という印象的な単語を歌い上げるのに「叫べー」という単語が使われているのは結構自然だった。秀逸。


◆アラジン
中村倫也さん。
放映前の特別映像で「自分がアラジンに抜擢された」話をしていたけれど、正直……
なんかちょっと「自分は別に興味無かったけどマネジャーが勝手に」みたいな雰囲気がバリバリ感じられて自分は目が飛び出そうになった。
実際になにを言っていたのか覚えてないけど(見返す気もないけど)なんであんなにかっこつけようとするんすかねこの人。
ほかの特別映像でも、なんかカッコつける姿がイラつくというか……
あれは緊張の裏返しかなんか?よくわからんけど。
んで、特別映像見てたらそんだけイキッてた割には歌が上手くない。
どうやらファンが「そんなことないよー本当はもっと上手いんだよぉー」と嘆いていたらしいけど、じゃああの場でそれを知らしめて欲しかった。
木下さんがパワフルに歌い上げただけに尚更差が露わになってしんどい。
日本で行われた特別イベントでもなんか……どうなんだろう。
基本的にポケットに手をつっこんで人前に現れる人がすげぇ嫌いなのと信用できないのでイヤ。
ーーという気持ちを抱いての鑑賞。

アラジンの声は結構合ってた!
アニメ版より青年っぽい感じは俳優にも合っていていいと思う。


ただ、歌い方に癖があって「ホーニューワー」の「ニューワ」あたりで変なしゃくりを入れるのがすげー嫌いだった。
変なしゃくりを入れるから、その後の木下さんのピュアでまっすぐな声に圧倒されまくる。

あとこれは中村さんが悪いわけじゃないと思うんだが「one jump ahead」のリプライズの歌い方がすっごい雑に感じる!!
状況見たらさ、あれは基本的に絶望に打ちひしがれてにじみ出てきてる歌なわけですよ。
そりゃアニメはドブネズミだの罵倒されて泥にぶちこまれてテンションがた落ちの超悲しい状態で歌うからマックス悲しいわけですけど
実写版だってドブネズミだと罵倒されて、とぼとぼ家に帰ってからの歌。
そのへん、メナ・マスードはちゃんと「弱々しくもあらがい、明日を夢見る寂しい感じ」で歌い上げているのに、なんでそれを聴いても日本語吹き替えが「くそったれめ!俺を理解しようとしないじゃねーか!」みたいな歌い方になるんだ??

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<アニメ(神)>
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一回聴いて衝撃すぎた。
もういっぺん聴きにいくしかないな。←泥沼


◆猫をお風呂に入れなければ!
ダリアがプリンセスジャスミンだと偽ってごまかすところ。
「私は猫を風呂に入れないと」と言って去っていったダリアが「侍女さーん、猫は一人でお風呂に入れないわよー」
みたいなんを言うとアラジンが怪訝な顔で「猫は一人で体を洗えるだろ?」的な事を言っているシーン。
何度見てもギャグの意味がわからない!!なんだろうあれ!!!!


◆ジャファー「Woman!」
ジャスミンと結婚式をしようとしているおちゃめなジャファー。
誓いの言葉をもたつくジャスミンにぶち切れて「Woman!」と叫んで切れます。
これめっちゃいいよなぁ!と思っていたんだが、吹替ではなんか普通の言葉になってた。
あの一言って、短気で本来のドブネズミ感のあるジャファーの素だと思うんですよ。隠しきれない育ちの悪さっつーか。
そのへんが、吹き替えで一気に失われているのが残念。

ジャスミンの母の国シェラバードの地下牢に5年いたジャファー
砂漠でアラジンにグチるの巻。かわいい。

◆腕輪
四回見てやっと気づいた。
ジャスミンの腕輪は亡くなった母親の形見だった。
それを失うことを怖がっていた時、ジャスミンはまだ国の法律や押しつけられる価値観にがんじがらめになっていた。
それはジーニーもそうで、腕輪をつけていることはランプに封じられ自由ではないことを意味している。

この実写映画は、アニメではなく実写なだけあってただの娯楽としてというよりも、社会的に訴えかけたいテーマがはっきりしていると感じる。
それはキャラクターの対比で多くの表現がされている。

法に縛られて敬愛するサルタンを傷つける事を命じられるハキームは、自分の気持ちと法に挟まれ苦しむ。
法に縛られて好きでもないバカ王子と結婚を迫られるジャスミンは、自分の気持ちと法に挟まれ苦しむ。

自由を求めて人間になることを望んだジーニー。
力を求めて魔神になることを望んだジャファー。

ほかにも対比があるかな??見るのがたのしい。



つーことで、日本語吹き替えはいろいろ気になりすぎてだめです。
自分の期待が高すぎたのもあるし、いろいろ難しい部分もあるだろうし、この実写映画「アラジン」の評価を下げるまででもないけど
まー一番は、吹替の言葉のチョイスが激寒いところが問題だったな!と感じました。ハイ。