下衆なマニヤの有神論

小説を書き続け(途中絶筆したが)十云年、自分の力が如何程のものか試したい。

【趣味】映画「マスカレード・ホテル」鑑賞

『邦画の予告美少女高校生は往々にして余命いくばくかしかない。』でおなじみの芥文亭虎太郎です。

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チョ・マテヨこと木村拓哉さん主演のマスカレード・ホテルを見た感想を述べたい。

公開2日後くらいに見たんだが、感想は早く書かんとだめだなやっぱり。

 

他映画の予告で結構見ることがあったが、「検察側の罪人」で自分の中でキムタク株が上がった(というかそもそもキムタクという意識が無かった)ため、今回のキムタクにも期待が高まります!

つーことで感想をいつものごとくネタバレ上等で言っていきたい。

 

 

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◆キムタクはキムタクだがそこがいい!

 なんか癖になる(笑)。

 これはきっと、今話題の「キムタクが如く」のプレイ動画を見ているからってのもでかいだろうなぁ。

 身近というか。木村が身近である如くである。

 

長澤まさみいいなぁ!

 足すっげぇ健康的でありながらエッッッッロ!とおもいました。

 そんで、真面目そうな感じとかめっちゃリアルに居そうなキャラでした。

 

渡部篤郎渡部篤郎

 「リカコォー」という印象がぬぐえない渡部篤郎。やっぱり渡部篤郎と思ってみていたけど

 おそらく10年近くぶりに認識した渡部篤郎はいい感じに年を取っており、ただの「リカコォー」ではなかった。

 

◆生瀬さんの茶番感すげぇ

 なんかキムタクageのために登場させられたみたいなキャラクターで可哀相だった。

 しかもageただけで、特にそれ以外なにも起きないし何もない。ただ、可哀相。

 最悪居なくてもなんの問題もなかったキャラクターだと思う。

 (キムタクのキャラクターが成長するためだとしても大げさすぎる)

 

◆レリゴー姉さんの迫力すげぇ

 出てきたとき「は? レリゴー姉さんはどこにも出てなかったやんwww」と思ったけど出てた。

 あまりにものことすぎて自分は純粋にびっくりちまちた。本気で。

 あと、さすがの演技の迫力もすごかった……たぶん、自分は松たか子の演技を見るのも今まであんまりなかったと思うので

 本当にそのキャラクターがこの世に居るような現実っぽさもあり、驚いた。

 しかしなんつーか……動機に対してやってることがしょぼいというか……もったいねーなぁ……と思った。

 

◆第一の殺人の犯人発表のときの手前左端の女優さん(モブ)

 すっげぇ刑事感あって良かった。ものすごく印象に残ってる。

 たぶん、表情とかしぐさとかに真剣で切羽詰まった感じがあったからだと思う。

 めずらしくこの作品はモブの人たちの動きや挙動が楽しく、輝いて見えた。

 それは「ホテルで事件が起こる」ということを知っていての、見る側の心理っていうこともあるだろうけど

 それがまた楽しかった。

 

◆面白かった

 東野圭吾作品は小説を読んだことが無いんだが、ソツなく映画になって、ソツなく面白いなぁというイメージ。

 そういえば東野作品で初めて見た映画「秘密」(ちょっと前にドラマ化もしてたんかな?)は無茶苦茶号泣したな。

 

◆犯人の正体はアハ体験(死語)に近い

 無理やり感あるけど、すっげぇすっきりする犯人。

 

◆エンドロールすごくいい。見ないと損。

 センスのいい邦画のエンドロールってなかなか無いけど、すごく洒落てて興味深いエンドロールだった。むっちゃ好き。

 

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【総評】★★★☆☆ ほし、みっちゅ!

何 全 体 的 に ク レ ー マ ー を

 い い 話 に し よ う と し て ん ね ん 。

 

結局「クレーマー」「わがままな客」に翻弄されるホテルマ

と考えたらなんか殺人とか壮大な話もどうでもよくなる感じのはなし。←元も子もない