下衆なマニヤの有神論

小説を書き続け(途中絶筆したが)十云年、自分の力が如何程のものか試したい。

【趣味】いろいろ観た(盆栽・ミュージカル)の感想

ここんところ、色々観たので感想書いておきたい。

<盆栽>
盆栽観た。←情報が適当
盆栽の見方や評価の仕方も知って非常に楽しかった。
昔、自分も盆栽をやろうと思って一つ買って(確か姫りんご系だったと思う)大事にしてたけど日光にやられてもうた。
あーいう、外に出しっぱなしでもだめだし出さないのもだめ、みたいな手のかけ方は自分には無理じゃと痛感した出来事だったなぁ。

また、「シャリ」という評価があるのを初めて知った。
幹の一部が勝手に枯れて白化したものの入り方を、その言葉で評価していくらしい。(あってんのか?)
これは究極のワビサビだと感じた。
というのも「幹の一部は生きていてまだすくすく成長しているのに、同じ幹の一部分からは白化してしまっている……それでもその盆栽(木)を構成する一部として存在している」
というのが非常におもしろいものだと思った。

しかし、色々観た結果、自分の胸にぽかんと浮かんだ思いが一つある。
『なんか、きゅうくつで可哀想やなぁ』というものだ。
盆栽自体は好きだし、観ていて癒されるし圧倒もされる。
でもその木の歴史を観てみれば、一メートル四方くらいのサイズしかないのに三百歳とか余裕で越える。
三百歳なんていったら、普通に生えてれば巨木になっているレベルだ。
それを、人が手をかけ、ねじ曲げ、人間の「美」や「芸術」という感性に合わせて生きているのを見ると、なんだか切ないような、微妙に悲しいような、そんな気持ちにもなった。

まぁ、大事にしていたはずの盆栽を二年で枯らしてしまった自分が言えることではない(テヘ!)



んで、もう一つの感想はミュージカル「コーラスライン」だ。
ブロードウェイミュージカルのオリジナルキャストが来日!ということで超先行で良席ゲットだぜー!
f:id:tora_kaibuntei:20180907172302j:plain
コーラスラインは、ダンサーたちの生き様などを描いた群像劇。
あらすじは以下だ。
ブロードウェイに立つダンサーや役者が「役をくれ!」とオーディションに参加する。
様々な思いや覚悟をもってオーディションに挑むが、そこではひたすらダンスを見るといったオーディションではなく、監督は「君のことを教えてくれ」と皆に自身のことを語らせる。
※※※※※※※※※※※※※

ざっくりそんな感じ。

自分の中のコーラスラインの印象は「ラインダンスがすげぇ」しかなかった。元々の作品の意味も良くわかってなかった。
ダンスばっかりだと思っていたため、なんか群像劇っぽい感じだというのを知ったのが公演の二週間くらい前。
しかしそれ以上知識を付けず、衝撃を楽しみにしたかったのでそのまま公演へ向かった。

結果、感想は以下。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

◆もう、途中からサウスパークがかっさらう
 あかん。
 もう、ほんとにあかん。
 自分の頭の中が嫌だ。
 あるシーンを見た瞬間に、笑いが吹き出そうになってあかんかった。

 で、あるシーンはこれ。
youtu.be


 サウスがこれ。
southpark.cc.com


 元々自分はサウスパークが好きだったけど、その後WWF(のちにWWEに改名)にもハマり
 このサウスパークの話は丁度WWEの話だったこともあり
 (そして自分が一番好きだったEDGEが出ている)非常にテンション高く最後まで見まくった話だった。
 だからこそ、ジ・アンダーテイカーが歌詞に出てくるこのオーディション風景がインパクトに残っていた。
 しかし、その元ネタを知らないままだった。

 そこにきてのコーラスライン
 初見の衝撃は言うまでもない。
 あー、やばい、このコーラスラインまでサウスパークの血肉にされとる、と思うと笑いがこみ上げて危なかった。
 ブロードウェイは全滅やな……。見るのが怖い……。


◆字幕がくそ
 自分が見たのはオリックス劇場だったんだが、もう字幕のサイズも位置も表示文字もクソすぎて、口からクソがでるかと思った。←悪態つきすぎ
 一応、オリックス劇場は左右に出ていたけど、おそらくスピーカーの関係なのか中央にある舞台、そこから二,三メートル離れた場所に字幕という感じだった。
 遠いんじゃい!!!見づらいんじゃい!!!!

◆音が小さかった気がする
 する。

◆演者が唯一無二すぎてすげぇ
 ダブルキャストとかない!本人しかいない!

◆オーディションに挑む緊張などがすげぇビリビリくる。
 「自分はだめだ」「あー、絶対この子の方がいい」といった、緊張によるネガティブな思考が垂れ流し。
 しかし自分が選ばれた(選考に残った)と分かるやいなや「だと思ってた☆」「やっぱりね!ほら私は大丈夫!」といった思考に変化する(笑)。
 よくわかるよ……

◆公私混同すな
 舞台監督とオーディションに来た元カノがいちゃいちゃしすぎ。
 オーディション中に悶着しすぎ。
 アメリカではそういうのがざらにあるんかなぁ。自分がそんなん目の当たりにしたら「いやもういいからあとでやれやそんなん」と口に出しそう。
 しかもその悶着の内容が「キミはスターだ、こんな端役を受けちゃいけない」みたいなややディスり(笑)。ひどすぎる。

**********************************
そんな感じでした。見てよかったなぁとは思うけど、ダンスや歌の迫力など以外に何も心揺さぶられるものが無かったなぁ。
それぞれの生い立ちとか苦労とか苦悩を聞いても「へー(・∀・)」としか感じなかった。

つーことで感想でした。