下衆なマニヤの有神論

小説を書き続け(途中絶筆したが)十云年、自分の力が如何程のものか試したい。

【趣味】「文豪・泉鏡花と球体関節人形展(弥生美術館)」

行こうかどうしようか悩んでいたが、悩むくらいなら行ってまえと思って行ってきました。

東京都文京区の「弥生美術館」で行われている「文豪・泉鏡花球体関節人形展」です!

http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html

 

 

大昔は人型(全身)のものが大嫌いだったんだが、なぜか突然ブライスプーリップにハマッたことがあり

おかげで人形が平気になった。

そういえば高校の時分には部屋に石膏首像のラボルトがおったな。あれの方がよっぽどこえーわ。

 

 

つーことで行ったわけですが、まぁ大きいサイズの球体関節人形っていうのを見た事がなかったので、存在感がすさまじかったです。

正直泉鏡花自体は読んだことがなくて(すみません)ほぼ「鏡花ウチら、お初だよね~マジ卍~」状態ですが

自分の感性の主体であるエログロナンセンス的な部分の琴線には触れる世界観だった。

 

その世界観を圧倒的なパワーで押しきってくるのは球体関節人形

つーてもなんか、一部球体関節人形じゃなくね?と思うものもあり!(素体が球体関節人形なんか??わからん)

今回初めて拝見した作品でグッときたのは三浦悦子さんの作品。(球体関節人形じゃなかったのもあった)

山本タカト的な雰囲気をバンバン感じたんだが、どうやら個展みたいなのも山本タカトと同じ分類で行っておられるようなので

お耽美エログロ系で合ってるんだろう。正式名称は知らぬ。すみません。

 

世界が深すぎて、自分は球体関節人形の沼には落ちなさそうなんだが、世界観はいいなぁ。

 

人間っていう「生(せい)」のものでありながら、呼吸をしている素振りすらないその周囲の空気は完全に冷気なわけで

それって「死」と同じ状態なわけで、それならば人間は死んだらこの人形と同じなのか?

否!人間はただの器ではない!

 

といったすげぇめんどくせぇ考えが頭をぐるぐるしていました。

自分の器は基本がらんどうですよ。

たぶんネズミがコック帽の中で操作をしています。(フランスのかほり)