下衆なマニヤの有神論

小説を書き続け(途中絶筆したが)十云年、自分の力が如何程のものか試したい。

【日常】ちょっと何言ってるかわかんない

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まとめサイト見てたら広告で出てきた。
この手の漫画って誰が読んでるんだろうかと思いながら観察してたんだが
結婚してフラストレーション溜まっている女性ないしは男性またはフラストレーションの溜まっていない人が読むんかなぁ。
↑適当な考察



それにしてもこれ見てて何一つ「論破」などしていないし
自分はスッキリもなにもしないんだがどうなんですかこの広告。魅力的なんか?
マンガ自体の出来は分からないけど、広告って読みたくなるようにするもんやないですか。

この違和感、長々と語りたい。

<広告内容>
モテ系姑「素材の味が全然分からないじゃな~い。どれもこれも濃すぎるわよぉ」
サバサバ嫁「濃すぎて素の味が分からないなんて まるで誰かさんの厚化粧みたいですねー」
販促文字<はい論破>


気持ち悪いなぁ、本当に気持ち悪い。
姑と嫁の関係はしらんが二人の絵の間に「VS」と書いてあることから、仲は良くないことが察せられる。
そこにきての、露骨な姑の嫌みだ。おそらく嫁は毎度のように言い返しているんじゃないだろうか。
しかしこの嫁から発されている言葉は「味が濃い理由」でもなんでもない。
「誰かさん」といいつつも「特定の人間」であることをはっきりと口にしている。
また最後のコマで姑が唖然とした表情をしていることから、姑に対していままでどれだけそういった言葉が投げつけられたかを思わせる。
もはやこれは相手を傷つけるだけのただの悪口だ。
それを論破と評するなど見当違いも甚だしい。

つーかこの嫁、自称サバサバにも程があるなぁ。
【サバサバ】態度や性格が、物事にこだわらずさっぱりしているさまなどを意味する表現。(ウェブリオ国語辞典より)

この意味を考えたらこの嫁はサバサバじゃないだろ……。少なくとも人を傷つけるような人間につけたくない称号だ。


ということでどうしたら本当に姑を論破できるか考えてみた。




<論破しない展開  九州編>
モテ系姑「素材の味が全然分からないじゃな~い。どれもこれも濃すぎるわよぉ」
サバサバ嫁「なるほどですね!」
販促文字<はい論破>


<論破しない展開  世渡り上手編>
モテ系姑「素材の味が全然分からないじゃな~い。どれもこれも濃すぎるわよぉ」
嫁「そうですか、味付けって難しいですね。今度お義母様の秘密の味付けぜひ教えてください!」
販促文字<はい論破>


<論破(嫁の言葉は主観なので疑問符は付くが)>
モテ系姑「素材の味が全然分からないじゃな~い。どれもこれも濃すぎるわよぉ」
サバサバ嫁「塩分濃度0.8を濃度計で計り作りましたがお口に合いませんでしたか。しかしながら濃度0.8以下になると素材そのものの旨味などが引き出されないと感じます。ダシも増やせば塩分濃度は上がりますので、素材の味を取るか、旨味を取るか、お義母様がお選びください」
販促文字<はい論破>



作家さんは丹精こめて作品を生み出しているはずだ。正しく広告を作っていただきたい。そう願う。