下衆なマニヤの有神論

小説を書き続け(途中絶筆したが)十云年、自分の力が如何程のものか試したい。

【ネタ】最近心を動かされたこと

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自分の好きな曲をyoutubeで聞けるように、再生リストとまではいかないがブックマークをしている。

最近はすっかり落ち着いた。幼少期はヘヴィメタルを子守歌にしていたのに。←嘘

幼少期とは言いすぎだが高校自体はどっぷりヘヴィメタルだった。寝るときもメタル、通学もメタル。その後進学してからはメタルのライブに行きまくった。モッシュに突撃し、最前で吐きそうになりながら拳を衝き上げていた。ジャーマンメタルのライブを見たくてドイツへ一人旅をしたこともある。自分の青春はまさにメタル抜きでは語れない。

なお、現在でもジャーマンメタルの「RAGE」(活動停止中)は自分の心臓の一部となり鼓動と共に鳴っていると思っている。

 

と、メタルを語ったが、音楽は好きだが決してメタルが自分の根底にあったわけではない。根底はやはり耳馴染みの良いJ-POPだが、自分は「好きなメロディライン」であることが視聴条件第一に来るため、人気の曲だろうと嫌いなものは嫌いだった。

そんな中でやはり自分の魂の部分だと思うのは、槇原敬之なわけです。(あと中島みゆき

自分の記憶が曖昧だが(そして年齢がバレるが)大昔にやっていた「子供が寝た後で」というドラマの主題歌に「もう恋なんてしない/槇原敬之」が流れた時、小さかった自分はテレビにかじりついてずっとその曲を聞いていたらしい。

大人の話だから意味が分からないなりに見ていて、最終回のシーンはギャン泣きした覚えがある。

線路の向こう側に、子供が元妻?に連れられて歩いていく。父と一緒に居たい子供は「パパ!」と声を出すが、追いたいが追う事を許されない父(多分柴田恭平)は立ち尽くすしかない。妻と子供が渡り切ったところで遮断機が下り、互いの間を塞ぎ、電車が通り過ぎたらもうそこには子供も妻の姿も無い――今でも頭に鮮明によみがえる。胸が締め付けられて、ただただ悲しい気持ちを抱いた早熟な自分。ただ、アレが最終回だったかどうかは不明という残念な頭である。

そんな衝撃的な出会いを果たし、自分はずっと槇原敬之が好きだったわけだが、とうとうyoutubeでは我慢ならなくなり、御用達レコチョクで10曲買ってもうた。

やっぱり切ない片思いや、他人に理解されない恋の曲を作らせたら最高峰だと思います。それのバックグラウンドに、本人が曲にぶつける程のどれほど辛い思いをしたかなどはもちろん無視できないが、その想いを音楽に昇華させたうえで、我々との経験は違おうと「そうだな、こうだったな」と思わせる事の凄さ。畏怖すら覚えるわマジで……。

 

<買った曲>

■四つ葉のクローバー は最高です。何度聞いても涙が出る。

■THE END OF THE WORLD カセット(古)に入れて何度も聞いていた。ものすごくストーリー性の高い、本当に濃厚な小説を読んでいるような気持ちになる曲。

■LOVE LETTER

■Life Goes On

■Fall

■君への愛の唄

■Alone

■素直

■HAPPY DANCE

■Remember My Name

■モンタージュ

<どうして無いんじゃ……レコチョク……>

■君の後ろ姿 絶対あって欲しかったのになんで無いんじゃろう。勘弁してくれ……槇原敬之聞いたらコレ聞かないと締められない……

■軒下のモンスター うん……そうか……欲しかったよ……。

 

そんな音楽熱を再燃させた先日、定食屋で豚丼をカッ喰らってたらめっちゃいい曲が流れてきた。

以前にも書いたが、自分はテレビを見ないので、最新の音楽とかがよく分からない。分からないなりに気になる曲は歌詞をメモしたりして探す。その曲が不倫ドラマの主題歌だろうが、アニメの曲だろうが、いいもんはいいから聴く。

その定食屋は昔「明日への手紙/手嶌葵」を発掘した所だ(多分世間一般には普通に浸透しきっていたタイミングだったと思われる)。

歌詞をメモする。

『少しづつ滲んでく 零れ落ちた涙 眠れない夜見上げた空』

で、帰宅してから調べてたら(スマホ無いもんで)「君を待つ/Aimer」という曲であることが判明。youtubeで観たら、MVが露骨な歌詞連動で正直ゲンナリしたが、曲はいいのでMVを見ないで曲だけ聴く事にする。

MVは、物語をそのままなぞればいいっていうもんじゃないと思うんですよ、自分……。そんな物語は一人ひとりの頭の中に浮かんでいて、その中で共感を抱いているのに、はっきりと具体的な感情をキャラクターに演じさせてしまったら、その曲のその感情は「キャラクター」のものになってしまう。

それは自分ではなくて、あくまでも演じるキャラクターだから、こっちは一気に「見る側」になってしまい共感できない。

……と、自分は思うわけで。だからはっきりと内容をなぞるMVは嫌いです。

 

リンクを貼れる曲でMVが秀逸だと思うものはコレ。

チーミー 『フレ!フレ!大丈夫!』 - YouTube

コブクロ - 蕾 - YouTube

リンクが貼れない(MVのUPだめ)けど「Life is.../平井堅」も素晴らしいMVだとおもいます。

あー。やべぇ「蕾」のPV見てたら嗚咽でるほど涙が……。

 

テレビを見ないから最新の曲などは一切分からないが、聞いた時に先入観なしで音楽の良さを感じる事ができるのはありがたい環境だと思う。

これからもテレビを見ません。(なんの宣言だよ)