下衆なマニヤの有神論

小説を書き続け(途中絶筆したが)十云年、自分の力が如何程のものか試したい。

【ネタ】思い出す色々

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<ネタを思い出しつつ、つらつらと色んなことを書きたい>

自分は映画が好きだと以前書いたが、色々好きだ。色んなジャンルのものも観る。

で、その中に香港映画(つーかカンフーアクション)があるんだが、最近ジャッキー・チェンの作品を見ていて思ったことがある。

ジャッキー・チェンの演じるキャラクターって、タイバニのおじさんに似ている……。

こう、飄々とした、ダラダラとした感じをしつつも、キメる時はキメるというか。特にスパルタンXだな!

スパルタンXを見ていると、プロレスの三沢しか出てこなくなるので注意されたし。

香港によく旅行に行くが、あの街のパワーはすごい。心休まるところがまずない(笑)。なのに、そこに全力で突っこみたくなる。あのパワーが、早送りなしのアクションを生むんだろう!

ジャッキー・チェンのコメディ色強めのアクションも、硬派なブルース・リーも、コメディ100%のサモハン・キンポーも大好きだ!

香港映画の「恋する惑星」などの、ヤクザや恋愛映画っぽいものは、どちらかというと純文学テイストだが興味が沸かない。どうしてだろう。

 

<タイバニ>

基本的にハマると酷いことになるので、情報をシャットダウンしている自分に「企業広告が載ったヒーロー」という情報が入ったため、その興味だけで観たのがお終いだった。

めっちゃハマッたのは言わずもがな、東京まで舞台も見に行ったし、「自分の限界を決めるもんじゃない」というおじさんの言葉に強烈に胸を打たれ、当時起こった震災では九州から復興活動にも参加した。

自分の考えを動かしたアニメは、後にも先にもあれだけだろうなぁ、と思う。

ハリウッドの実写映画化どうなっとるんやろう……正直すごく楽しみです自分!!

 

<好きな映画>

ジャッカスなど(ガチの)糞映画、コメディも大好きだが、そこそこ話題になったりしたもので、かなり好きな、胸に響いた(又は印象に残った)ものは「最強のふたり」「インセプション」「パフューム」。

 

最強のふたり」はフランス映画で、よく行く映画館の劇場外モニターに予告が流れていて、映画の空気感に引き込まれて珍しく見たくなったヒューマンドラマだった。

ちなみにアホほど涙が出て、非常に暖かい優しい気持ちになれる素晴らしい作品だ。

 

インセプション」は、映画館で観た時さっぱりわからなかった(笑)。分かったようなつもりでいてもモヤモヤして、最終的にブルーレイを購入して何度も見るわけだ。

初見で付いていくのに精一杯で、二度目を見てもよくわからず、何度も見てやっと自分なりの見解が生まれてくる感じ。

内容が曖昧で説明不足のため、難解な印象があるが、何せ「夢の中の出来事」なので映像が楽しい。主人公たちの環境も、衣装も、立場も、年齢も自由自在。だって夢だもの!という感じ。「ゆめだもの!」で解決できるフワッとした内容にもかかわらず、全体のバランスが素晴らしいと思う。

 

「パフューム ~ある人殺しの物語~」自分的にはコレが一番性癖的に(?)グッときた(笑)。そもそも「フロム・ヘル」や「スリーピー・ホロウ」など“切り裂きジャック”的なあの時代のヨーロッパが好物なので、あのあたりのくっさそうなエログロには慣れている。

慣れているはずの自分でも、おもわず「くっさ」と鼻を覆いたくなるような映像演出(特に主人公のグルヌイユが産まれる魚市場の汚さたるや凄まじいものがある)がたまらない!画面から臭って来るなんてすごくないか!

そして主人公の「香り」への執着のド変態具合、すげぇ。あくまでも主人公は「香り」を求めて動いているだけで、そこに人間らしい感情など一切無い。だから「好き、嫌い」も無い。「快感、不快感」だけで、目的の為に衝動的に動いている。

その気合が素晴らしい。初志貫徹カッコイイ!←何

しかし香りに捕らわれ続けた主人公グルヌイユの存在ってなんだったんだろう……と思わせる最高の映画。

 

ぜひ見てほしい。