【創作・小説】ムーンライトノベルズ投稿小説更新(6)
「小説家になろう」系列ムーンライトノベルズ(18歳未満閲覧禁止)
にて投稿中の「【BL】潔癖症の俺がアイツにアナルを許すまで」<第6話> 心 的 外 傷 (2)UPしました。
BLとは言いつつも、主人公の一人「猫戸」の大学時代の普通の恋愛(異常だけど)の描写なので、恋愛小説を書いてる気分で楽しかったけど、実際は内容がアホみたいに暗いので書いてるとしんどかった。
また、自分の小説は基本的に「明確な悪」は出ないようになっている。
自分は「立場によって善悪は変わる」という認識なので「このキャラクターの立場に立ったら、そりゃこうするよな」等理解ができるものしか書けない。
(だから映画のオーメンみたいなのは書けない(笑))
その割には今回結構「悪」寄りの女性キャラクターを出した。
ただし、女性キャラクターの立場からすれば煮え切らない猫戸に腹も立つし、就活がうまくいかないことも、彼女の立場が苦しい一因になっている。
何事も善だけでは物事が動きませんねや……。でもそれが本当に「善」なのかどうかは、立場による。
自分が信じているものが本当に正しいものなのかどうかは不明。
なお、自分の信条として「善かどうかは置いといて、皆が健康で笑顔でハッピーなら良し」というものがある。
ハピネース!
【日常】 激 痛 !!
指の腱が切れてから約1カ月半。2週前には病院に行き、固定を外して良いと言われてその場で外した。
かゆ~
超かゆ~
だって1カ月ずっと固定状態で金具外してねーんだもの~かゆ~
指は完全には真っ直ぐになっておらず、やや曲がってはいたものの、負傷当時の「第一関節からポッキリ90度」は治っている。
まぁ、このくらいなら許容範囲かなぁ。と思い通常生活開始。なお、夜と気になるときだけ装具をつけて補助する形。
そんで近日までその状態でいたんだが、装具を外して3時間くらいは調子いいのに、6時間後には結構な角度まで第一関節が折れてくる。
その事を先日病院で主治医に言ったら「そりゃダメだわ。固定しなおし」と言われてまた固定の生活になってもうた。
しかも前回に比べて、指はノーマルの神経を取り戻してきているので激痛。すっげぇ痛い。
病院の後に家に帰ってうつらうつらしても、激痛で目が覚めたらポイントは指という始末。いてぇよ!マジですっごいいてーーーよ!!!
常に痛みで片手が震えておるもの。これ大丈夫なんか?
半分が優しさという正体不明の何かでできているという薬事法違反のアレを飲むべきなんか?
いってぇーーー!触れるとさらにいてぇーーー!!!!
なお、今回与えられた装具は5個(笑)!好きなようにとっかえひっかえつけていいらしい。
ミャハ!これでオシャレも楽しめちゃう☆★ミ
全国の負傷男子、負傷女子も安心だネ★☆彡
色々書いて誤魔化そうと思ったけどやっぱりいてぇー!
【創作・小説】ムーンライトノベルズ投稿小説更新(4)
18禁ムーンライトノベルズの【BL】潔癖症の俺がアイツにアナルを許すまで 4話を投稿しました。
コレも前回同様長くなりそうだなぁ。と思っています。
飽きが来る前に一気に書き上げたいタイプなので、集中しておきます。
――で、他の投稿作は出力環境にないので止まっている状態。データで送れるところもあるようなので、そこにしようかなぁ。←そんな決め方でいいのか
【小説・創作】ムーンライトノベルズ投稿作更新と、カクヨムの警告
ムーンライトノベルズに投稿している「【BL】潔癖症の俺がアイツにアナルを許すまで」を更新しました。
http://ncode.syosetu.com/n6154eb/
18禁とはいえ、ほぼエロくないんですけど。今のところは。そこに行きつく迄が長いんだよなぁ、自分。
――で、以前まで投稿しつづけて完結したのが「【BL】潔癖症のアイツが俺にアナルを許すまで」だったんだが、実は数日前に「カクヨム」から警告を受けていた。
完結もしてるのに突然の警告で「なんじゃ!?」と思ってたら、ルール違反がありますよ!それを複数の人が注意してきてますよ!とのこと。
内容は以下。
**********************************
tora_kaibuntei様の投稿について、
確認したところ、利用規約に抵触する以下の内容がございました。
違反箇所1:近況ノート 2017年6月27日00:50 18禁で他サイトに続編UPしてます
違反箇所2:投稿作品のタイトル
違反箇所3:投稿作品の紹介文
違反理由:
以下のカクヨムサービス利用規約第13条(禁止事項等)
13.当社の承認を得ずにおこなわれる営利目的の行為
16.性行為やわいせつな行為等を目的として利用する行為、
24.本サービス又は第三者のサービスの運営を妨害する行為
違反理由解説:
・
・カクヨムではR-18相当の投稿はできないため、
***********************************
ぶっちゃけこの
<違反箇所1:近況ノート 2017年6月27日00:50 18禁で他サイトに続編UPしてます>
に関しては、自分の無知と確認不足でした。近況ノートのタイトルにする文言のはずでは無かったんだが、タイトルにしてもうてた。
これは指摘を受けないと気づかなかった部分で、本当に失礼な事をしていた。
ついでに言えば、「タイトルにしていなかったとしてもそれが誘導になっている」のであればアウトなので、これは完全にアウト。アウトオォォーー!
頭を垂れて反省する次第です。
<違反箇所3:投稿作品の紹介文>
これに関しても、ほぼ違反箇所1と同じ理由です。反省しろよ自分。糞馬鹿が。
で、引っかかったのが
<違反箇所2:投稿作品のタイトル>
これです。これに関しては、カクヨム運営側がアウトと判断されているのでもちろん修正した。
ただし、タイトルのどこが悪いのかの表記が無い。とはいえ、万が一指摘されるとしたら単語の「潔癖症」なのか「アナル」なのかと悩んだ結果「アナル」と推測して
「【BL】潔癖症のアイツが俺に___を許すまで」という名称に変更してみた。
それでまた注意が入ったら他のとこなんだろう、という曖昧な改善方法。
そして「___」にしたせいで、余計にイマジネーションが膨らみエロさが倍増するというオチつき。←個人差あり
<結果、カクヨムからは「改善確認したよ」メールをいただいた……>
タイトルの指摘に関しては、もちろんカクヨムに掲載する上で「アナル」が不適切だということだから「カクヨムに掲載するなら」改善しないといけない事だと思う。
ただし、「アヌス」ではないわけで、「アナル」という言葉がそのまま性に繋がるという認識の方がエッチなんじゃないのか?
ここは「アナル」じゃなくて完全に医学用語の「エイナル」の方が良かったのか?
「エイナル」であれば指摘を受けなかったのか?
など、完全に「はいそうですよね!」とはなってくれない自分の心境。
人の認識は100人十色でございます。一応、そんな自分のへそが曲がっとるのは理解しております。
<そんな中……>
すごいなぁと思ったことが一つ。
カクヨムさんは、内容までは少しも指摘・言及してきておりません。
まぁ、根本的にユーザーから「こいつキメェんだけど」と指摘を受けたのが3点だけだったのかもしれないですが
話の内容は、「アナルのア」の字も出てこないまま完結し、結局主人公たちもキス止まりというヘタレ具合なわけで
ただ「題名がキメェから中身もキメェんだろ」という決めつけが無い事は凄いと思いました。
ということで悶々としすぎて全く小説を書く気にならず、本日やっと改めて書くか…と思い至り書いたものをUPした次第。引き続き
【趣味】映画「パトリオット・デイ」鑑賞
見たかった「パトリオット・デイ」見てきた。
2013年のボストンマラソンで、実際に起こったテロがどのように収集されていったかを、犯人逮捕まで追ったもの。
基本的にはノンフィクション風である。「風」というのは、主人公のトミー(ポスターとかにデカデカと載っている)は実在しない人物だからだ。
【鑑賞条件】
日時:平日夜
埋まり具合・客層:埋まりは1割くらい。客層は男女比8:2
さてでは、ネタバレ有りの感想を言っていこう。
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■ほのぼのした「愛国者の日」を襲った悲劇
こちとら何が起こるのか知っているから、見ているとしんどい……というのはよくある事。
今回も見ていてつらかったが、その「辛さ」は、目の前の、そして一般の人に何が起こるか分かっているというところにある。
■平凡な愛国者の日を過ごすそれぞれの人
始めから、たくさんのシーンでいろんな人が出てくる。
モブではなく、ちゃんとスポットがあたり、名前も紹介されて、細かい心理描写がある。実在の人たちだ。
今回、展開・表現方法としてすごくおもしろいと感じたのは、初っぱなから映るその人たちが、直接「ボストンマラソンテロ」に関する人ではないことだ。
初っぱなからしっかりとその人たちの1日のスタートを見せられると、「あぁ、この人たちテロでどうにかなってしまうんやろか」と想像してしまうが
実際に冒頭から紹介されたそれらの人のなかで、テロに巻き込まれるのは少数だ。残りの人は、何事もなく、ただ「テロが起こったという事実」を知って一日が終わる。
話しが進展していくうちに、紹介された人たちの感情や境遇、他の人との関係などが深く掘り下げられていく。
「いったいどうしてこの人はこんなに掘り下げられているんだろう」と思い、こっちは不安を抱く訳だ。
まだ元気でいるのに。ボストンマラソンのテロにも巻き込まれなかったのに。いったい彼らには何が待っているのだろう。そんな不安とはらはらする思いが沸き上がる。
自分はこんな感じの手法の映画を見たの初めてだった。
■主人公トミー
実在しない主人公トミーは、今回の事件の解決の為に奔走し、苦しみ、戦った人の全ての要素を含んだ象徴的なキャラクターになっているらしい。
それは、このテロの解決を一人にスポットを絞って行くことが出来なかったからという理由だそうだ。
なるほど。
ではこのトミー、見ていてどうかというとそんなにいい感じではない。
初っぱなからあんまり人望がない。でもまぁ、嫌な奴ではないっぽい。
くだらない事件の犯人捕獲の為に、ドアを蹴破り膝を壊し、痛みを我慢しながらマラソン大会のゴール地点を守っていて、今回のテロに見舞われる。
ここまで書いておいてなんだが、この主人公トミーにはまず全く共感できなかった。
リアリティが感じられないというか……部下だかを殴って、やること(捜査?)に制限をされているらしい事が始めにほのめかされるんだが、その時点でクソじゃねーかと思ってしまう。
そして、テロ後はいち警察官なのに首をつっこみまくりである。
FBIの捜査にも首をつっこむし、意見も言っちゃう。
だめだめだった奴が、本気になったらすげぇ的なアメリカンドリームがそこにちらついてしまうのは自分がゆがんでいるからだろうか。
それはエンディング前に、おそらくアメリカンのこころを揺さぶったであろう決めゼリフにもいえる。(別項目で記述する)
トミーには妻がいる。マラソン大会の警備中に膝が腫れてきたからと、妻にサポーターを持ってきてもらうんだが、妻はテロにぎりぎり巻き込まれずに助かる。
「愛する人の無事を喜ぶ」という感動であろうと思うんだが、実在しない人のエピソードをあんまり掘り下げられてもぐっとこないんだよなぁ。←非情
そのほか、二人には子供ができずつらい思いをしていて、不妊治療からかえってきて車から降りたら近所の子がいて、妻が悲しそう(?)な顔で……とか言われても、実在しない人のエピソードをあんまり掘り下げら(略)
■テロに巻き込まれた人々など
・子供の遺体に8時間(?)付き添い続けた警官が、涙ぐんでいたのが印象的だった。
・当時、人命救助が先だから、家族だろうがカップルだろうが収容できる病院にがんがん運ばれていく。
身元が分からない人は回復を待っていたんだろうが、見てるこっちとしては「あーあの人と夫婦なんだよぉー、一緒につれてってやっておくれよー」という気持ちにもなる。つらい。
・テロの怪我描写などは、血が地面に流れたりしてはいるものの、そこまでの表現ではなかったとおもう。
PG12ではあるので、そこそこだとは思うが・・・直接的に、ちぎれたり破損した人体がしっかり映るという場面はなかった。
負傷したおばさんの「あれはなに!?足が転がってる!」といったようなパニクった発言はあったものの、それがそのまま描写されることはなかった。
■犯人役の二人
下手すればヘイトを集めそうな役だが、よく引き受けたよなぁ。偉い。
どっちもイケメン(役者が)だったのがつらい。
■ケヴィン ベーコン
事件後、FBIが来て、自分のスキなベーコン様登場である。渋くて格好良い!良い役なのに悪役に見えてしまうところはさすがベーコン様である。
お年を召してもいい感じの役者やなぁ。
■テロ実行犯判明まで
ベーコン演じるデローリエが登場すると、「なんだおまえら!」みたいな警察と「いやもう、ちょっと黙って」的に冷静なFBIの対比が少々描かれる。
まさに事件は現場で起きている感覚。いいねーいいよー所轄の苦悩は本部にはわかんないよね!
……という組織あるあるを感じながら、そこはにやにやと見ます。
結局FBIの管轄となり、デローリエは広いところにテロ現場をざっくりと復元させ、トミーを呼びます。
出たー出たよー所轄の意見を聞く本部の人きたよー!
ということで、トミーは様々な質問に的確に想像を働かせ「室井さん!こっちす!」と室井さんを案内します。
このシーンはすごく緊張感があり、そしてヒーローっぽさがあって興奮した。何せテロの犯人特定への大きな糸口だから。青島さすがだ!
このシーンは本当に緊張感と高揚感のある部分だと思うが、真実だったんかなあ。少なくともそういう意見を述べていた地元警察官がいたんだと信じておきたい。
■テロ犯人の二人
isisでもなく、ただの一般のイスラム教のアメリカ人だった二人。
今回の映画では、二人でなんとなくようつべのイスラム動画を見てなんとなく感化されている感じが出ていたが、実際のところはどうだったんだろう。
今回の映画はメインの視点が警察、FBIや町の人といったいわゆる一般的な「善」の視点だったわけで、テロを起こしてしまった二人のバックボーンまで掘り下げる事はできないのは分かる。壮大すぎるしな。
でも、普通の生活を捨ててまでもテロを起こした理由が未だに分からないんだよなぁ。
感化されるにも、そこまでに行き着く理由があるだろ。
一応、逃走中に「おまえは911の真実を知っているか。あれは嘘だ。アメリカの自演だ」「あれを理由にして、イスラムを攻撃しようとしている」的な発言があった。
もっと深く掘り下げていた方が自分は好みだったが、犯人側の境遇や思考を映画かすればへたすりゃ反アメリカ的な意識を育てかねないのは理解できるので仕方ないことだと思う。
■「うん!ヒーローだからね!」を地で行くアメリカ
へこたれるわけにはいかない。負けない。
そんな市民や国を挙げての気合いがヒシヒシと感じられた。
■中国人留学生をデートに誘えた警官ショーン
一番出てきてほしくないシーンで出てきてしまった。泣いた。
■緊張で心臓が止まるかと思った・・・
中国人のダンが新しく買ったベンツを乗っ取り、人質状態で連れ回す犯人。
ダンは「さっき俺は警官を殺ってきた」という犯人の言葉に、何も抵抗できない。
圧倒的な恐怖のなかで、犯人の話を聞き、最終的には犯人の検挙までへのヒントを残すわけだが
もうこのシーンで自分緊張しすぎて、マジで心臓が止まるかと思うほどドックンドックンしとった(笑)。
こんなに自分も緊張して、手に汗を握るのはほぼ初じゃないかなぁ。スマホ取り出して、彼がどうなるのかネットで先に調べたくなったもん。
それを我慢して見た結果のカタルシス。すさまじいものがありました。
■ウォータータウンでの壮絶な銃撃戦
これスゴかったっす。町中で、爆弾を投げたりするような銃撃戦が繰り広げられていたなんて知らなかった!
何がすごいって負傷した警官はいたけども、犯人兄以外誰も死んでいない。
銃を威嚇で構えたことはあれど、使用などしたことのなかった警官たちが勇気を振り絞って犯人に挑むのは、すごいことだと思う。
犯人を追おうとしたトミーの車を間違えて銃撃したのは、実際にあった事なんだろうか・・・。気になる。
■トミーが犯人弟を発見
「おまえが見つけるんかい!どこまでも出しゃばるやっちゃな!」というキモチ。
■トミー「愛が悪に打ち勝つんだ」
たぶん、この決めゼリフがすべてを物語っている。
これを聞いて「うぉおおおおお!」って思うんだと思う。
でもこの言葉、すごく曖昧だと思う。自分は。
「じゃあ愛を持って、銃を捨てたらどうなのか?」とか「その愛はどういう宗教のどういう定義なのか?」とか、いろいろあるわけで。
いわゆるアメリカの「愛」でもって、イスラムの「悪」の思想に打ち勝ったという印象も強い。
難しいよなぁ、これ。
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つーことで★★★★☆ほしよっちゅ!
しんどかったし、辛いのでもう見たくないけど、冒頭のモブ(じゃない)紹介からはじまるところは、一般の人の生活を素直に見られるし
夫婦のやりとりはどれもめっちゃかわいいし、その表現手法を知らなかった自分は感動すら覚えた。
なお、これを見た帰りには「チームアメリカワールドポリス」の主題歌がぐるぐる頭をよぎった。
なんか色々、興味持って見てるものの傾向が分かってきたぞ。
自分は基本的に「ノンフィクション作品」が好きなようだ。
同じく映画好きな友人に「(ばかうけ型UFOでおなじみの)メッセージ」が良かったぞと感想を聞いたが、心惹かれる事も無く……
次に見たいものは銀魂かなぁー。←ノンフィクション?
【創作・小説】ムーンライトノベルズ投稿小説更新(2)
【BL】潔癖症の俺がアイツにアナルを許すまで - <第2話> 猫戸の背中、立川の背中
1週間に2話くらい?と思ってたのにもう投稿してもうた。
我慢ならんかったんじゃ……許してたもれ……
先が書きとーて書きとーてしゃーないんじゃ。
とりあえず今週出張があるから、新幹線内でガンガン書くんじゃ。
往復、寝ない予定なんじゃ。
あくまで予定なんじゃ……
【趣味】映画「ちょっと今から仕事やめてくる」鑑賞
大分前に見たので、これも感想を忘れる前に書きたい。
【鑑賞条件】
◆日時:平日夜レイトショー
◆埋まり具合・客層: 埋まりは3割くらい。客層は男性社会人が多い印象。年齢も高めだと思ったが、はたしてその人達はこの映画をどう感じたのか。
前情報として……原作未読、他の映画の前に流れる予告で、見たいなーと思ったパターン。
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◆しょっぱなで見る気がちょっと失せる
いっちばん、本当にしょっぱなのシーンで、美しい海から広がる星いっぱいの夜空を見上げる青年と少年のシルエットがある。
何語だか分からない言葉で、なんか「星になったらママに会える?」みたいなのを会話しているんだが
こちとら何も分かってないので「えwwww会社どこいったんwww何語wwwウェヘヘ」となってしまい
突然の置いてきぼり感に見る気が失せる。
やばい、このままだと見れる自信が無い……と思い約5分後。現代社会の映像に切り替わりました。あー良かった。結構長かったなあれ。
◆主人公とその周囲
主人公の青山は、仕事は多分そこそこできるけど「空気が読めない」感じのキャラクターである。
上手い事育てたら、きっと何の問題も無くちゃんと仕事が出来る人間だが、何せ上司の圧がスゲェ。
上司の吉田鋼太郎キョワイ。もう字面見ただけでキョワイ(笑)。
こんな理不尽に暴力振るったりあたり散らしたりする上司に当たったことはないなぁ。会社の風土もあるんやろうけど。
自分は上司に「売上達成もしてないのに帰るの?ラクな仕事でいいね!」とか言われたりするが
「DE・SU・NE!後は残りの皆に期待してます!お疲れ様でしたー!ピャッピャー★」とひとっつも気に掛けず帰る。
もし。この主人公のように入社時から吉田鋼太郎みたいな上司だったら、ガチガチに恐ろしくてそんなのも言えないんだろうなぁ。
◆電車に飛び込みそうになる主人公青山
気力が無くなり、絶望してなんとなくふらふらと電車に寄ってってしまう。
うん、分かる。分かるよ。ここまでの展開はリアルで見ててしんどくなった。
◆ヤマモト
福士蒼汰演じるヤマモト。謎の男という役だが、めちゃカワイイ。ウザかわいい。ストーカーかわいい。
◆ヤマモトの無茶を真面目に怒る主人公青山
怒る内容が現実的で好感が持てる。もっと「お話的」な、非現実的な、その先を見据えたような言葉を使うかとおもいきや
ちゃんと、ただの真面目な社会人の目線で意見を言っていてとても良かった。
◆ヤマモトの距離感
スーツを買いにいくのについてってネクタイの色について意見を言ったり、すっかり彼女気取りなわけだが、そりゃあれだけの近さだったらゲイと疑われても仕方ないわな。
「死にそうな顔をしている奴を放っておけなかった」とはいえ、その距離感はいかがなものか?
しかし死にそうな顔をしている奴を止めるには普通の距離感より踏み込んだ、ヤマモトみたいな不躾な距離感が必要なのか?
分からん。死にそうな顔をしている奴を見かけたことないし、気にかけてもないし、そもそもヤマモトでもないからわからん。
◆死ぬかどうか分からん奴を止めに、一回出た改札をもう一度入り直す
すげーわ。一目ぼれだろそれ。
いや、一目ぼれでもせんわそれ。
◆黒木華先輩素敵
立ち居振る舞いがすっげぇ素敵!めっちゃエロ素敵ぃ。
あんな先輩だったらついていきたいどころか、好きになるやろ。なんで主人公は黒木華を好きにならんのだ?
まぁ、結局は好きにならんで(傷が浅くて)良かったわけだが。
吉田鋼太郎に抱かれているかと思えばそうでもなくて残念。黒木華先輩の顔が快感にゆがむのを観たかったんだどもなぁ。
まぁ、期待する場所間違っとるわなぁ(笑)。
先輩の役柄の気持ちも分かるから辛い。
◆自殺しようとする青山を必死で探すヤマモトにグッとくる
ヤマモトは結局青山を自殺の寸前で引き留めることになるわけだがヤマモトを天使だと信じて疑わない
(正直多分どうでもいいと思ってしまっている)青山は、ヤマモトが現れたことを当然のように受け止めている。
でも実際天使でもなんでもない、普通の人間のヤマモトは「青山の家を覗く→青山がいない→最近連絡しても全然でない→ヤバい」という思考にすぐ直結して、散々走り回り青山を探し回った結果、ギリギリで青山の自殺寸前に間に合ったわけで。
主人公目線で進む話だから、見てるこっちも「あぁ、ヤマモト間に合って来たわぁ」くらいにしか思わなかったわけだが
実際のヤマモトの必死さを映像で見せられると、かなりグッときた。
◆小池栄子いい女優になったなぁ……
いい路線進んでますね。
カンブリアでは、いいツッこみや一般目線の意見をちゃんと言って、演技でも非常に重い役をしっかりとやっている印象。
今回も凄い良かった。「この人、凄い頑張ってる(努力家)なぁ」といつも思う。
◆青山の気力の無さに深く共感する
仕事の失敗で、ヤル気も無くして気力も無くして何もする気が起きない青山。部屋が汚くなり、実家から送られてきたブドウは食べられる事なく萎びてハエが集る。
――正直、見ていて非常に辛くなった。リアルすぎるやろ、あれ。
気力が無くなると、何もする気が起きないのはもちろんのこと、親の気持ちすら煩わしくなる。アドバイスをはじめとした優しさに応える気力も無いため
「そんな事言われたってこっちはどうしようもねーよ」という感情が沸き、結果苛立ちや「もうしつこいわ!」というオチになる。
自分も、親から送られてきたジャガイモを腐らせたことがある。それを思い出してすごく悲しくなった。親、ゴメン。
◆青山の実家のシーンで号泣してもうた
で、実家。青山は、会社(?)をクビになった父親を恥ずかしいと感じていたわけだが、めっちゃ農家やってるやん……
軌道に乗るまで大変だったかもしれんけど、少なくとも子供を大学に行かせられるぐらいの感じやったんやん……で、今はやってる農業が普通にイケてるやん……
何が不満だったのかちょっとわからん。クビになった事が恥ずかしいというのがわからんのもあるけど
その後取り戻してしっかり生活しているのになんでそんな言われ方せないかんのじゃろうか……
持ち直してしっかりやってる親を誇らしいと思わないんじゃろうか……
◆「辞めます!」
仕事を辞める事を言い切った青山だが、その言いざまは決して捨て台詞になっておらず、しっかりと元・仲間だった皆を思いやる内容と態度だった。
安易に「ざまぁみろ、やめてやった」という雰囲気ではない。そうした方がカタルシスもあるんだろうけど、それではリアリティに欠けるし
残された側には、それはそれで影響(問題)があるわけで。
辞める側と残される側のリアルな心境がにじみ出ていて、凄いと思った。
まぁ、会社から出て「辞めたったどーーー!ウヒョー!!」となる気持ちは分かる(笑)。
◆終わり方……
原作もあんな終わり方なの???
あんなブロマンスみたいな感じなのか???
主人公がヤマモトをゲイじゃないかと疑うシーンがあるが、その勢いで普通に過ごしていて欲しかったなぁ。
わざわざヤマモト追っかけて移住せんでもええやん。会うだけでええやん。アイツはあっちでやりたい事(叶えたい夢)叶えて、自分は日本で普通に幸せ見つけよう、でもいいやん。
それがダメだったのはなんでだろう??
……と考えると、明らかにヤマモトの境遇や意思に心揺さぶられ、その人柄に魅せられ、共にヤマモトの夢を叶えたい、自分の夢もそこにあるだろうと思ったからに他ならない。
それって恋やんか。もう。
あのまま二人一緒にあそこおったら、2週間以内に処女喪失やぞ主人公。←言いすぎ
◆エンドロール入りぎわ
海岸で追いかけっこをする現地の子供と青山。現地の少女が転倒しても助けない青山www
大丈夫か、その心意気で!普通助けるだろ、助け起こすだろ。
気丈にも子供が自分で立ち上がって追いかけてくるじゃないか!
その後をさらにおいかけるヤマモトが、その子をちょっとかまっている所に癒される!
大丈夫か青山!
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つーことで、★★★☆☆ほしみっちゅ!
なんかこう、自分としてはそこまでスッキリもしないというか、ちょっとモニョモニョが残るというか。
だがこの主人公に関しては万々歳なんだろう。
まぁ、泣いたわ(笑)。